私が、我々の生活を支配している経団連や自民党、ダボス会議などの方針、戦略を見ていて思うことは、彼らは、「人間の生きている世界」を愛していないということだ。つまり、「人に対する愛が存在しない。」
人間よりも、むしろAIロボットやEVカーや、警察や自衛隊などの一方通行で極端な管理システムを愛しているのだ。
そして、日本国という歴史的システムを愛し、守り育てようとする若者たちを育てる代わりに、武器や安保条約、刑務所、警察の治安を愛した。つまり人を愛するのではなく、行政権力や人々を脅して従わせる法や武装装置を愛してきたのである。
彼らには、法や規則は見えても、若者が人生を謳歌し呼吸する姿は見えなかった。
彼らは、「人の生きる社会」が、やがて、すべてAIにとって変わられるのが宿命だと30年以上前から主張してきた。
https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/column/reform/ai-unemployment.html
自民党や経団連、官邸住人の眼中には、若者たちが呼吸し、愛の交歓によって人生を謳歌している現実の姿は映らず、城や軍隊、警察、戦車やパトカーなどのシステムだけが映っていた。
だから、人の生きている姿でなく、AIが人間を追放して、何でもこなす姿に憧れてきた。
企業には人はいらなくなる、代わりにAIがすべてをやってくれる。だが少数の経営陣はいる。彼らには、一人数百億円という報償、途方もない企業利権が転がり込んで、神として君臨し、雲上のライフスタイルを送る。
だが、企業経営に君臨できない一般大衆は、15分都市動物園=スーパーシティに閉じ込められて、定められ、与えられた「ゴイム=家畜」として定められた人生を送るのである。
これが、自民党・経団連・ダボス会議の目指す「理想社会」である。
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6014954.html
だが、彼らは、地球社会の本当の主役が、若者たちの好奇心と改善進化のモチベーションであることに、まったく気づいていない。
人は自分の人生に覆い被さってくる苦難、雑草、灌木を取り除き、自分たちが住みやすく、楽しい人生を送るために努力するのが本能である。
だから、グレートリセットの提唱する15分都市スーパーシティのなかで、動物園の見世物動物や家畜のように生きる人生を強要されたとしても、昔ながらの自由なライフスタイルを取り戻すことが、自分の使命であると自覚し、そんな矛盾に満ちた社会を変革するモチベーションを持つことになる。
スーパーシティ動物園に閉じ込められた若者たちは、必ず自由を求めて立ち上がるだろう。AIがすべてを定め、行動を24時間カメラで監視されていたとしても、それを破壊してしまうだろう。
「自由を求める」それが人間というものだ。AIが人間にとって変わることなどできるはずがない。
もしもAIが「便利さ」という虚構と引き換えに「生きる努力」を人々から奪う社会が来るならば、それを破壊し、原始の息吹ある社会に戻そうとするのが人間なのだ。
だが、今の自民党・経団連・ダボス会議は、AI社会や、スーパーシティが実現する前に、人類を取り返しのつかないほど滅亡させてしまうような気がしている。
それは、世界最大の「日本列島断層」で巨大地震が発生し、絶対に原子炉を置いてはならない能登半島に作られていた志賀原発が震度7の洗礼に遭った。
この地震の揺れは、志賀原発の設計上の耐容加速度を超えていた。
この結果、変圧器をはじめ無数の致命的破損が起きたのに、日本政府も原子力規制委員会も隠蔽し、米一粒ほどの反省も見せず、「安全で異常がない」と言いくるめている。
https://www.ourplanet-tv.org/48108/
この巨大地震を起こしたのは、木村政昭名誉教授が20年前に、ここに「日本列島断層」という世界最大級のスーパー断層の存在があると定めた、まさに、その断層である。
ところが、政府も地震学会も、それを完全に無視し、話題にもしようとせず、不可解な地下水原因水を持ち出した。
新しい断層活動以外の巨大地震発生メカニズムだというが、主張しているのは政府から飴をもらっている学会の連中だけで、世界の地震学者たちは、誰一人賛同していない。
そもそも、「地下水による断層接触部の潤滑効果」なんてのは、プレートテクニクスでも特筆主題ではなく、どんな断層地震でも普遍的に起きている現象だろう。でなければ液状化現象は説明できない。
地下水説が真実なら、地震とともに、能登の断層部分の至る所に地下水が噴水のように大量に噴出したはずだが、そんな報道は見たことがない。
この新説は、スーパー断層の存在と、その活動を隠蔽するために、でっちあげられた当て馬説ではないのか?
日本のように、数万や数十万でもきかないほどの世界最大級の地震国家で、発生基本メカニズムとして、突然、「地下水原因説」が出てくる意味があるのか?
