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認知症と放射線被曝

2021年11月16日 | 未分類
 2021年11月、福島第一原発事故から、10年半が経過して、何が起きるのかというと、長い被曝誘発癌の潜伏期間を超えたこと。だから、今年から、一斉に被曝の多かった東日本で、乳癌と白血病、大人の甲状腺癌を中心に、あらゆる癌が姿を現す可能性が強い。
 実際に白血病は、事故以前の10倍を超える発症率になっているといわれる。(以下は3年前の文章)
 
 やっぱり!甲状腺がんが29倍、白血病が10倍! 2018/10/11
https://85280384.at.webry.info/201810/article_94.html

だが、本当に心底から震え上がるほど恐ろしいのは、癌よりも、むしろ認知症の激増である。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1479.html

 私は、東日本で、被曝による高齢者の認知症事故が激増していることを何回かブログに書いたのだが、すべて削除されていた。
 しかし、これは事実だ。飯塚幸三老人の致死事故をはじめ、この前後に、東日本各地で大量の認知症事故が起きていた。
 https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no154/

 この事故の原因は、本当に単なる高齢化認知機能だけに帰せられるものだろうか? 違う! 2011年、環境に莫大な放射能を撒き散らした東京電力の放射能が、じわじわと人々を蝕み、脳機能を犯し、認知症を激発させているのだ。
 以下は、我々がフクイチ事故によって、どれほど恐ろしい局面に立たされているかを警告するために書いた。

 ネットを検索してみると、100%、新自由主義体制の番人=警察官と成り果てたグーグル検索では、「認知症と被曝には関係がない」と結論する論文、記事しか検索できなくなっている。
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrrsabst/2008/0/2008_0_267/_article/-char/ja

 だが、まだグーグルほど汚染されていないMSNの検索には、さまざまな問題提起の文書が引っかかってくる。

被曝により一番ダメージを受けるのは脳である → 神経細胞が死滅し萎縮する
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrrsabst/2008/0/2008_0_267/_article/-char/ja

 チェルノブイリ事故では、リクビダートルという退役軍人などの事故始末労働者が50万人も強制的に事故原発近傍に送り込まれ激しい被曝を強いられた。
 その後、数年経て、リクビダートルには心筋梗塞などの循環器系障害とともに、脳神経障害が強く表れ、大半の人々が認知症のような症状を呈するようになったと報告されている。これを「チェルノブイリ認知症」と読んでいる。

 福島第一原発事故とチェルノブイリ事故を比較すると、日本政府は、フクイチ事故の放出放射能は、チェルノブイリの7分の1にすぎないと強弁しているが、実際には、数倍であったとの報告がたくさん出ている。
 
 福島第一原発の放出放射能量は、チェルノブイリの2倍以上
 http://acsir.org/data/20140714_acsir_yamada_watanabe_002.pdf

 『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』 解説:崎山比早子さん
 https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-14685

 低レベル被曝の特殊性とリクビダートルへの影響
 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Burla-J.html

 このなかで、放射線被曝がもたらす認知症に関係する文章が、以前に比べて極端に減っているが、市民活動家の努力で、削除されずに残っているものもある。

 http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/780.html

 https://ameblo.jp/fairytree/entry-11225505922.html

 以下一部抜粋
 5.8.神経系と感覚器官の疾病 および その精神衛生への衝撃的影響より

 チェルノブイリの破局後22年、低レベルイオン化放射線は、中枢神経系と自律神経系障害及び突然引き起こされるprecipitate放射線起源脳障害の変異の、両方を引き起こすことが明白である。(Loganovsky,1999のレビュー参照) 中枢神経系のある部分は放射線障害に特に影響されやすい。

 2.神経系と感覚器官の病気による疾病率は、すべての汚染地帯で著しく増加した。(Lomat et al.,1996)

 3.先天性痙攣性症候群(てんかん)は、破局後最初の10年間に汚染地帯において有意に増加した。(Tsymlyakova and Lavrent'eva,1996)

 4.1993年から2003年にかけて、神経系疾患及び目とその付属器官の疾患からの一次罹患率は、被曝した両親から生まれた10歳から14歳の子供で、著しく増加した。(National Belarussian Report,2006)

 5.子供の神経系疾患は、最も汚染された地域の一つ--Brest州Luninetsk地区で増加した。(Voronetsky et al.,1995) 2000年から2005年にかけて、この地区の子供たちの間に精神障害発生率の増加傾向があった。(Dudinskaya et al.,2006)

 6.破局10年後、精神障害は汚染地域から退避した10代の間で疾病率の2番目の原因であった。検査された2,335人のうち1,000人あたり331人。(Syvolobova et al.,1997)

 7.神経学的疾患と精神疾患は汚染地域で有意に多かった。(31.2 対 18.0%)
損なわれた短期記憶と注意失錯が、16歳から17歳の高校生に観察された。そしてその病的状態の重さは汚染レベルと直接相関していた。(Ushakov et al.,1997)

8.重度に汚染されたGomel州Narovlya地区出身の340人の農業機械オペレーターと、汚染がより少ないMinsk出身の202人の人々とを比較すると、最初のグループは6倍高い脳血管病理発生率を示した。(27.1対4.5%; Ushakov et al.,1997)

 9.Cs-137が1,110kBq/m2レベル以上(30Ci/km2---13,875Bq/kg)の、Mogilev州Kstjukovichi地区における成人1,708人の神経学的罹病率は、Vitebsk州の汚染がより少ない地区出身の検査された9,170人よりも、著しく高かった。(Lukomsky et al.,1993)

 10.1991年から2000年にかけて、Belarusのリクイデーターの間で神経系及び感覚器官の疾病率は2.2倍増加した。(Borysevich and Poplyko,2002)

 
 1.放射線レベルが740-2,200kBq/m2(20-60Ci/km2---9,250-27,750Bq/kg)の、Kiev州Polessk地区の汚染地域で、妊婦・育児中の患者・新生児・子供を追跡調査したところ、1986以降の周産期脳障害の発生率は破局前に比べて2倍から3倍高かった。(Kulakov et al.,2001)

 2.子供の神経系疾患は、破局2年後汚染地域で著しく増加した。(Stepanova,1999)
1998年までに、子供の神経系および感覚器官疾患は、1986年と比べて6倍増加した。(TASS,1998)
 1988年から1999年にかけて他のデータが示したことによれば、神経学的疾病の発生率は10年間で1.8倍に増加した。子供10,000人あたり2,369人から4,350人へ。(Prysyazhnyuk et al.,2002)

 3.破局7年から8年後、Chernygov州の汚染された村で中学生と高校生において、より重い疲労と低められた知的能力が見い出された。(Bondar et al.,1995)

 4.調査された退避者の子供70人の内97%の脳波(EEGs)は、脳の皮質下及び皮質構造の機能的未熟さを示した。つまり、これら70人の内たった2人が正常な脳波を示した。(Horishna,2005)

 5.子宮内で被曝した子供たちは、より多くの神経系疾病と精神異常を患っていた。(Igumnov et al.,2004;Table 5.45)

 6.汚染地域の精神疾患を伴った子供の数は、1987年の1,000人あたり2.6人の発生率から、2004年に1,000人あたり5.3人へと増加した。(Horishna,2005)

 7.神経系無力症と植物性(自律神経系)調節異常の発生率は、退避者の子供たちにおいて対照群と比較して、5倍以上高かった。(Romanenko et al.,1995a)

 8.被曝した子供たちは知能が低い。(Figure 5.10---IQ値が集団として全範囲で約10低下・145以上がいない-訳者)

