2021年11月、福島第一原発事故から、10年半が経過して、何が起きるのかというと、長い被曝誘発癌の潜伏期間を超えたこと。だから、今年から、一斉に被曝の多かった東日本で、乳癌と白血病、大人の甲状腺癌を中心に、あらゆる癌が姿を現す可能性が強い。
実際に白血病は、事故以前の10倍を超える発症率になっているといわれる。(以下は3年前の文章)
やっぱり!甲状腺がんが29倍、白血病が10倍! 2018/10/11
https://85280384.at.webry.info/201810/article_94.html
だが、本当に心底から震え上がるほど恐ろしいのは、癌よりも、むしろ認知症の激増である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1479.html
私は、東日本で、被曝による高齢者の認知症事故が激増していることを何回かブログに書いたのだが、すべて削除されていた。
しかし、これは事実だ。飯塚幸三老人の致死事故をはじめ、この前後に、東日本各地で大量の認知症事故が起きていた。
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no154/
この事故の原因は、本当に単なる高齢化認知機能だけに帰せられるものだろうか? 違う! 2011年、環境に莫大な放射能を撒き散らした東京電力の放射能が、じわじわと人々を蝕み、脳機能を犯し、認知症を激発させているのだ。
以下は、我々がフクイチ事故によって、どれほど恐ろしい局面に立たされているかを警告するために書いた。
ネットを検索してみると、100%、新自由主義体制の番人=警察官と成り果てたグーグル検索では、「認知症と被曝には関係がない」と結論する論文、記事しか検索できなくなっている。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrrsabst/2008/0/2008_0_267/_article/-char/ja
だが、まだグーグルほど汚染されていないMSNの検索には、さまざまな問題提起の文書が引っかかってくる。
被曝により一番ダメージを受けるのは脳である → 神経細胞が死滅し萎縮する
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrrsabst/2008/0/2008_0_267/_article/-char/ja
チェルノブイリ事故では、リクビダートルという退役軍人などの事故始末労働者が50万人も強制的に事故原発近傍に送り込まれ激しい被曝を強いられた。
その後、数年経て、リクビダートルには心筋梗塞などの循環器系障害とともに、脳神経障害が強く表れ、大半の人々が認知症のような症状を呈するようになったと報告されている。これを「チェルノブイリ認知症」と読んでいる。
福島第一原発事故とチェルノブイリ事故を比較すると、日本政府は、フクイチ事故の放出放射能は、チェルノブイリの7分の1にすぎないと強弁しているが、実際には、数倍であったとの報告がたくさん出ている。
福島第一原発の放出放射能量は、チェルノブイリの2倍以上
http://acsir.org/data/20140714_acsir_yamada_watanabe_002.pdf
『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』 解説:崎山比早子さん
https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-14685
低レベル被曝の特殊性とリクビダートルへの影響
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Burla-J.html
このなかで、放射線被曝がもたらす認知症に関係する文章が、以前に比べて極端に減っているが、市民活動家の努力で、削除されずに残っているものもある。
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/780.html
https://ameblo.jp/fairytree/entry-11225505922.html
以下一部抜粋
5.8.神経系と感覚器官の疾病 および その精神衛生への衝撃的影響より
チェルノブイリの破局後22年、低レベルイオン化放射線は、中枢神経系と自律神経系障害及び突然引き起こされるprecipitate放射線起源脳障害の変異の、両方を引き起こすことが明白である。(Loganovsky,1999のレビュー参照) 中枢神経系のある部分は放射線障害に特に影響されやすい。
2.神経系と感覚器官の病気による疾病率は、すべての汚染地帯で著しく増加した。(Lomat et al.,1996)