もし事実なら、過去数十年にも似たような学説が無数に出ているはずだ。
わざわざ、こんな奇っ怪な新説を出してきた地震学会は、何よりも日本列島断層の存在を徹底的に無視、否定し、かつて中央構造線で起きたような連鎖活動として、これから佐渡方面や福井方面に巨大地震が連鎖することを隠蔽したいのではないか?
福井方面には、400年近く空白が続いている「寛文近江若狭」巨大地震を引き起こした花折断層帯、敦賀原発の真下を通る日本列島断層が存在している。
その若狭には15基の原子炉が存在している。現在稼働しているのは5基だ。ここに能登地震が連鎖して、寛文若狭地震M7.5のような活動が起きたなら、いったい何が起きるのか?
まちがいなく、老朽化した原子炉群は、震度7に晒されるのだ。
おまけに、原子力規制委委員会、山中伸介は、昨年若狭の40年超老朽化原子炉を60年を超えて稼働させる、破滅的方針を発表した。
原発の運転期間が60年超へ 改正法が成立、福島事故後のルール変更 岩沢志気2023年5月31日
https://www.asahi.com/articles/ASR5Z76JZR5TULFA010.html
この若狭の超老朽化原発群で、何が起きているのかは、これまでもたくさんブログに書いてきた。
40年超過、超老朽原発が7基も稼働すること 2023年10月29日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6082124.html
国内最古、49年目の原発が再稼働された 2023年07月29日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6056928.html
6月23日 恐怖の美浜原発が、中性子脆性劣化の限界40年を超えて、60年間にわたる予定の稼働を再開する 2021年06月22日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827246.html
高浜原発で危険な警報! 2019年09月09日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081373.html
大半が40年超、老朽原発である若狭原発群は、PWR加圧式が大半で、炉内に入れた試験片データから、すでに中性子による脆性劣化遷移温度が常温にまで上がっていることが確認されている。
この意味は、ECCSが作動したとき、外部の水を170気圧くらいに加圧して注入するのだが、そのときの冷却水温度が、常温なみに下がると、耐圧容器が熱せられたガラスに水をかけたときのようにパリン!と割れる可能性があるのだ。
すると、内部の数百トンの放射能が160気圧で、環境に爆発的に放出される。
何が起きるかというと千年の世界遺産都市、京都は、おそらく永久に立ち入り禁止になるだろう。関西の大半も人が住めなくなる。岐阜の我が家もアウトだ。
若狭に震度7の巨大地震が発生する=400年前の「日本列島断層」天正地震・寛文若狭地震が再来すれば、日本という国は終わってしまうと考えて良い。
だから、国は若狭周辺の日本列島断層の活動に直接影響を受ける15基の原子炉を撤去廃棄しなければならなかったのだが、国がやったことは、日本列島断層の存在を隠蔽することだった。
地震学会も徹底的に無視し、名前さえ出すのを毛嫌いしているかのようだ。今回の地震報道メディアでも、木村政昭教授を参照した記事は皆無なのだ。
つまり、国と学会メディアが一致して、必死になって、福井県地方への日本列島断層の活動連鎖伝播を隠し続けている。
結局、若狭地方の関西電力原発群は、巨大地震に遭えば、日本を崩壊させることになる。
もしも若狭の危険性、日本列島断層の存在が明らかになれば、15基の原子炉を撤去しなければならなくなり、一基2兆円、全部で30兆円の資金と原発利権を失うことになる。関西電力は倒産するしかなくなる。
そんなことできるはずがない。巨大地震リスクを認めるくらいなら、原子力村の一蓮托生で、徹底的に隠蔽し、破局事故が起きるまで運転を続け、破局事故が起きたなら、福島第一原発事故の東電経営者たちの成功体験を踏襲すればよいのだ。
すなわち、すべての後始末を国民の税金で行わせる。自分たちは高額の退職金をかすめ取って、ドバイに逃げるという最高の成功体験である。
原発は日本を完全破壊する巨大事故を繰り返して終わりを迎える 2023年11月04日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6083849.html
原発各社は巨大震災や戦争による日本国家崩壊を待つことが唯一の選択肢 2023年08月27日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6064229.html
日本国の破滅に向かって暴走する自民党 2023年05月01日
http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6033585.html
表題に書いたとおり、我々は日本の原子力行政の姿を見て、100%原発利権に寄り添った政治家たちによる原発への姿勢は、残念ながら子供たちの未来、持続可能な未来社会の存在を100%否定するものになっていると思うしかにない。
若狭原発群は、これから来る巨大地震で破壊され、それは日本社会を根元から破壊し、京都という歴史都市とともに、日本国の歴史を根底から破滅させるものだ。
今の原発政策では、もう日本に未来は存在しないのだ!