 9.子宮内で妊娠16週から25週に被曝した子供たちは、一連の状態を進展させる。それは次のことを含む。
・脳傷害または脳機能障害による精神的障害と人格障害の発生率増加。(F06,F07)
・心理的発達傷害。(F80-F89)
・発作性状態(頭痛症候群,G44; 偏頭痛, G43; テンカン型症候群; G40 )
・身体性自律神経機能障害somatoform autonomic dysfunction(F45.3)
・児童期の行動及び情緒障害(F90-F99)

 10.重度に被曝したPripyat市からの退避者の子供たちは、知的発達の量的パラメーター(IQ)が、Kiev市の被曝がより少ない子供たちに比べて、低かった。(Table 5.46)

 11.汚染地域において破局後最初の6年間、特に1990年以降、成人の神経系疾患発生率の著しい高まりが観察された。(Table 5.47)

 12.神経系と感覚器官の疾病率が、汚染地帯で1988年と1999年の間に、3.8倍から5倍増加した。
成人の退避者の間で、これらの疾病は人口全体においてよりも有意にしばしば発生した。(Prysyazhnyuk et al.,2002)
 1994年汚染地では、成人と10代と退避者の間で、神経系疾患が全疾病率の10.1%を占めた。(Grodzinsky,1999)

 13.リクイデーターの93%から100%は神経精神障害を患っている。それは主に器質的な症候を示す精神障害を伴う。(F00-F09)(Loganovsky,1999,2000)
 地域的な精神病分類とICD-10基準とDSM-IV基準に従って、心的外傷後ストレス症候群(PTSD)及び心身症的で器質的で異常分裂病的な人格発達が記録されている。(Loganovsky,2002)

 14.疲労を患っている、無作為に選ばれた100人のリクイデーターの内合計26人は、慢性疲労症候群(CFS)の診断基準に合致していた。
 従って慢性疲労症候群は、リクイデーターにとって、破局的事故の最も広範に見られる影響の一つかもしれない。(Loganovsky,2000b,2003)
 さらに、慢性疲労症候群X(MSX-心臓疾患のリスク要因グループ)の発生率は有意に減少したが(p<0.001)(1990-1995の65.5%から1996-2001の10.5%へ)、メタボリック症候群の発生頻度は同時期に有意に増加した(p<0.001)(15%から48.2%へ)。
疲労症候群とメタボリック症候群Xは、他の病理の最初の進展段階であるとみなされる。そして疲労症候群は、メタボリック症候群X神経変性・認知障害・神経精神病的障害へと変わり得る。(Kovalenko and Loganovsky,2001; Volovik et al.,2005)

 15.リクイデーターの代表的集団に、Franco-German Chernobyl Initiative(Subproject 3.8)の枠組み内で、混合composit国際診断面接を使用して、横断的研究が実施された。
結果が示したことによれば、リクイデーターの精神障害発生率(36%)は、Ukraine全人口における発生率(20.5%)に比べて約2倍の増加を示し、さらにうつ病発生率の劇的な増加を示した(24.5%対9.1%)。
 また不安症(パニック障害)もリクイデーターでは増加していた。(12.6%対7.1%)
同時に、リクイデーターの間のアルコール依存は、全人口のそれに比べて大して高くは無かった。(8.6%対6.4%)これは、このアルコール依存という要因が精神疾患への主要な寄与であるという論理を除外している。(Demyttenaere et al.,2004; Romanenko et al.,2004)

 16.1996年、リクイデーターにおいて神経系と感覚器官の疾病率は、国平均の3倍以上であった。(Serdyuk and Bobyleva,1998)

 17.リクイデーターの間で1986年から1987年に神経系の疾病率は、1988年から1990年の2倍であった(Moskalenko,2003)

 18.1986年、脳障害を患った約80人の男性Ukraineリクイデーターは、脳の前頭葉と側頭葉領域に構造変異と機能障害を有していた。(Antipchuk,2002,2003)

 19.1986年から1987年に作業したリクイデーターの自律神経系障害は、1988年から1989年のリクイデーターの障害と、安定性・表現性・発作の変異性・前庭性I-III機能障害の存在・末梢血液動態異常の諸点で異なっていた。
自律神経系障害は、無力症・混乱した記憶・注意欠陥・情緒混乱・神経症・心気症・うつ病の様な、神経精神病的行動と緊密に結びついている。(Romamenko et al.,1995)

 20. 神経精神障害と身体病理の発生率増加が(F00-F09)、1986年から1687年に作業したリクイデーター、特にチェルノブイリ退避ゾーン内で数年作業した者の間で、観察された。(Loganovsky,1999)

 21.リクイデーターにおいて、脳の典型的構造異常は、前頭葉と側頭葉の皮質-皮質下結合及び脳の深部構造を巻き込んでいる。
 その大脳血行動態障害は動脈硬化変異により引き起こされる。
高張性血管緊張・大脳半球非対称性・左半球の貧弱な血行circulationを伴って、狭窄症プロセスの高発生率が見られた。
 脳構造の放射線画像診断の病理学的変異は、萎縮・脳室拡張・局所脳傷害を含む。(Loganovsky et al.,2003; Nyagu and Loganovsky,1998)

 22.リクイデーターの脳波パターンと自発的及び誘発された脳生体電気的活動のトポグラフィ的配置は、対照群のそれと有意に異なっていた。(Nyagu et al.,1992; Noshchenko and Loganovsky,1994; Loganovsky and Yuryev,2001)
 いくつかの事例において、脳の器質的障害が、臨床的神経精神医学的方法・神経生理学的方法・神経心理学的方法・神経画像化方法を用いて立証された。(Loganovsky et al.,2003;2005b)
 限られた期間の被曝後生じるこのような障害を引き起こす、高次心理活動劣化の大脳的基礎は、優位半球の前頭側頭皮質病理および皮質-皮質下結合を伴う正中線組織病理である。(Loganovsky,2002; Loganovsky and Bomko,2004)

 23.脳障害を患う男性及び女性Ukraineリクイデーターの平均年齢は41.2+-0.83歳であり、人口全体のそれと比べ著しく若年である。(Stepanenko et al.,2003)

 24.1990年以来、チェルノブイリ退避ゾーン勤務職員の間で、一般住民と比べて、精神分裂病(統合失調症)発生率の有意な増加があった。(Ukraineで1990年に、10,000人あたり5.4対1.1; Loganovsky and Loganovskaya,2000)
汚染地域で生じる被曝は、皮質-辺縁系機能障害を伴い、また、素因を有する個人に分裂病または分裂病に似た障害を引き起こす、分子レベルの情報伝達障害を伴う脳障害を引き起こす。(Loganovsky et al.,2004a,2005)

 25.チェルノブイリ破局が、チェルノブイリから150km以内に住むリクイデーター・農林業従事者に与えた認知的影響の、縦断的研究が1995年から1998年にかけて行われた。
被曝群(特にリクイデーター)の認知パフォーマンスの正確さと効率の4年間平均レベルは、対照群(チェルノブイリから数百キロ離れて居住する健康なUkraine人)よりも有意に低かった。

 パーフォーマンスの縦断的分析は、すべての被曝群について4年間に渡って、心理運動の緩慢さとともに正確さと効率の有意な低下を明らかにした。
これらの発見は、イオン化放射線に急性及び慢性に被曝した結果生じる脳機能障害を、強く示している。(Gamache et al.,2005)

 5.8.1.3. Russia

 1. Orel州Mtsensk地区(1-5Ci/km2---463-2,313Bq/kg)とVolkhov地区(10-15Ci/km2---4,625-6,938Bq/kg)の汚染地域に住む、妊婦・育児中maternityの患者・新生児・子供たちの縦断的研究によれば、1986年以降観察された周産期脳障害の発生率は、破局以前に比べて2倍であった。(Kulakov et al.,2001)