3.先天性痙攣性症候群(てんかん)は、破局後最初の10年間に汚染地帯において有意に増加した。(Tsymlyakova and Lavrent'eva,1996)
4.1993年から2003年にかけて、神経系疾患及び目とその付属器官の疾患からの一次罹患率は、被曝した両親から生まれた10歳から14歳の子供で、著しく増加した。(National Belarussian Report,2006)
5.子供の神経系疾患は、最も汚染された地域の一つ--Brest州Luninetsk地区で増加した。(Voronetsky et al.,1995) 2000年から2005年にかけて、この地区の子供たちの間に精神障害発生率の増加傾向があった。(Dudinskaya et al.,2006)
6.破局10年後、精神障害は汚染地域から退避した10代の間で疾病率の2番目の原因であった。検査された2,335人のうち1,000人あたり331人。(Syvolobova et al.,1997)
7.神経学的疾患と精神疾患は汚染地域で有意に多かった。(31.2 対 18.0%)
損なわれた短期記憶と注意失錯が、16歳から17歳の高校生に観察された。そしてその病的状態の重さは汚染レベルと直接相関していた。(Ushakov et al.,1997)
8.重度に汚染されたGomel州Narovlya地区出身の340人の農業機械オペレーターと、汚染がより少ないMinsk出身の202人の人々とを比較すると、最初のグループは6倍高い脳血管病理発生率を示した。(27.1対4.5%; Ushakov et al.,1997)
9.Cs-137が1,110kBq/m2レベル以上(30Ci/km2---13,875Bq/kg)の、Mogilev州Kstjukovichi地区における成人1,708人の神経学的罹病率は、Vitebsk州の汚染がより少ない地区出身の検査された9,170人よりも、著しく高かった。(Lukomsky et al.,1993)
10.1991年から2000年にかけて、Belarusのリクイデーターの間で神経系及び感覚器官の疾病率は2.2倍増加した。(Borysevich and Poplyko,2002)
1.放射線レベルが740-2,200kBq/m2(20-60Ci/km2---9,250-27,750Bq/kg)の、Kiev州Polessk地区の汚染地域で、妊婦・育児中の患者・新生児・子供を追跡調査したところ、1986以降の周産期脳障害の発生率は破局前に比べて2倍から3倍高かった。(Kulakov et al.,2001)
2.子供の神経系疾患は、破局2年後汚染地域で著しく増加した。(Stepanova,1999)
1998年までに、子供の神経系および感覚器官疾患は、1986年と比べて6倍増加した。(TASS,1998)
1988年から1999年にかけて他のデータが示したことによれば、神経学的疾病の発生率は10年間で1.8倍に増加した。子供10,000人あたり2,369人から4,350人へ。(Prysyazhnyuk et al.,2002)
3.破局7年から8年後、Chernygov州の汚染された村で中学生と高校生において、より重い疲労と低められた知的能力が見い出された。(Bondar et al.,1995)
4.調査された退避者の子供70人の内97%の脳波(EEGs)は、脳の皮質下及び皮質構造の機能的未熟さを示した。つまり、これら70人の内たった2人が正常な脳波を示した。(Horishna,2005)
5.子宮内で被曝した子供たちは、より多くの神経系疾病と精神異常を患っていた。(Igumnov et al.,2004;Table 5.45)
6.汚染地域の精神疾患を伴った子供の数は、1987年の1,000人あたり2.6人の発生率から、2004年に1,000人あたり5.3人へと増加した。(Horishna,2005)
7.神経系無力症と植物性(自律神経系)調節異常の発生率は、退避者の子供たちにおいて対照群と比較して、5倍以上高かった。(Romanenko et al.,1995a)
8.被曝した子供たちは知能が低い。(Figure 5.10---IQ値が集団として全範囲で約10低下・145以上がいない-訳者)
9.子宮内で妊娠16週から25週に被曝した子供たちは、一連の状態を進展させる。それは次のことを含む。
・脳傷害または脳機能障害による精神的障害と人格障害の発生率増加。(F06,F07)
・心理的発達傷害。(F80-F89)
・発作性状態(頭痛症候群,G44; 偏頭痛, G43; テンカン型症候群; G40 )
・身体性自律神経機能障害somatoform autonomic dysfunction(F45.3)
・児童期の行動及び情緒障害(F90-F99)
10.重度に被曝したPripyat市からの退避者の子供たちは、知的発達の量的パラメーター(IQ)が、Kiev市の被曝がより少ない子供たちに比べて、低かった。(Table 5.46)
