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原発運転コストとは?

2024年08月23日 | これから何が起きるのか?


 原発コストは太陽光発電の何倍? アメリカの最新試算でわかった驚きの数字 次期基本計画でどうする日本政府 東京新聞 2024年8月21日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/348660

 原子力発電のコストが上昇している。米国の最新の試算では、既に陸上風力や太陽光より高く、海外では採算を理由にした廃炉も出ている。
 日本政府の試算でもコストは上昇傾向だ。年度内にも予定されるエネルギー基本計画(エネ基)の改定で、原発を活用する方針が盛り込まれれば、国民負担が増えると指摘する専門家もいる。

 ◆岸田政権は「原発を最大限活用」
 政府は福島第1原発事故後、エネ基で原発の依存度を「可能な限り低減」する方針を掲げてきた。しかし岸田文雄政権発足以降、2023年のGX基本方針などで「原発を最大限活用」と転換。エネルギー安全保障や二酸化炭素の排出抑制を回帰の理由に掲げるが、事故の危険性に加え、コスト高騰のリスクもはらむ。

 米国では23年、民間投資会社ラザードが発電所新設時の電源別コスト「均等化発電原価(LCOE)」を発表。原発のコストの平均値は、陸上風力や太陽光発電の平均の3倍以上だった。経年比較でも原発のコストは上がり続け、14年以降、太陽光や陸上風力より高くなった。

 均等化発電原価 発電所を新設した場合のコストを電源種類別に比較する指標。建設、設備の維持管理、燃料購入にかかる費用を発電量で割って算出する。日本では、1キロワット時の電力量を作るのに必要な金額で比較することが多い。
 経済協力開発機構(OECD)や国際エネルギー機関(IEA)の国際的指標として使われる。単純なコストだけでなく、補助金など政策に関連する費用を含めて算出する場合もある。

 国内では、経済産業省の作業部会がLCOEを計算。21年の調査では30年新設の想定で、原発のコストは1キロワット時あたり最低で11.7円。前回15年、前々回11年を上回った。一方、陸上風力や太陽光のコストは21年でみると、原発とほぼ変わらなかった。

 ◆専門家「再稼働でも再エネ新設と同程度」
 東北大の明日香寿川(あすか・じゅせん)教授(環境政策論)は、「原発の建設費用は1基あたり1兆~2兆円」と説明。コスト上昇の要因として、事故対策費用がかかる上、量産が難しいことを挙げる。
 「最近の原発は事故対策を強化した新型炉が中心で、技術が継承されておらず、高くつく。太陽光と風力は大量生産で安くなったが、この効果が原発では働きにくい」と指摘する。

 経産省はエネ基の改定に合わせ、年内にも最新のLCOEを発表する見通し。明日香氏は「今年は21年と比べ、原発新設のコストが上がるのが自然。再稼働でも再エネ新設と同程度という調査もある。政府は原発の活用を進める上で、はっきり『安いから』とは言わないだろう」とみる。

 ◆原発活用でも「電気代下がるとは考えにくい」
 海外でも日本と同様に、原発推進にかじを切る国は増えている。しかし、原子力資料情報室の松久保肇事務局長は「近年はコスト高で原発の廃炉や計画断念、建設遅延が相次いでいる」と指摘。
 実際に国内の原子力研究者らでつくる研究会のまとめでは、米国で11年以降、13基が経済的な理由で閉鎖された。松久保氏は「国内も、原発の活用で電気代が下がり、国民の負担軽減になるとは考えにくい」と話している。

【関連記事】福島第1原発の事故処理費用は23兆円…2023年末に2兆円引き上げ 収束の道筋が見えず、さらに膨らむ恐れ
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/312473

【関連記事】原発推進派を集めて「エネルギー基本計画」議論スタート 「関係者だけで決めるのか」…批判に政府の反論は?
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/327327
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 引用以上

 経産省の説明する原発運転コストの中身は?

 2017-10-31 原発のコストを考える 資源エネルギー庁
 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/nuclear/nuclearcost.html

 【原発のコストは「発電原価」と「社会的費用」に分けることができます。
 発電原価とは、発電施設の建設と運用に関わるコストのことで、具体的には施設の建設費、燃料費、運転維持費、また使用済みの核燃料を加工して再度燃料として利用する核燃料サイクル費(サイト内リンクを開く「核燃料サイクルの今」 )や、廃炉措置をとった場合にかかるコストなどを含みます。
 また、2013年に定められた新規制基準に もとづく追加の安全対策費などもここに含みます(サイト内リンクを開く「原発の安全を高めるための取組~新規制基準のポイント」 ) 。