 2.重度に汚染された地域出身の異なる年齢の子供たちの脳波研究は、間脳構造の機能的活動亢進を明らかにした。
これらの地域出身の赤ん坊の脳超音波画像研究は、約3分の1に脳室肥大を明らかにした。(Kulakov et al.,2001)

 3.子宮内で被曝した子供たちは、出産前被曝と結びついた、精神障害の最も高い指標を有し、境界線知能と精神遅滞をより示しやすかった。(Ermolyna et al.,1996)

 4.汚染地域では、子宮内発育15週で被曝した子供たちに、より低いレベルの言語的知能が見られる。(Rumyantseva et al.,2006)

 5.Bryansk州の重度に汚染された地域における、子供たちの神経学的疾病率のデータは矛盾しているが(Table5.48---5Ci/km2以上、1995-1998間で増減傾向が地区間で一致しない)、Klintsy市と Krasnogorsk地区の神経学的疾病率は、州レベル及び他のRussiaレベルを有意なマージンで超越している。

 6.汚染地域の16歳から17歳の生徒の障害された短期記憶と注意欠陥は、汚染レベルと相関していた。(Ushakov et al.,1997)

 7.成人の境界線神経心理学的障害は、汚染地域で著しくより頻繁に生じた。(31
対18%; Ushakov et al.,1997)

 8.「チェルノブイリ認知症(痴呆)」と名づけられた現象の発症例が増加しつつある。それは成人の脳細胞破壊により引き起こされた、記憶障害・ライティングwriting・痙攣・脈打つ頭痛を含む。(Sokolovskaya,1997)

 9.1986年から1993年にかけてリクイデーターの神経学的疾病率は42倍増加した。(Table 5.49)

 10.リクイデーターの脳障害発生は1991年から1998年にかけて25%増加した。2004年までに増加は最大34%になった。(Zubovsky and Tararukhyna,2007)

 11.1995年に、リクイデーターの神経系と感覚器官の疾病率は、全国平均の6.4倍を越した。(Russian Security Council,2002)

 12.多年に渡り観察された2,000人以上のリクイデーターの40%以上が、血管及び混合要因起源の器質的脳疾患を患っている。
 これらの疾病は、長期間の脳虚血と中枢調整機能障害の結果であり、小血管の内皮への傷害の可能性がある。(Rumyantseva et al.,1998)
2005年までに評価された1,000人以上のリクイデーターの内約53.7%が、脳あるいは身体疾患からの障害または機能異常により引き起こされた、精神的欠陥を有していた。(F06,F07)
 これらの障害は、破局後10年から12年を経てはっきりと明らかになり、毎年毎年著しく増えつつある。そして、主に前頭葉に局在する脳の拡散的器質傷害の特徴である。(Rumyantseva et al.,2006)

 13.また、自己免疫及び甲状腺代謝の病理は、リクイデーターの間に発見された精神的障害の主要な要因である。(Rumyantseva et al.,2006)

 14.(Bryansk州のリクイデーターに見られる神経系及び感覚器官の障害は、一般住民に比べて著しく多い。(Table 5.50)

 15.調査されたリクイデーターの合計12%が、耐え難い灼熱痛として現れる多発性神経障害・四肢萎縮を有する。(Kholodova et al.,1998)

 16.Russian Interdepartmental Expert Councilの1999年から2000年のデータによれば、神経心理学的疾病は、調査されたリクイデーター1,000人の18%で、全疾病の2番目の原因であった。(Khrysanfov and Meskikh,2001)

 17.脳障害と立証された器質的病理の発生率は、1991年から1997年にかけてと2000年に比べて、20%から34%増加した。そして神経学的診断は、診断基準に基づけばより重症になった。(Khrysanfov and Meskikh,2001)

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 あまりにも長いので、一部だけ引用したが、詳細はリンク先にある。
 上のデータは、すべて十数年にわたる長い現地における調査から得られたもので、非常に信頼性が高い。
 これらは、放射線被曝が、どれほど脳神経細胞、そして精神に取り返しのつかない(非可逆的な)強烈なダメージを与えたかを証明している。

 これはチェルノブイリ原発被曝地のデータではあるが、福島第一原発における被曝者にも、ほぼ同等か、それ以上の被害が出ていると予想される。政府や東電は、フクイチ事故の放射能放出量は、チェルノブイリの7分の1と決めつけているが、実際には、数倍であったことが暴露されている。
 たまたま偶然、季節風のシーズンだったために、多くは太平洋に降下したが、一部は東日本全域を汚染した。

 その汚染地域は、西は静岡県(実際には岐阜県恵那市にも汚染が出た)から、東、北は青森県までチェルノブイリ汚染地と同じような汚染が起きた。
 たぶん短寿命核種は、日本全土を汚染したはずで、恵那に近い私の村も人口3000人で、事故から2ヶ月の間に11名もの心臓疾患急死者が出た。しかし、現在は、セシウム137・ストロンチウム90・アクチノイド・非アクチノイド核種が問題になる。
 それは、東日本全域を覆っている。

 それらの地域で、認知症が激増し、それによる事故や問題が発生することを、上のリンクが示している。
 私の実父も、フクイチ事故後、90歳頃だが、外に散歩に出たまま家に帰宅できなくなった。家族総出で探したところ、近所の公園で座ったまま呆然としている実父を発見できた。
 千葉の友人も、まったく同じシチエーションで父親を発見した。
 おそらく、日本全土で、同じ事が起きていたはずだが、これがフクイチ事故と関係あると気づいた人は少なかっただろう。

 被曝は脳細胞と精神に対して激しいダメージを与える。認知症は滅び行く老人の問題だが、本当は、胎児こそ被曝の最大の犠牲者であり、フクイチ事故のような原発放射能事故が起きると、被曝させられた妊婦の胎児には、致死の次に知能低下という恐ろしい結果が生まれる可能性が高い。上のリンクでは、IQが無被曝者より10以上低下するとされ、これは1963年生まれの米海兵隊におけるデータと全く同じである。
 また、IQ145以上の者が誕生しなくなるとも書かれている。藤井聡太やボビー・フィッシャーが生まれなくなるのだ。

 それは、妊娠三ヶ月でブラボー水爆放射能に胎児被曝させられた安倍晋三に顕著に表れた。彼は周囲がすべて東大卒の超エリート家系に生まれながら、成蹊学園に裏口入学卒業しかできなかった。
 「嘘をつく口先から生まれてきた」と評されるアホボンだが、家の権威と周囲のお膳立てだけで首相を長く務めたものの、何一つまともな政治的成果を出せなかった。

 これからの日本は、認知症とIQ低下少年を抱えて、彼らが生きやすくする社会を作り出してゆかねばならない。それは、少なくとも竹中平蔵らが画策するコンピュータAI社会ではない。
 アルプスのハイジのように、自然と一体化して、ゆっくりと心温かく生きてゆける環境である。

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 ライブドアブログに、嫌がらせ常連の書き込みがあったが、IPを取得するため放置していたら、新しい事実が分かった。
 書き込んでいたメンバーのほとんどが、同じIP拠点から発信されていた。

  ちあき
219.100.52.152 西新宿
 219-100-52-152m5.mineo.jp

 love2mac2002jp 
219.48.234.85 西新宿 上に同じアドレス
 softbank219048234085.bbtec.net

 モンブラン
106.129.110.51
 KD106129110051.au-net.ne.jp 西新宿 上に同じ

 放浪くん(放浪野郎)
114.150.199.128
 p1418129-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp 藤沢市

 これまで静岡から書いていたlove2macが、初めてちあきと同じIP拠点から書き込んでいた。西新宿のソフトバンクからだ。
 ちあき・ジョニストは、自民党青年部の出版社(統一教会系)から書いていることをすでに確認していたので、藤沢から書き込んだ放浪野郎以外は、同じ場所から発信したことになる。
 love2macには、直接会いに行くつもりだが、同時に上の連中にも会えそうだ。 