11.汚染地域において破局後最初の6年間、特に1990年以降、成人の神経系疾患発生率の著しい高まりが観察された。(Table 5.47)
12.神経系と感覚器官の疾病率が、汚染地帯で1988年と1999年の間に、3.8倍から5倍増加した。
成人の退避者の間で、これらの疾病は人口全体においてよりも有意にしばしば発生した。(Prysyazhnyuk et al.,2002)
1994年汚染地では、成人と10代と退避者の間で、神経系疾患が全疾病率の10.1%を占めた。(Grodzinsky,1999)
13.リクイデーターの93%から100%は神経精神障害を患っている。それは主に器質的な症候を示す精神障害を伴う。(F00-F09)(Loganovsky,1999,2000)
地域的な精神病分類とICD-10基準とDSM-IV基準に従って、心的外傷後ストレス症候群(PTSD)及び心身症的で器質的で異常分裂病的な人格発達が記録されている。(Loganovsky,2002)
14.疲労を患っている、無作為に選ばれた100人のリクイデーターの内合計26人は、慢性疲労症候群(CFS)の診断基準に合致していた。
従って慢性疲労症候群は、リクイデーターにとって、破局的事故の最も広範に見られる影響の一つかもしれない。(Loganovsky,2000b,2003)
さらに、慢性疲労症候群X(MSX-心臓疾患のリスク要因グループ)の発生率は有意に減少したが(p<0.001)(1990-1995の65.5%から1996-2001の10.5%へ)、メタボリック症候群の発生頻度は同時期に有意に増加した(p<0.001)(15%から48.2%へ)。
疲労症候群とメタボリック症候群Xは、他の病理の最初の進展段階であるとみなされる。そして疲労症候群は、メタボリック症候群X神経変性・認知障害・神経精神病的障害へと変わり得る。(Kovalenko and Loganovsky,2001; Volovik et al.,2005)
15.リクイデーターの代表的集団に、Franco-German Chernobyl Initiative(Subproject 3.8)の枠組み内で、混合composit国際診断面接を使用して、横断的研究が実施された。
結果が示したことによれば、リクイデーターの精神障害発生率(36%)は、Ukraine全人口における発生率(20.5%)に比べて約2倍の増加を示し、さらにうつ病発生率の劇的な増加を示した(24.5%対9.1%)。
また不安症(パニック障害)もリクイデーターでは増加していた。(12.6%対7.1%)
同時に、リクイデーターの間のアルコール依存は、全人口のそれに比べて大して高くは無かった。(8.6%対6.4%)これは、このアルコール依存という要因が精神疾患への主要な寄与であるという論理を除外している。(Demyttenaere et al.,2004; Romanenko et al.,2004)
16.1996年、リクイデーターにおいて神経系と感覚器官の疾病率は、国平均の3倍以上であった。(Serdyuk and Bobyleva,1998)
17.リクイデーターの間で1986年から1987年に神経系の疾病率は、1988年から1990年の2倍であった(Moskalenko,2003)
18.1986年、脳障害を患った約80人の男性Ukraineリクイデーターは、脳の前頭葉と側頭葉領域に構造変異と機能障害を有していた。(Antipchuk,2002,2003)
19.1986年から1987年に作業したリクイデーターの自律神経系障害は、1988年から1989年のリクイデーターの障害と、安定性・表現性・発作の変異性・前庭性I-III機能障害の存在・末梢血液動態異常の諸点で異なっていた。
自律神経系障害は、無力症・混乱した記憶・注意欠陥・情緒混乱・神経症・心気症・うつ病の様な、神経精神病的行動と緊密に結びついている。(Romamenko et al.,1995)
20. 神経精神障害と身体病理の発生率増加が(F00-F09)、1986年から1687年に作業したリクイデーター、特にチェルノブイリ退避ゾーン内で数年作業した者の間で、観察された。(Loganovsky,1999)
21.リクイデーターにおいて、脳の典型的構造異常は、前頭葉と側頭葉の皮質-皮質下結合及び脳の深部構造を巻き込んでいる。
その大脳血行動態障害は動脈硬化変異により引き起こされる。
高張性血管緊張・大脳半球非対称性・左半球の貧弱な血行circulationを伴って、狭窄症プロセスの高発生率が見られた。
脳構造の放射線画像診断の病理学的変異は、萎縮・脳室拡張・局所脳傷害を含む。(Loganovsky et al.,2003; Nyagu and Loganovsky,1998)
