腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



本日、7月20日は人類が始めて月面に降り立った歴史的な日です。
1969年7月20日、アポロ11号の月面着陸船イーグル号から
ニール・アームストロング船長に続き、着陸船パイロットのエドウィン・
オルドリンが月面に降り立ちました。

このミッションに際し、アメリカ航空宇宙局(NASA)は幾つかの
市販腕時計を無作為に抽出して試験を行いました。
温度、気圧、湿度、衝撃、振動、加速度・・・。11項目もの過酷なテストを
全て見事にクリアしたのが唯一オメガのスピードマスターだけでした。

スピードマスター・プロフェッショナル(手巻き)には“宇宙遊泳40周年
記念モデル”等、数々の記念モデルが出ていますが、現行定番モデルの裏ブタ
にもしっかりと
『THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON』
『史上初の月面着陸を果たした腕時計』と刻印されています。

映画でもお馴染みのアポロ13号。指令船オデッセイの酸素タンクが爆発し、
アポロ13号の起動制御エンジンやコンピューターの誘導システムが全てダウン。
帰還船が地球帰還の飛行航路からズレ始めるという、最悪を絵に描いて額縁に
入れたような問題も発生。
起動を修正するため帰還船のエンジンを10%だけ点火させ、正確に14秒間
再噴射するしか地球に帰る方法はない!

ドキドキしてきましたな~。

クルーの一人、ジョン・スワイガートがスピードマスターを構え、再噴射操作を
行うジム・ラベル船長に合図を送る。噴射が始まると同時にスワイガートはプッシュ・
ボタンを操作し、14秒を正確に計測。アポロ13号はこの再噴射時間の正確さにより、
無事に飛行経路の修正に成功。地球帰還を果たす。
NASAではスタッフが大喜び。
帰還したクルーを迎える家族。抱き合う父と娘。
エンドクレジットが流れる...
まさしく映画のようなシークエンス。私なら緊張してプッシュボタンを押す指が
異常なほどプルプル震えてスカタン計測しますな。まちがいない。

で、宇宙人っているんすかね?いるんでしょうな。「X-ファイル」観る限りでは。

宇宙に神秘的なロマンを求める方も腕時計が壊れていたら現実の世界に戻ってこれませんよ~。
そんな時は腕時計修理専門店トゥールビヨンへどうぞ



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