 コロナ感染者の減少はワクチンの効果ではない

2021年11月15日 | 未分類
 一ヶ月ほど前から感染者が急激に減少していると報道されている。
 
しかし、これが自民党政権の主張するように、莫大な税金を投入したワクチンの効果なのかといえば、実は、まったく違う。以下に、いくつか記事を引用する。

 ここにきて、日本のコロナ減少が「ワクチン効果ではない」と言える、驚きの根拠 11/10
 https://news.yahoo.co.jp/articles/4a74a1170803380560defb3a55df5bf3247a50fd

  いつの間にか「第5波」が収まって戸惑う人は多いが、その必要はない。コロナは消えてなくなりつつある―国内外の学者たちが確信するに至る根拠がある。コロナ禍というトンネルの出口が見えてきた。

 <日本は摩訶不思議なサクセスストーリーを作り上げた〉(10月18日、米タイム誌ウェブ版)

〈新型コロナ対策で驚くべき成功を成し遂げた〉(10月13日、英ガーディアン紙)

 こう海外メディアから注目を浴びるほど、日本において新型コロナの新規感染者数が9月中旬から激減している。

 10月18日、全国で新たに確認された感染者は今年最少の232人。8月20日に、新規感染者が過去最多の2万5868人を記録したのが信じられないほどの下がり幅となっている。東京都では8月13日の5773人をピークに、10月25日は今年最少の17人まで減った。

 7月から続いた「第5波」はもはや収束したと言って過言ではない。
 一方で、なぜ国内の感染者数があっという間に激減したのか、不思議に思う人も多いだろう。厚生労働省の専門家組織はその理由を分析しているが、明確な説明はない。

 菅義偉前総理は9月28日の記者会見で「ワクチン接種によって社会全体の感染予防効果が高まり、感染者数も大きく減少してきた」と、「ワクチン接種」が感染者減の要因だと強調した。それに首をかしげる専門家は多い。

 「ワクチン接種が進んでいることが要因として重要だと思われますが、それだけでは感染者数減少の急激な速度は説明できない部分があります」

 こう語るのは、長崎大学熱帯医学研究所所長の森田公一氏だ。
 「もしもワクチンだけが原因であれば、東京よりも接種率が高い山口や佐賀など地方のほうが感染者数の減少率が大きいはず。ところが、そうはなりませんでした。

 それに、高齢者よりも接種率の低い、若い世代のほうが減少傾向は顕著です。ワクチンの効果も重要だと思いますが、他の要因も考慮する必要があります」
 ワクチンだけではなく、さらに別の要因が大きく作用し、日本ではコロナが消滅するに至った。そうした説が、いまにわかに浮上している。

 コロナウイルスの消滅―。その根拠として、いま注目されているのが、「エラー・カタストロフ(ミスによる破局)の限界」という理論だ。
 ドイツの生物物理学者でノーベル化学賞を受賞したマンフレート・アイゲンが'71年に提唱したもので、「ウイルスは変異しすぎると自滅する」というものである。

 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏が、新聞やテレビでこの理論を紹介するようになって話題になった。

 コネチカット大学医学部教授(ウイルス学)のサンドラ・ウェラー氏はこう解説する。

 「ウイルスが増殖する際に複製のミスが起きると、変異株が生まれます。このとき、高い複製能力を持つ変異株が生まれてしまうと急速に感染が拡大します。しかし、増殖が速ければ、それだけ様々な複製のミスも起こります。

 その結果、ある一定の閾値を超えると今度はそのウイルスの生存に必要な遺伝子までも壊してしまい、ウイルスが自壊する。この考え方を『エラー・カタストロフの限界』と呼びます」

 後編の「ここにきて、コロナウイルスは「日本では消滅した」と言える「これだけの理由」 」では、1889年から世界的に大流行したロシア風邪や、1918年から流行したスペイン風邪など、歴史的なパンデミックの事例を見てみても、増減を繰り返した後、突如、収束に向かっている例を挙げつつ、それに加えてなぜ、日本で収束したのか、その理由をお伝えする。

 『週刊現代』2021年11月6日号より
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 引用以上

 エラーカタストロフの限界という理論は、10月初旬に紹介されたものだ。自民党政権は、オリンピックで、たくさんの感染者を日本国内に合法的に招いたことにより、感染爆発を引き起こし、たくさんの人々が犠牲になったが、「ワクチン接種」によって、感染拡大を防ぐことができたとワクチンに効果がなかったことを隠蔽し、自画自賛している。
 実際には、ワクチンの効果が、ほとんど存在しなかったどころか、むしろワクチン接種者の死亡率が、未接種者より大幅に上がっていることが明らかにされている。

 ワクチンが効かない、重症化を防げない 2021年08月09日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1581.html

 ファイザー社が提出したワクチンの恐ろしい効果 2021年08月31日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1602.html

 また、ファイザー・モデルナ社をはじめ、ワクチン企業に巨額の投資を行ってきた「ビルゲイツ・メリンダ財団」のビルゲイツが、「ワクチン摂取は、感染阻止に効果がなかった」と公式に発言しているのだ。
 以下、阿修羅掲示板より引用

 ビル・ゲイツが、新型コロナワクチンは感染を防止できないと認める 
http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/687.html
魑魅魍魎男 11 月 15 日 

Bill Gates admits COVID-19 vaccines don't stop viral transmission
(REBELNEWS 2021/11/9)
https://www.rebelnews.com/bill_gates_admits_covid_19_vaccines_dont_stop_viral_transmission

Despite being one of the largest proponents of presently-available COVID-19 vaccines, Gates admits to the failure of the vaccine industry that he has worked tirelessly to prop up.

Microsoft founder and billionaire Bill Gates spoke about COVID-19 vaccines during an interview last week, in which he admitted that the vaccines do not stop transmission of the virus.

"We didn't have vaccines that block transmission," said Gates, speaking on the topic of available tools to combat the virus. "We got vaccines that help you with your health, but they only slightly reduce the transmission. We need a new way of doing the vaccines."

Despite being one of the largest proponents of presently-available COVID-19 vaccines, Gates admits to the failure of the vaccine industry that he has worked tirelessly to prop up.

Gates has helped to fund and promote vaccine passports globally. He has promoted and defended authoritarian lockdowns. He has aggressively pushed for these vaccines to be injected into every man, woman and child.

But now, Gates acknowledges ― and publicly states ― that the current COVID shots are not effective at stopping transmission.


Despite being one of the largest proponents of presently-available COVID-19 vaccines, Gates admits to the failure of the vaccine industry that he has worked so hard to prop up.

MORE: https://t.co/aw7PJZ86jM pic.twitter.com/lo9kKuImo9
― Rebel News (@RebelNewsOnline) November 9, 2021


Further intriguing is the fact that Bill Gates is permitted to make such a statement without recourse, while any other individual would be immediately struck down by internet censors for making such a claim.

For example, the Google-owned video-sharing platform, YouTube, recently broadened its censorship policy to ban all medical and vaccine "misinformation" under a new policy ― which specifically includes a ban on any "claims that vaccines do not reduce transmission or contraction of disease."

"We're expanding our medical misinformation policies on YouTube with new guidelines on currently administered vaccines that are approved and confirmed to be safe and effective by local health authorities and the WHO,” the policy adds.

Interestingly enough concerning the WHO: Bill Gates over the past decade has become the WHO’s second largest donor, second only to the United States government.

The interview in which Bill Gates states that COVID-19 vaccines are not effective at reducing viral transmission is hosted on YouTube's platform, and yet has not been removed for violating YouTube's new policy.