22.リクイデーターの脳波パターンと自発的及び誘発された脳生体電気的活動のトポグラフィ的配置は、対照群のそれと有意に異なっていた。(Nyagu et al.,1992; Noshchenko and Loganovsky,1994; Loganovsky and Yuryev,2001)
いくつかの事例において、脳の器質的障害が、臨床的神経精神医学的方法・神経生理学的方法・神経心理学的方法・神経画像化方法を用いて立証された。(Loganovsky et al.,2003;2005b)
限られた期間の被曝後生じるこのような障害を引き起こす、高次心理活動劣化の大脳的基礎は、優位半球の前頭側頭皮質病理および皮質-皮質下結合を伴う正中線組織病理である。(Loganovsky,2002; Loganovsky and Bomko,2004)
23.脳障害を患う男性及び女性Ukraineリクイデーターの平均年齢は41.2+-0.83歳であり、人口全体のそれと比べ著しく若年である。(Stepanenko et al.,2003)
24.1990年以来、チェルノブイリ退避ゾーン勤務職員の間で、一般住民と比べて、精神分裂病(統合失調症)発生率の有意な増加があった。(Ukraineで1990年に、10,000人あたり5.4対1.1; Loganovsky and Loganovskaya,2000)
汚染地域で生じる被曝は、皮質-辺縁系機能障害を伴い、また、素因を有する個人に分裂病または分裂病に似た障害を引き起こす、分子レベルの情報伝達障害を伴う脳障害を引き起こす。(Loganovsky et al.,2004a,2005)
25.チェルノブイリ破局が、チェルノブイリから150km以内に住むリクイデーター・農林業従事者に与えた認知的影響の、縦断的研究が1995年から1998年にかけて行われた。
被曝群(特にリクイデーター)の認知パフォーマンスの正確さと効率の4年間平均レベルは、対照群(チェルノブイリから数百キロ離れて居住する健康なUkraine人)よりも有意に低かった。
パーフォーマンスの縦断的分析は、すべての被曝群について4年間に渡って、心理運動の緩慢さとともに正確さと効率の有意な低下を明らかにした。
これらの発見は、イオン化放射線に急性及び慢性に被曝した結果生じる脳機能障害を、強く示している。(Gamache et al.,2005)
5.8.1.3. Russia
1. Orel州Mtsensk地区(1-5Ci/km2---463-2,313Bq/kg)とVolkhov地区(10-15Ci/km2---4,625-6,938Bq/kg)の汚染地域に住む、妊婦・育児中maternityの患者・新生児・子供たちの縦断的研究によれば、1986年以降観察された周産期脳障害の発生率は、破局以前に比べて2倍であった。(Kulakov et al.,2001)
2.重度に汚染された地域出身の異なる年齢の子供たちの脳波研究は、間脳構造の機能的活動亢進を明らかにした。
これらの地域出身の赤ん坊の脳超音波画像研究は、約3分の1に脳室肥大を明らかにした。(Kulakov et al.,2001)
3.子宮内で被曝した子供たちは、出産前被曝と結びついた、精神障害の最も高い指標を有し、境界線知能と精神遅滞をより示しやすかった。(Ermolyna et al.,1996)
4.汚染地域では、子宮内発育15週で被曝した子供たちに、より低いレベルの言語的知能が見られる。(Rumyantseva et al.,2006)
5.Bryansk州の重度に汚染された地域における、子供たちの神経学的疾病率のデータは矛盾しているが(Table5.48---5Ci/km2以上、1995-1998間で増減傾向が地区間で一致しない)、Klintsy市と Krasnogorsk地区の神経学的疾病率は、州レベル及び他のRussiaレベルを有意なマージンで超越している。
6.汚染地域の16歳から17歳の生徒の障害された短期記憶と注意欠陥は、汚染レベルと相関していた。(Ushakov et al.,1997)
7.成人の境界線神経心理学的障害は、汚染地域で著しくより頻繁に生じた。(31
対18%; Ushakov et al.,1997)
8.「チェルノブイリ認知症(痴呆)」と名づけられた現象の発症例が増加しつつある。それは成人の脳細胞破壊により引き起こされた、記憶障害・ライティングwriting・痙攣・脈打つ頭痛を含む。(Sokolovskaya,1997)
9.1986年から1993年にかけてリクイデーターの神経学的疾病率は42倍増加した。(Table 5.49)
10.リクイデーターの脳障害発生は1991年から1998年にかけて25%増加した。2004年までに増加は最大34%になった。(Zubovsky and Tararukhyna,2007)
