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腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



随分と寒さが増してきて、家のリビングにもホットカーペットを出してきました。
まだ点けてはいませんが。

お店の中も、足元が冷えるので先日から“ハロゲン”君が出動してます。
これ↓


ピンポイントで温まるので重宝しています。


そう言えば、先日こんなお客様が来られました。
ご年配の男性です。

お客様「ちょっと、すんません。オメガの電池は置いてはりますか?」

店主「オメガの電池交換ですね」

お客様「うん、いや、そうなんやけど、オメガ専用の電池はあるんでっか?」

店主「オメガ専用という訳ではありませんが、電池交換はもちろんできますよ」

お客様「いや、よそ(他店)でね、これはオメガ専用の電池ではないとダメだって言われたもんですから」

店主「いえいえ、電池の規格は皆共通ですから。うちでは主にソニーの電池を使わせてもらってます」

お客様「え!? オメガの電池やなくてもええの!?」

店主「オメガは時計を作っているメーカーで、電池は作ってないですよ」

お客様「あぁ、そうか。なら、交換してちょうだい」


時々こう言う風に間違った認識をされたお客様がいらっしゃいます。
オメガであろうが、ロンジンであろうが、グッチであろうが、ブルガリであろうが、シャネルであろうが、エルメス...もういい?
電池はサイズさえ合えばどこの電池でもキチンと動きます。

もしそんな全メーカー毎に電池を揃えなければいけないとなると、うちのような小さな店舗(2坪ほどです)はストック電池で埋まってしまいます。

そんなことになったら、『千と千尋の神隠し』に出てくる“釜爺(かまじい)”のように6本の手で店の壁4面全て埋め尽くされた小さな引き出しをチャカチャカ開けたり閉めたりしないといけなくなる。

電池の種類は50種類弱。
これだけ↓
 これで大概の電池交換はできます。


別のお客様「兄ちゃん!この腕時計の乾電池を入れ換えてくれ!」

って言われる時もあります。


乾電池って...掛け時計や目覚まし時計じゃないんですから(苦笑)

腕時計の電池はこんな形↓
 交換済みの古い電池

小さい方が“酸化銀電池”と言って1.55V。大きくて平べったい方が“リチウム電池”で3Vです。

デジタル時計や電卓、電子辞書、車のリモコンキーなどにはリチウム電池が多く用いられています。

単1とか単3の乾電池ではありませんのであしからず。


ソーラーウォッチ用の充電池の交換はお預かりになる腕時計修理専門店トゥールビヨン
電池交換お待ちしております。

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