 (翻訳)ゲイツ氏は、現在販売されているCOVID-19ワクチンの最大の支持者の一人であるにもかかわらず、自分が精力的に支援してきたワクチン産業の失敗を認めています。

 マイクロソフト社の創業者であり、億万長者であるビル・ゲイツ氏は、先週のインタビューでCOVID-19ワクチンについて語り、その中でワクチンがウイルスの感染を阻止するものではないことを認めました。

 ゲイツ氏は、ウイルスに対抗するために利用可能な手段について、「感染を阻止するワクチンはありませんでした」と語りました。「私たちは、健康に役立つワクチンを手に入れましたが、感染をわずかに減らすだけです。ワクチンの新しい方法が必要です」

 ゲイツ氏は、現在入手可能なCOVID-19ワクチンの最大の支持者の一人であるにもかかわらず、自分が精力的に働いて支えてきたワクチン産業の失敗を認めています。

 ゲイツ氏は、ワクチンパスポートを世界的に普及させるための資金援助を行っています。彼は、権威主義的なロックダウンを推進し、擁護してきました。彼は、すべての男性、女性、子供にこれらのワクチンを注射することを積極的に推進してきました。

 しかし今、ゲイツ氏は、現在のCOVID注射には感染を防ぐ効果がないことを認め、公言しています。

 ゲイツ氏は、現在入手可能なCOVID-19ワクチンの最大の支持者の一人であるにもかかわらず、自分が懸命に支えてきたワクチン産業の失敗を認めています。

 さらにおかしなことは、ビル・ゲイツ氏がこのような発言をすることが何の問題もなく許されている一方で、他の個人がこのような主張をすると、インターネットの検閲によって即座に取り締まられるという事実です。

 例えば、Googleが運営する動画共有プラットフォーム「YouTube」は、最近、検閲方針を拡大し、すべての医療やワクチンに関する「誤報」を禁止することにしました。その中には、特に「ワクチンが病気の感染や発症を抑えないという主張」の禁止が含まれています。

 また、「YouTubeにおける医療情報の誤報に関するポリシーを拡大し、地域の保健当局やWHOによって安全性と有効性が承認・確認されていて、現在投与されているワクチンに関する新しいガイドラインを設けました」としています。

 興味深いのは、WHOに関することです。ビル・ゲイツ氏はこの10年間で、WHOの中で米国政府に次ぐ第2位の寄付者となりました。

 ビル・ゲイツ氏がCOVID-19ワクチンはウイルス感染を減少させる効果がないと述べているインタビューは、YouTubeのプラットフォームに掲載されていますが、YouTubeの新しいポリシーに違反しているとして削除されていません。
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 引用以上

 早い話、疫病パンデミックが、数年程度で自然収束することは、過去のパンデミックの経験から分かりきっていた。
 それは、DNA遺伝子の1000倍のスピードで突然変異を繰り返すRNA遺伝子の特性からである。

 新型コロナ、新規感染者急減で注目される「エラーカタストロフの限界」理論 10/1
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a04b5a83393dfacbede4734e8a3f772f0666d52?page=1

 新型コロナの「急速な収束」はなぜ起きたのか:児玉龍彦氏に聞く「エラー・カタストロフの限界」との関係は 10/5
 https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20211005-00261667

 RNA遺伝子はDNA遺伝子の1000倍のスピードで突然変異を繰り返すことにより、強毒化したり弱毒化したりして変異し、最後は「自家中毒」のような状態で自ら死滅してゆくという疫病一般のパターンが存在しているのだ。
 これについては、私も過去のブログで何度も説明していて、どんな苛酷なウイルスパンデミックであっても、数年程度で必ず弱毒変異を起こして、ありふれた病気になってしまうと書いた。新型コロナも「タダの風邪」に変わると。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1618.html

 もうひとつは、「自然免疫」の成立である。免疫抗体は、必ずしも一つのウイルスに一つの抗体というわけではなく、過去のたくさんの罹患による抗体が「交叉免疫」として有効に作用する場合が少なからずある。
 アジア人は、とりわけ交叉免疫をたくさんもっているといわれるため、免疫の対応できる範囲が広いのだ。

 「集団免疫」も、抗体をたくさん抱えた人々が一定数に達すると、全体に感染者が減り、パンデミックを引き起こしていた「スプレッダー」も消えてゆく。すると一定の確率で、疫病感染が消えてゆくのである。

 私は、人間の自然な免疫は、空中を漂う㎥あたり数個~数十個のウイルスを吸引していても、自然免疫によって撃退し、抗体が成立してゆくと考えている。
 ところが㎥あたり数百個~数千個の濃度の高いウイルスが存在すると、免疫力が対応しきれずに感染発病してしまう。
 これは「スーパースプレッダーが感染拡大の原因」する根拠である。
 だから、マスクや花粉眼鏡で防御していれば、ごくわずかなウイルスを吸い込むだけなら、むしろ良い結果が出ると考えてきた。

 今回の収束は、こうした考え方が間違っていないことを証明するものだが、政府が強硬に主張してきたように、「ワクチン接種」が感染を終息させたわけでは決してない。
 ワクチンは、企業の金儲けと、政治家の利権を肥え太らせただけであり、本当は必要なものではなかったと考える。
 本当に必要だったのは、①歩いて体液の循環を多くすること ②日光にあたり、ビタミンDを増やすこと ③ビタミンD食品を摂ること ④汗をかくこと ⑤風呂に入って体温を上げること などだったことを繰り返し書いてきた。

 だが、本当に第五波で新型コロナ禍が収束したのかといえば、極めて疑問だ。外国では、まだパンデミックが続いている国がたくさんあるからだ。
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/sixthwave/detail/detail_20.html

 とりわけ、日本と同じファイザー社ワクチンを接種したイスラエルやシンガポールなどの感染拡大が止まっておらず、しかも、それは大半がワクチン接種者に起きているのだ。

 全部の国がほぼ直線グラフ : アルファ変異株が優勢のヨーロッパの国々の信じられない感染数の急増 2021年11月15日
 https://earthreview.net/bo-st-b117-europe-cases/

 世界最高峰のワクチン接種率を誇るアイスランドが再び感染者数過去最大を大幅に更新 2021年11月11日
 https://earthreview.net/maybe-the-end-is-coming-to-iceland/

 日本を含めて世界中の政府が、ビルゲイツが「ワクチンでコロナ感染は防げなかった」という発言を隠している。
 ワクチン接種者に、再感染死亡者が激増している事実も隠されている。
 自民党政府や官僚たちは、何よりも、自分たちの落ち度を隠したい、認めたくない。絶対に開催してはならなかったオリンピックを強行し、それによって大規模な感染拡大が起きて医療崩壊を起こし、たくさんの人々が死んだ。

 このことを、なんとしても隠したい。ちょうどフクイチ事故の放射能で、数千名の直接死者が出たことを隠したように、何も起きなかったように、統計すら操作して隠しているのだ。
 自分たちの利権に満ちたワクチン政策は間違っていなかったといいたいために、ワクチンのおかげでコロナが収束したかのようなデマを吹聴しているのである。

 これからも、「ワクチン接種者」を中心に、拡大が続くはずだ。デルタ株ではなく、欧州のアルファ株も日本に再び入ってくると考えるべきだ。
 第6波が起きない保証はまだない。焼けぼっくいが再び火元になるような現象も起きるに違いない。
 まだまだマスクと花粉眼鏡は手放せない。