11.1995年に、リクイデーターの神経系と感覚器官の疾病率は、全国平均の6.4倍を越した。(Russian Security Council,2002)
12.多年に渡り観察された2,000人以上のリクイデーターの40%以上が、血管及び混合要因起源の器質的脳疾患を患っている。
これらの疾病は、長期間の脳虚血と中枢調整機能障害の結果であり、小血管の内皮への傷害の可能性がある。(Rumyantseva et al.,1998)
2005年までに評価された1,000人以上のリクイデーターの内約53.7%が、脳あるいは身体疾患からの障害または機能異常により引き起こされた、精神的欠陥を有していた。(F06,F07)
これらの障害は、破局後10年から12年を経てはっきりと明らかになり、毎年毎年著しく増えつつある。そして、主に前頭葉に局在する脳の拡散的器質傷害の特徴である。(Rumyantseva et al.,2006)
13.また、自己免疫及び甲状腺代謝の病理は、リクイデーターの間に発見された精神的障害の主要な要因である。(Rumyantseva et al.,2006)
14.(Bryansk州のリクイデーターに見られる神経系及び感覚器官の障害は、一般住民に比べて著しく多い。(Table 5.50)
15.調査されたリクイデーターの合計12%が、耐え難い灼熱痛として現れる多発性神経障害・四肢萎縮を有する。(Kholodova et al.,1998)
16.Russian Interdepartmental Expert Councilの1999年から2000年のデータによれば、神経心理学的疾病は、調査されたリクイデーター1,000人の18%で、全疾病の2番目の原因であった。(Khrysanfov and Meskikh,2001)
17.脳障害と立証された器質的病理の発生率は、1991年から1997年にかけてと2000年に比べて、20%から34%増加した。そして神経学的診断は、診断基準に基づけばより重症になった。(Khrysanfov and Meskikh,2001)
***********************************************************************
あまりにも長いので、一部だけ引用したが、詳細はリンク先にある。
上のデータは、すべて十数年にわたる長い現地における調査から得られたもので、非常に信頼性が高い。
これらは、放射線被曝が、どれほど脳神経細胞、そして精神に取り返しのつかない(非可逆的な)強烈なダメージを与えたかを証明している。
これはチェルノブイリ原発被曝地のデータではあるが、福島第一原発における被曝者にも、ほぼ同等か、それ以上の被害が出ていると予想される。政府や東電は、フクイチ事故の放射能放出量は、チェルノブイリの7分の1と決めつけているが、実際には、数倍であったことが暴露されている。
たまたま偶然、季節風のシーズンだったために、多くは太平洋に降下したが、一部は東日本全域を汚染した。
その汚染地域は、西は静岡県(実際には岐阜県恵那市にも汚染が出た)から、東、北は青森県までチェルノブイリ汚染地と同じような汚染が起きた。
たぶん短寿命核種は、日本全土を汚染したはずで、恵那に近い私の村も人口3000人で、事故から2ヶ月の間に11名もの心臓疾患急死者が出た。しかし、現在は、セシウム137・ストロンチウム90・アクチノイド・非アクチノイド核種が問題になる。
それは、東日本全域を覆っている。
それらの地域で、認知症が激増し、それによる事故や問題が発生することを、上のリンクが示している。
私の実父も、フクイチ事故後、90歳頃だが、外に散歩に出たまま家に帰宅できなくなった。家族総出で探したところ、近所の公園で座ったまま呆然としている実父を発見できた。
千葉の友人も、まったく同じシチエーションで父親を発見した。
おそらく、日本全土で、同じ事が起きていたはずだが、これがフクイチ事故と関係あると気づいた人は少なかっただろう。
被曝は脳細胞と精神に対して激しいダメージを与える。認知症は滅び行く老人の問題だが、本当は、胎児こそ被曝の最大の犠牲者であり、フクイチ事故のような原発放射能事故が起きると、被曝させられた妊婦の胎児には、致死の次に知能低下という恐ろしい結果が生まれる可能性が高い。上のリンクでは、IQが無被曝者より10以上低下するとされ、これは1963年生まれの米海兵隊におけるデータと全く同じである。
また、IQ145以上の者が誕生しなくなるとも書かれている。藤井聡太やボビー・フィッシャーが生まれなくなるのだ。
それは、妊娠三ヶ月でブラボー水爆放射能に胎児被曝させられた安倍晋三に顕著に表れた。彼は周囲がすべて東大卒の超エリート家系に生まれながら、成蹊学園に裏口入学卒業しかできなかった。
「嘘をつく口先から生まれてきた」と評されるアホボンだが、家の権威と周囲のお膳立てだけで首相を長く務めたものの、何一つまともな政治的成果を出せなかった。