 いっぽう、社会的費用とは、賠償費用などの事故リスク対応費用と原発建設地への立地交付金など(税金)のことで、原発の運用に間接的に関わるコストといってよいでしょう。

 試算では、設備容量120万kWの原子力発電所が、設備利用率60%・70%・80%で、40年あるいは60年稼働した場合という複数のケースを想定して計算しました。
 事故リスク対応費用は、福島第一原発での事故対応費用を参考に、120万kWの原発1基が事故を起こした場合を想定して、約9.1兆円と想定しました。
 設備利用率70%の場合、合算すると、原発にかかる発電コストは1kWhあたり10.1円となります。】

 上の試算だけを見ると、なるほど原発電気には利用価値がありそうだと思い込まされ、大半の日本国民が欺されているのだが、資源エネルギー庁の原発コストには、決定的なウソがある。

 「福島第一原発での事故対応費用を参考に、120万kWの原発1基が事故を起こした場合を想定して、約9.1兆円と想定」
 と書いているのだが、2023年度までで、血税から捻出された事故始末費は、すでに23兆円を軽く超えている。この費用は、最終的に100兆円でもすまないと多くの人が予想している。

 私は、被曝誘発ガンのメカニズムが学問的に確定されたなら、損害賠償額は1000兆円規模と考えている。
 また核事故廃棄物の処理に必要な時間も、人類の滅亡時間よりも桁違いに長くかかると思う。
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/312473

 東電は、事故から1年後を目処に、事故原子炉の核燃料デブリを取り出すと豪語していたが、放射線を知る我々(私は放射線取扱主任資格者)は、そんなことは妄想の類いと、まったく信用せず、冷ややかに見ていた。
 デブリは、13年後の現在も、事故時の8割のセシウム137ガンマ線が存在し、10センチの距離で数百シーベルトの放射線を出していて、水槽などで遮蔽しない限り人間が近寄ることさえできないのだ。

 爆発によって地上に散乱した使用済み核燃料は取り出せたものの、当然のことながら、原子炉内でメルトダウンを起こした溶融デブリには、事故から13年後も、まったく手を出せていない。

 福島第一原発 核燃料デブリ試験的な取り出し 準備作業を開始 2024年8月22日
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240822/k10014555411000.html#:~:text=%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB%E3%80%81%E6%A0%BC%E7%B4%8D%E5%AE%B9%E5%99%A8%E3%81%AE%E5%86%85%E9%83%A8,%E3%81%A7%E5%9B%9E%E5%8F%8E%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

 昨日、(8月22日)に行われた3グラムのデブリサンプル取り出しも、もちろん失敗した。
 https://www.youtube.com/watch?v=s_zX9Wij6Pw
 人類は、数十シーベルト毎時の被曝に耐えうる機材など持っていない。電気信号に必要なケーブル類が、ガンマ線放射線重合作用によって一瞬で破壊されてしまうのだ。
 そして、いかなる生物も、デブリを直視することさえできない。それが可能になるのは300年後である。

 フクイチ事故の完全始末にかかる時間は、おそらく数十万年、費用は1000兆円を超えるというのが私の試算だ。資源エネルギー庁の試算は、原発を正当化する目的の真っ赤なウソしかない。

 資源エネルギー庁の上のコスト試算に、使用済み核燃料の処理が含まれていないことに気づいた方がいるだろうか?
 フクイチ3号機はプルトニウムMOX燃料を使用していた。そしてフクイチ事故後再稼働している原発のすべてで、同じMOX燃料が使用されている。

 この使用済み核燃料の処理には、想像を絶する莫大な費用と、人類史を桁違いに超える時間が必要なのだ。それは人類の未来を真っ暗に閉ざすほどの悪魔的な負の遺産である。
 MOX使用済み核燃料は、莫大な崩壊熱のせいで、地上で500年間の強制冷却を行い、保管キャスク内部温度が、100度以下に下がった段階で、はじめて地下数百メートルに設置した恒久保管施設に収容することができる。

 そこで放射能が減衰して無害化する時間は、実に10万年である。マイナーアクチノイドのなかには100万年を必要とする核種さえある。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827227.html

 MOXに莫大な崩壊熱がある理由は、MOX燃料が最大2割強しか利用できないこと。それ以上使うと白金族が生成されるため、溶融処理できないこと。そしてプルトニウム240という極めて不安定な自発核分裂性を持った物質が生成されて、即発性核臨界核爆発の危険が出てくることだ。
 だから、世界中の原発は、危険なMOXの利用を諦め、使っているのは日本だけだ。

 そもそも地上での強制冷却期間の500年でさえ、人類史の最長安定政権記録である江戸幕府の264年の約2倍であり、この間に、国が滅亡したり、別民族の支配下に入ったりすれば、冷却が責任を持って継続される保障は存在しない。
 もし強制冷却が中断すれば何が起きるのか?
 使用済み核燃料キャスクが過熱し、ひび割れやピンホールが発生し、内部の超危険な放射性物質が環境に飛び出してくる。