カルト村で生まれました

2021年11月13日 | 未分類
 
 2016年に出た高田かや氏の(暴露?)本は、とても深刻な問題を突きつけている。それは、資本主義日本社会が自滅崩壊してから登場してくる新しい社会は、おそらく共同体システムをモデルにしなければならないと考えていたからだ。
 私は、この本に描かれた固有名詞の書かれていない「カルト村」を、瞬時に「ヤマギシ会」のことだと理解した。他に思い当たる組織はなかった。
 「ヤマギシ会が、このような恐ろしいカルト集団に変化していたことを知り、大きなショックを受けた。

 https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88%E6%9D%91%E3%81%A7%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82-%E9%AB%98%E7%94%B0-%E3%81%8B%E3%82%84/dp/4163904042

 https://ddnavi.com/news/290235/a/

 私は、1970年ころ、新宿の反戦デモに参加していたとき、高田馬場のヤマギシズム案内所を知った。
 ここにいた「案内員」は、素晴らしい人間性で私を温かく包み込み、とても信頼できる人物に思えたし、語られた共同体生活のビジョンも、「これしかない」と思えるもので、一発で虜になった。

 それから、私は立川で反戦市民運動にかかわっていたので、ヤマギシと直接の縁がなかったが、どうしてもヤマギシのことを、もっと知りたくて、1974年ころ、名古屋の実家に帰ることにした。
 そして、すぐに三重県伊賀町の本部に行き、「特別講習研鑽会」に参加した。
 http://www.koufukukai.com/tokkoh.html

 当時は、私が信奉していた中国派の新島淳良(元早稲田大学教授)が、ヤマギシ会の代表になっていた。新島一家は、財産をすべてヤマギシに提供し、一家そろって伊賀本部に移住してきていた。
 8日間の特講を終えた印象は、もし、この世の楽園、究極の人間解放があるとすれば、ヤマギシ会しかないと確信したほどで、夢中になった。
 とりわけ、出された食事でも、卵の旨さに感動した。そこにいる人々の人相、人生観も素晴らしいものだった。

 それから、私は三重県に強い縁があったのだが、何よりも反原発を人生の最大課題と決めていた私としては、芦浜原発建設を許さない取り組みに参加したかった。
 それで、1980年前後から、芦浜(紀勢町)に通いながら再び、ヤマギシ会に関与しはじめた。それは、運転手や畜舎の清掃などのアルバイトで、仕事を通じてヤマギシズムを理解したかった。

 だが、私がヤマギシの運転仕事中に交通事故を起こしたことで中断になった。その対応をめぐって、ヤマギシ会側の姿勢に強い疑問を感じるようになた。
 それに、新島淳良の後を継いだ、代表がベンツに乗っているのを目撃し。ヤマギシに関連する利権を求めて、さまざまな業者が出入りしているのを見て、もしかしたら、ヤマギシズムも「資本の論理」に取り込まれているのかもしれない、と思い出した。

 何より、ヤマギシズムを代表する「平飼い養鶏」が、一般的なケージ養鶏にとって変わられていたことに、強いショックを受けた。
 これは、創始者であるアナーキスト山岸巳代蔵の思想的根幹にあるもので、もし平飼い養鶏を辞めたら、それは、すでにヤマギシ会ではない。
 資本の論理に迎合し、金儲けだけを価値とする産業に組み込まれていることを意味した。

 このころ、(1980年代)ヤマギシズムは、世間のバブル経済に釣られて、
大きな変貌を遂げていたのだ。
 それで、私はヤマギシ会への関心を失ったが、いくつかのブログにヤマギシ会の印象を書いていた。


 以下は、2000年頃、ヤフーブログに書いたものだが、後にFC2ブログに移した。

 キブツとヤマギシ会
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-819.html

 大家族生活 その5 ヤマギシ会
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/2348506.html

 大家族生活 その6 ヤマギシ会

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-23.html

 私は、ヤマギシ社会を、人類の生活の理想形と考えていたのだが、バブル時代に大きく変質がはじまり、冒頭に紹介した、異様なカルト社会に変化していったように思う。
 変質の理由は、おそらく、関係者がたくさんの利権に晒されたことではないだろうか?

 ヤマギシにベンツはふさわしくない。高田かやさんが暴露した、まるで収容所のような暴力的な管理も、子供たちへの普遍的愛情を失うのでなければありえないことだ。人間に対する愛情が希薄になってゆく理由は、ヤマギシが利権を中心とした社会に変貌したことを意味していると私は思う。

 子供たちを体罰で管理するという発想が、ヤマギシズムのどこから生まれるのかといえば、私にはケージ養鶏を採用した発想に共通するものがあると思える。
 鶏への愛情と、子供たちへの愛情の根は同じものだ。鶏の幸せな一生を考えられないようでは、子供たちを健全に育てることはできないだろう。

 私は、ヤマギシズムの目指した方角には間違いがないと信じている。
 我々は、日本社会が崩壊した後に、生き続けようと思うなら、「共同体社会」以外に、ありえないと思う。
 だが、それは、共産主義社会でも原始共産主義社会でもない。市民社会が、必要に迫られて、やむにやまれず選択する共同体社会だと考えている。

 もし、我々が、これまで何度も書いてきたように、山奥の「ぽつんと一軒家」で寄り添って生き抜いていこうと思うなら、それが失敗するときよりも、むしろうまくゆきすぎて、経済的に大きな存在になったとき、冒頭に紹介したようなファッショ的人間管理が登場するような気がしている。

 「組織は大きくしてはならない」が、私の信条だ。人間集団は、20名前後が手頃であり、それ以上大きくなると、必ず分業による効率化と権力が発生する。
 分業の効率化が起きると、「専門職」が成立し、権力が発生する。それが、人間性の硬直化を招くのではないかと思う。
 共同体に参画する人間は、あらゆる仕事をみんなが同じようにこなし、専門化すべきではない。介護や、食事など、効率的やれば経費も安くあがるし、良いことづくめのように思えるが、その分野の専門家になり、権力を得た瞬間から、共同体の崩壊が始まるような気がする。

 私は、すべての人が、すべての問題を共同して解決にあたるという前提で、「なんでもできる人」を育てることが大切だと思う。
 共同体が変質して、ファッショ化してゆくという問題は、恐ろしい本質的問題だ。
 例えば、ヤマギシ会に似たイスラエルのキブツも、農業共同体だったものが、今では軍需産業の一角に腰を下ろしている、モサドというスパイ組織のメンバーも、キブツからたくさん出ているらしい。
 ヤマギシ会も、もしかしたら、キブツの二の舞になるのかもしれない。農業法人だったものが、だんだん工業化し、やがて資本の論理に侵されて、防衛産業にまで、手を伸ばしてゆくのかもしれない。

 必要なことは、強い生産力を持つのではなく、弱いが、参加者の笑顔を原動力にして動く共同体を作り出すことだ。
 「金の論理」に振り回されて、人を愛する原点を失ったなら、子供たちを家畜のように管理する発想に陥ってしまう。
 それには、参画者が必要以上に強くならないことが大切であると思う。

 

 

 


なぜ公明党は自民党にすり寄るのか?