これからの日本は、認知症とIQ低下少年を抱えて、彼らが生きやすくする社会を作り出してゆかねばならない。それは、少なくとも竹中平蔵らが画策するコンピュータAI社会ではない。
アルプスのハイジのように、自然と一体化して、ゆっくりと心温かく生きてゆける環境である。
**************************************************************
ライブドアブログに、嫌がらせ常連の書き込みがあったが、IPを取得するため放置していたら、新しい事実が分かった。
書き込んでいたメンバーのほとんどが、同じIP拠点から発信されていた。
ちあき
219.100.52.152 西新宿
219-100-52-152m5.mineo.jp
love2mac2002jp
219.48.234.85 西新宿 上に同じアドレス
softbank219048234085.bbtec.net
モンブラン
106.129.110.51
KD106129110051.au-net.ne.jp 西新宿 上に同じ
放浪くん(放浪野郎)
114.150.199.128
p1418129-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp 藤沢市
これまで静岡から書いていたlove2macが、初めてちあきと同じIP拠点から書き込んでいた。西新宿のソフトバンクからだ。
ちあき・ジョニストは、自民党青年部の出版社(統一教会系)から書いていることをすでに確認していたので、藤沢から書き込んだ放浪野郎以外は、同じ場所から発信したことになる。
love2macには、直接会いに行くつもりだが、同時に上の連中にも会えそうだ。
実際に白血病は、事故以前の10倍を超える発症率になっているといわれる。(以下は3年前の文章)
やっぱり!甲状腺がんが29倍、白血病が10倍! 2018/10/11
https://85280384.at.webry.info/201810/article_94.html
だが、本当に心底から震え上がるほど恐ろしいのは、癌よりも、むしろ認知症の激増である。
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私は、東日本で、被曝による高齢者の認知症事故が激増していることを何回かブログに書いたのだが、すべて削除されていた。
しかし、これは事実だ。飯塚幸三老人の致死事故をはじめ、この前後に、東日本各地で大量の認知症事故が起きていた。
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この事故の原因は、本当に単なる高齢化認知機能だけに帰せられるものだろうか? 違う! 2011年、環境に莫大な放射能を撒き散らした東京電力の放射能が、じわじわと人々を蝕み、脳機能を犯し、認知症を激発させているのだ。
以下は、我々がフクイチ事故によって、どれほど恐ろしい局面に立たされているかを警告するために書いた。
ネットを検索してみると、100%、新自由主義体制の番人=警察官と成り果てたグーグル検索では、「認知症と被曝には関係がない」と結論する論文、記事しか検索できなくなっている。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrrsabst/2008/0/2008_0_267/_article/-char/ja
だが、まだグーグルほど汚染されていないMSNの検索には、さまざまな問題提起の文書が引っかかってくる。
被曝により一番ダメージを受けるのは脳である → 神経細胞が死滅し萎縮する
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrrsabst/2008/0/2008_0_267/_article/-char/ja
チェルノブイリ事故では、リクビダートルという退役軍人などの事故始末労働者が50万人も強制的に事故原発近傍に送り込まれ激しい被曝を強いられた。
その後、数年経て、リクビダートルには心筋梗塞などの循環器系障害とともに、脳神経障害が強く表れ、大半の人々が認知症のような症状を呈するようになったと報告されている。これを「チェルノブイリ認知症」と読んでいる。
福島第一原発事故とチェルノブイリ事故を比較すると、日本政府は、フクイチ事故の放出放射能は、チェルノブイリの7分の1にすぎないと強弁しているが、実際には、数倍であったとの報告がたくさん出ている。
福島第一原発の放出放射能量は、チェルノブイリの2倍以上
http://acsir.org/data/20140714_acsir_yamada_watanabe_002.pdf
『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』 解説:崎山比早子さん