 最初に、クリプトン85のような希ガスが出てくるが、次にセシウム137やストロンチウム90も噴き出す。そしてプルトニウムXやウランXなど超長寿命のアクチノイド元素が噴き出てきて環境を壊滅的に汚染するのだ。
 汚染された場所に人が住めるようになるには、気の遠くなるような年月が必要だが、たぶん、そのとき人類はいないだろう。

 もはや費用の問題ではなく、コスト試算の問題でもない。人類の生存環境を問題にしている。
 この問題を、資源エネルギー庁は、完全に無視し、あたかも核廃棄物が存在しないかのように振る舞い、虚偽のデータを見せているのである。

 コストでいえば、Kwあたり10円というのは、落語にでもしたいほどの真っ赤すぎるウソである。事故処理費と使用済み核燃料処理費を試算に加えれば、たぶんKwあたり数万円でも不足するはずだ。
 そもそも、フクイチ事故の現在の累積処理費23兆円は、どんな金額なのか?
 日本人の生活における電気使用量は1日6~10Kwhとされる。2023年の電気料金は、Kwあたり35円だ。つまり日あたり300円前後だ。

 23兆円を300円で割れば、770億人の日あたり電気代であり、日本人1.2億人の2年近い電気代である。
 日本国民は、すでにフクイチ事故の始末代だけで、23兆円、赤ちゃんも含めて一人当たり、20万円を電気料金や税金から天引きされていることになる。
 しかも、この事故処理費は、青天井で膨張してゆく。電気料金で賄うとするなら、電気代が数十倍になるほどだ。

 経産省=資源エネルギー庁が、どれほど犯罪的なウソを並べているのか、おわかりいただけるだろうか?
 またフクイチ事故による日本人の健康被害も徹底的に隠蔽されている。
 私は、この事故の放射能で、数十年にわたって数千万人が死ぬとみていた。

 安倍政権が、人口動態統計まで改竄して被害を隠蔽し続けたので、大半の人が今も欺され続けているのだが、現在、日本では、統計予測値の死者よりも過剰に死んだ人が約4万人もいる。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6143528.html

 藤江成光氏は、これを新型コロナのワクチン禍として捉えているが、私は、このなかにフクイチ事故放射能被曝による発癌死が大量に含まれていると考えている。
 私の予測である数千万人と比べると、ずいぶん少ないと思うだろうが、実は、放射能被曝の実害をもっとも深刻に受けるのは、周産期前胎児であり、私は全世界で数百万、数千万の胎児死が発生したと予想している。
 日本政府は、周産期前胎児死亡の統計を公開していない。それは法的人間ではないからだ。

 なぜ、日本政府、自民党政権がウソ八百を並べて原発を推進したがっているのか?
 その理由は、原発の父といわれる正力松太郎、岸信介、中曽根康弘が、日本の核武装を妄想したからだ。
 核武装のためには、放射能取り扱いの専門家を養成しなければならず、核技術を蓄積しなければならない。
 だから、原発の平和利用という名目で核武装を推進しようと考えたのが、現在の自民党政権に引き継がれているわけだ。

 隠されている放射性廃棄物、使用済み核燃料の問題は、現在の医学・科学では解明できる条件がないのだが、放射能汚染は、見えないところで、とんでもない被害を引き起こしていることを知るべきだ。
 中国の内モンゴル、オルドス炭坑周辺では、ウラン・トリウム含有石炭による火力発電で、百万人単位の死者が出ているとの噂もある。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6091293.html
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6147176.html
 https://x.com/epochtimes_jp_t/status/1699356659746066861
 https://www.youtube.com/watch?v=qEmEzGv7WKU
 
 さらに、私の家にも近い多治見市・土岐市で、核融合発電研究が行われているのだが、
これも、毎日莫大なトリチウムを環境に垂れ流している。
 トリチウムは前世紀まで「弱いベータ線しか出さない安全なアイソトープ」と勘違いされてきたのだが、今は違う。
 環境に出たトリチウムが水素として水分などに変わると、生物に取り込まれ、有機化したOBTという形態に変化し、生物毒性が数万倍に増えるのである。
 https://atomica.jaea.go.jp/dic/detail/dic_detail_2269.html

 この研究は、十数年前から行われ、グリーンピースはカナダ、ピッカリング原発周辺で、トリチウムによって周辺住民のダウン症が85%増えたことを明らかにした。
 http://www.jca.apc.org/mihama/News/news125/news125tritium.pdf

 こうした人類の未来を暗黒に塗りつぶす放射能の害悪を承知で、開発が進む本質には、「自分さえよければいい」  「金だけがすべて」という新自由主義=資本主義の思想がある。別の言い方をすれば「利己主義」である。
 我々は、「利他主義」を回復しないかぎり、人類の未来は存在しないことを知るべきだ。