2021年11月12日 | 未分類
 
 私の若い時代、前世紀のことだが、1900年代まで、公明党は「革新政党」の部類に入り、自民党とは頗る不仲だった。
 公明党の母体である創価学会では、戦時中の教祖、牧口常三郎と戸田城聖が戦争に協力しないという理由で特高警察に逮捕され、牧口が獄死を強いられるなど激しい弾圧の記憶があったからだ。
 だから、むしろ社会党や共産党と連携することが多かった。

 それが、1999年小渕内閣において、突然のように自民党に迎合し、与党に加わった。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%85%AC%E9%80%A3%E7%AB%8B%E6%94%BF%E6%A8%A9

 いったい、なぜなのか?
 1995年(平成7年)7月の第17回参議院議員通常選挙で村山富市政権の与党である自民党・社会党・新党さきがけは大きく議席を減らした。この時、自民党を初めとする与党は新進党を構成する旧公明党の支持母体である創価学会に対する攻撃を展開した[1]。宗教法人法の改正に伴い、学会名誉会長池田大作の証人喚問を要求し、週刊誌に掲載された池田のレイプ疑惑を追及、自民党の機関誌「自由新報」に継続的に掲載し反創価学会キャンペーンと呼ばれるまでに至った。

 詳細は、以下のリンクにある。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E5%89%B5%E4%BE%A1%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3#%E5%8F%8D%E5%89%B5%E4%BE%A1%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%B1%95%E9%96%8B

 だが、ここに書かれていない、さらに深刻な弾圧が、自民党によって計画されていた。それは、宗教法人に対する非課税特権を剥奪するというものだった。
 https://www.news-postseven.com/archives/20130225_171312.html?DETAIL

 これは、あからさまに創価学会=公明党の弱体化を狙ったものだった。
 創価学会は、宗教法人認可を受けることで、年間数兆円もの利益を享受しているといわれた。
 逆に、この非課税特権を利用するため、創価学会に加入している人々も、数百万人に達しているのではないかと推測されている。

 したがって、もしも非課税特権が廃止されたなら、それを前提に成立している「創価ビジネス」は、致命的打撃を受けることを避けられない。
 創価学会グループは一種の互助会であって、互いに仕事のニーズを生み出し、「創価経済」を生み出している。その規模は、人口1000万人の小国に匹敵するといわれた。

 だから、公明党=創価学会は、1999年ころ、「非課税特権廃止」という匕首を喉元に突きつけられたのだ。
 それゆえ、学会、公明党幹部は、組織を守るため、自民党に迎合し、与党に参加する以外の道を失ったのである。
 以来、公明党は、あたかも底辺の人々の人権や労働環境を守るような口ぶりをしてみせるが、実際には、「口に出してみるだけ」で、本当に党の存続をかけて主張を実現することは絶対にない。

 いわば「言ってみるだけ政党」になった。そして、創価学会800万人の投票を自民党に振り分けることで、保守絶対優位政権を支える一員として、20年間、日本政府に君臨するようになった。

 実は、この構図は、自民党を支える政治組織「日本会議」でも生かされている。以下のように、日本会議のメンバーは、日本中の宗教団体が集まっている。
 
syuukyoudanntai.jpg



 これらの宗教組織が、どのような理由で、極右改憲グループである日本会議に参加しているのか? というと、もしも参加しなければ、宗教法人非課税特権を守れないという危機意識があるからだと考えられる。
 自民党は、創価学会だけではなく、ほぼすべての非課税宗教団体に、「自分たちの味方をしなければ潰すぞ」と恫喝をし、困り果てた宗教団体を、否応なしに引き入れているともいえる。

 このなかで、非課税特権で最大の利権を享受してきたのが創価学会なので、
公明党が、政権に参加することで、組織を守るしかなくなったということだ。
 https://www.dailyshincho.jp/article/2018/01150800/?all=1&page=3

 また、創価学会には、やまざまな闇の裏工作についての情報がネット上に流れている。
 創価学会の悪口を書いたなら、必ずパソコンをハッキングされて、ウイルスを送り込まれめちゃくちゃに壊されるとか、警察官や役所職員のなかにも工作員が多数いて、創価学会を批判する人物が根こそぎ調べられて、脱税で摘発されたり、軽微な罪で起訴されたりするというものだ。
 また、身寄りのない老人宅に介護と称して入り込み、死後に遺産を奪取するとかの実例もある。

 私のところにも、Sさんという方から、創価学会の悪質な問題を糾弾するメールが届いているが、公開はできない。
 問題は、不正行為を働いている組織は、権力による恫喝に弱いということだ。喉元の匕首を見てビビッてしまい、言いなりになっている。
 天に恥じるところがなければ、恫喝に対して正々堂々と戦えばよいのだが、不正体質では迎合することしかできなくなる。

 そもそも、創価学会というより日蓮宗には「折伏」という無理筋の説得方法があり、それが信者の義務とされている場合もある。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%98%E4%BC%8F
 これは、日蓮の定めた法であり、意見の異なる相手を説得するのだが、その方法が、相当に強硬である。
 戦後、民主主義教育を受けた我々にとっては、ひどく違和感を覚えるものだ。しかし、こうした超論理的対話に慣らされると、真正面からの対話が逆に難しくなり、おかしな妥協ばかりする体質になってしまう。
 それが、公明党が第二自民党として君臨する体質に変わってしまった理由だろうと私は思う。

 

 
 





 


カッコーの巣に墜とされかけた

2021年11月09日 | 未分類
 

 「カッコーの巣の上で」というのは、1975年のアカデミー賞を独占したジャック・ニコルソン主演の米映画。
 主人公のマクマーフィーは、刑務所行きを逃れるため、詐病で精神病院に入院した。病院内で自由にふるまい、他の患者の人気を得るが、婦長に睨まれ、病院に縛り付けられた上、ロボトミー手術を受けさせられる。
 手術によって廃人状態にされたマクマーフィーを見て、友人のインディアン=チーフは気の毒に思い彼を絞殺し、一人で恐ろしい病院を脱出する。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%B7%A3%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%A7

 精神病院というのは、国家権力と直接結びつき、「治療」という名目で、権力批判者への弾圧に使われることが多い。
 精神病理学というものは、ほとんど宗教と同じレベルであって、学問的にも曖昧なものであり、論理的に検証され、確立された分野ではないため、権力の都合による恣意的な運用によって、人権圧殺、弾圧に使われるのである。

 それに精神病理学におけるロボトミー手術などは、ほとんど検証も受けずに、関係者の独善によって暴走した挙句、ほとんどなんの効果も得られていないばかりか、被術者の大半が、基本的な人間能力を奪われるという悲惨で残酷な結果が明らかであるにもかかわらず、施術者の一方的自己賛美だけでノーベル賞を獲得した。
 https://style.nikkei.com/article/DGXZZO67992850Y1A100C2000000/

 私は、11月5日朝に、近所に住むAによって、8台設置した監視カメラのうち1台を盗まれ、別の1台のSDカードを持ち去られた。SDを盗られたのは3回目だった。
 Aが犯人という理由は、きわめて辺鄙な位置にある我家は泥棒といえども簡単には入れず、近所の人間でなければ、まず盗む条件がないうえ、たびたびAが未明に、家の周囲にいることを視認していたからだ。

 直接、盗んだ場面を撮影したわけではないが、侵入した姿が写っていたはずの監視カメラが盗まれ、SDカードが持ち去られた。
 
 盗まれる直前に、4台設置してあったセンサーチャイムが2回鳴ったので、数分後に駆け付けたところ、設置したばかりの監視カメラが消えていた。これは隠しカメラで、普通の人には、まずわからない場所にガムテープで貼り付けてあった。
 そこに行くには入口に設置した2台のカメラを通過するので写っているはずだったが、まるで写っていなかった。結局、燐家の垣根を超えてきたと判断できた。
 これを発見するには、暗闇で赤外線眼鏡を使うことで容易だが、こんな芸当ができる人物は、本当に場数を踏んだプロの泥棒だけだ。

 夜が明けてから、中津川警察署に電話して、被害届を出すことにした。
 パトカーと乗用車が二台きて、いろいろ調べていったが、結局残った6台の監視カメラには犯人が写っていなかった。ただし、犯人は、二軒下の住人A以外には考えられなかった。Aが深夜未明に家の前を徘徊する姿を何度も見ていたからだ。

 Aが私に嫌がらせを始めたのは、私が2003年に移住した直後からで、最初は、私が落葉を燃しているときや自分で家を建てているとき役所に通報され不快な思いをさせられたことや「お前は誰の許可で、ここに住んでる」などと罵倒されたことくらいだったが、数年前からエスカレートして、10万円近くする無線機を盗まれたり、ハンマーや計測工具類を持ち去られたりした。
 また、この数年で、私の車が普通はパンクしない前輪ばかり、立て続けに7回くらいパンクさせられた。すべて木ねじが入っていた。
 これらは、財産窃取というよりは、私に仕事させない、嫌がらせ目的だと思われた。

 ところが、やってきた警察官は、私が間質性肺炎のせいで、家がゴミ屋敷のように散らかっているのを見て、「こんな状態を放置している人物なら、勝手な思い込みだけだ」と決めつけ、盗まれた事実も認定せず、被害届も受理せずに帰っていった。
 また、80歳近い高齢のAが、私の訴えるような家宅侵入などするはずがないと決めつけていた。つまり、私の主張は一切、聞く耳を持たない。

 そこで、私はイライラが募り、Aが私から盗んだ道具類を近所の山林に隠しているかもしれないと思い、鉈で藪を切り分けながら探し回った。
 11月7日の夕方、探し回った山から下りてきたとき、たまたまAの妻が通りかかり、私は相当にハラワタが煮えくり返っていたので、自分が鉈を持っていることさえ忘れて、「盗んだものを返せ!」と何度も怒鳴った。

 すると、当然だがAの妻は家に逃げ帰り、警察に刃物で脅されていると通報した。
 「しまった」と思ったが遅かった。

 妻は、十数年前、Aとともに、深夜未明に私の敷地に入り、根こそぎ山菜を盗っていったことがあったので、たぶんグルで、Aがやっていることも当然、知っているだろうと思っていた。
 しばらくして、警察が大部隊できて、私は身柄拘束された。

  逮捕を覚悟したのだが、なぜか「保護」という名目で、警察署に連れていかれた。
 問題はそれからだ…。

 取り調べらしい取り調べもないまま取調室で放置され、10時半という遅くに、いきなり「あんたの言ってることはおかしいから、今から病院にいって調べる」と言い渡され、車に乗せられた。それ以上の説明はなかった。
 行先はなんと100キロ近く離れた郡上美並だった。着いた病院は、慈恵中央病院という精神病院だった。すでに深夜の1時半すぎだ。

 そこで、しばらく待たされた挙句、若いが白髪の多い眼鏡の医師がきて、何があったかと聞くので、記憶していることを、すべて説明した。決して嘘などついていない。
 説明すれば、私自身も事情を客観的に再確認できると思ったからだ。診察が終わると、若い医師が言った。「あなたはおかしいから、今夜泊まっていってください」
 自分で何一つおかしいと思っていないのに、いきなり「あんたはおかしい」というので驚いた。

 このとき、一晩泊められるのかと思ったが、後で姉から事情を聞いて、心底恐ろしくなった。私自身に人生最大の危機が迫っていたことを理解したのは、解放されてからのことだった。
 実は、私のスマホを調べ、姉に勝手に電話して、「あなたの弟さんを、三か月間入院させることに同意せよ」と迫っていたのだ。
 
 家族の同意があれば、いかなる事情であっても、本人の意思を無視して、勝手に三か月間、精神病院に拘束できる規定があるのだという。
 だが、姉は、精神病院と拘束の意味を理解していたので、「自分の弟は嘘をつくような人間ではない」と、きっぱりと断った。それで、中津川警察は私を精神病院に送り込めないため、再び中津川に戻した。
 このとき、気の弱い家族なら簡単に同意して、私は拘束されただろう。その後は「カッコーの巣の上で」の世界が待ち構えている。

 どうなるかといえば、どんなに拒否しても強制的に鎮静剤を注射され、意識が朦朧とした状態で、次々に薬を打たれて、積極的な判断力や、活発な活動ができなくさせられる。
 拘束は三か月どころか、半永久的に続いてゆくのだ。薬漬けにされるから判断力も鈍い、最悪は、マクマーフィーの受けたロボトミー手術で、人間性を完全に奪われる。
 今はロボトミーは否定されていても、同じような結果を生む、たくさんの抗精神薬物がある。それも健康を奪い去るには十分だ。

 姉が「弟のどこがおかしいのですか?」と聞いたところ、医者は、姉に「短い診察では病状がわからない」と答えているにもかかわらず、警察と一緒になって「三か月入院に同意せよ」と姉に迫っていたのだ。
 なぜ、そんなことをするかといえば、病院側は金になる患者が欲しい。犯罪で検挙された被疑者なら、いくらでも薬を注射できるし、拘束期間を引き延ばすのも自由自在だ。警察側は、犯罪の動機を追及すると、自分たちが被害届を受理しなかったことが問題になるので、「異常者」に仕立てるのが一番手っ取り早いのだ。

 それから午前4時近くに警察に戻され、姉が兵庫県から迎えにくるまで「保護室」に拘束された。
 保護室は留置場とは少し違うらしいが、ほとんど同じだ。入口には頑丈な鉄骨製檻で、1センチ角の金網が張ってある。隅に20センチ角の差入口がある。
 3メートル×1.8メートルのポリ畳三畳の房で、トイレがあるが、なんと水が封鎖してある。つまり大小便を垂れ流せるが、流すことも手を洗うこともできない。

 私は前日の昼から飲まず食わずだったが、拘置されて朝9時過ぎるまで、食事はおろか、コップ一杯の水も供給されず、のどが渇いて眠るどころでなかった。
 それから警官が何回か、水をコップで差し入れた。
 それから、午後2時に姉がやってきて、やっと解放されたのだが、驚いたのは、それから自宅に帰ることが許されなかったことだ。

 自宅には、着替えや現金、パソコンなどすべて置いてある。私の恰好といえば、確保された午前中、玉ねぎの苗植えをした作業着と長靴姿のままだった。
 そのままの汚い姿で、警察官が駅まで送り、私と姉が兵庫県に向かうのを見届けた。
 私は、抵抗して自宅に帰りたかったが、姉が必死になって連れ帰ろうと説得したのと、私自身も煮えくり返った感情が収まらず、もしかしてAとかちあったなら、今度は我を忘れて殺害してしまう可能性も自分で分かっていたので、そこは、姉の説得に従うことにした。

 かくして、私は兵庫県の姉の家で、これを書いている。だが、いつ自宅に帰るのかというと、姉は「向こう三か月、姉が責任をもって面倒を見てくれ」といわれたらしい。
 冗談じゃない。法的根拠もないのに、なんで自分の家に帰れないのだ。
 それに、家には冷蔵庫のなかに腐るものや、ベランダの屋根の下に、たくさんの野菜が植わっているから、水やりをしなければ枯れてしまう。

 そこで、どうしたらいいか考えているのだが、結局、高い金を払って弁護士を雇い、①なぜ私の被害の訴えを聞かず、被害届を受理しなかったのか? ②事前に本人に説明もせずに、勝手に私の健保を使い、承諾もなしに精神科に連れてゆき、その費用まで支払わせた。 ③その後、経過観察で、自分の家に帰さない法的根拠があるのか? などを明らかにさせたい。

 私の確保時、身体検査で護身用催涙スプレーが出てきたが、これはAに家の中にまで侵入されたことから、危険を感じて持っていたものだが、確保時は自宅前であり、公的な場所で所持していたものではない。
 しかし、警察は立件してくる可能性があり、裁判になれば高額の罰金刑が下される可能性がある。しかし、立件は覚悟するしかないだろう。

 今後、私は早く家に帰宅しないと困る事情があるので、帰るつもりだが、そのときは弁護士を同席させて警察と対話するつもりだ。
 この間の法律的事情について、あまり詳しくなかったので、自宅に帰ることを規制する法的根拠について詳しく知りたい・

 私としては、救援センターなどに登録している人権派弁護士を依頼したいので、中津川市に近い、そんな弁護士を紹介していただけると幸いです。

 なお、スマホを警察車両に落としてしまったので、取りに帰れないので、今はスマホの連絡がつかないのであしからず。
 

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