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低レベル被曝の特殊性とリクビダートルへの影響
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Burla-J.html
このなかで、放射線被曝がもたらす認知症に関係する文章が、以前に比べて極端に減っているが、市民活動家の努力で、削除されずに残っているものもある。
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以下一部抜粋
5.8.神経系と感覚器官の疾病 および その精神衛生への衝撃的影響より
チェルノブイリの破局後22年、低レベルイオン化放射線は、中枢神経系と自律神経系障害及び突然引き起こされるprecipitate放射線起源脳障害の変異の、両方を引き起こすことが明白である。(Loganovsky,1999のレビュー参照) 中枢神経系のある部分は放射線障害に特に影響されやすい。
2.神経系と感覚器官の病気による疾病率は、すべての汚染地帯で著しく増加した。(Lomat et al.,1996)
3.先天性痙攣性症候群(てんかん)は、破局後最初の10年間に汚染地帯において有意に増加した。(Tsymlyakova and Lavrent'eva,1996)
4.1993年から2003年にかけて、神経系疾患及び目とその付属器官の疾患からの一次罹患率は、被曝した両親から生まれた10歳から14歳の子供で、著しく増加した。(National Belarussian Report,2006)
5.子供の神経系疾患は、最も汚染された地域の一つ--Brest州Luninetsk地区で増加した。(Voronetsky et al.,1995) 2000年から2005年にかけて、この地区の子供たちの間に精神障害発生率の増加傾向があった。(Dudinskaya et al.,2006)
6.破局10年後、精神障害は汚染地域から退避した10代の間で疾病率の2番目の原因であった。検査された2,335人のうち1,000人あたり331人。(Syvolobova et al.,1997)
7.神経学的疾患と精神疾患は汚染地域で有意に多かった。(31.2 対 18.0%)
損なわれた短期記憶と注意失錯が、16歳から17歳の高校生に観察された。そしてその病的状態の重さは汚染レベルと直接相関していた。(Ushakov et al.,1997)
8.重度に汚染されたGomel州Narovlya地区出身の340人の農業機械オペレーターと、汚染がより少ないMinsk出身の202人の人々とを比較すると、最初のグループは6倍高い脳血管病理発生率を示した。(27.1対4.5%; Ushakov et al.,1997)
9.Cs-137が1,110kBq/m2レベル以上(30Ci/km2---13,875Bq/kg)の、Mogilev州Kstjukovichi地区における成人1,708人の神経学的罹病率は、Vitebsk州の汚染がより少ない地区出身の検査された9,170人よりも、著しく高かった。(Lukomsky et al.,1993)
10.1991年から2000年にかけて、Belarusのリクイデーターの間で神経系及び感覚器官の疾病率は2.2倍増加した。(Borysevich and Poplyko,2002)
1.放射線レベルが740-2,200kBq/m2(20-60Ci/km2---9,250-27,750Bq/kg)の、Kiev州Polessk地区の汚染地域で、妊婦・育児中の患者・新生児・子供を追跡調査したところ、1986以降の周産期脳障害の発生率は破局前に比べて2倍から3倍高かった。(Kulakov et al.,2001)
2.子供の神経系疾患は、破局2年後汚染地域で著しく増加した。(Stepanova,1999)
1998年までに、子供の神経系および感覚器官疾患は、1986年と比べて6倍増加した。(TASS,1998)
1988年から1999年にかけて他のデータが示したことによれば、神経学的疾病の発生率は10年間で1.8倍に増加した。子供10,000人あたり2,369人から4,350人へ。(Prysyazhnyuk et al.,2002)
3.破局7年から8年後、Chernygov州の汚染された村で中学生と高校生において、より重い疲労と低められた知的能力が見い出された。(Bondar et al.,1995)
4.調査された退避者の子供70人の内97%の脳波(EEGs)は、脳の皮質下及び皮質構造の機能的未熟さを示した。つまり、これら70人の内たった2人が正常な脳波を示した。(Horishna,2005)
5.子宮内で被曝した子供たちは、より多くの神経系疾病と精神異常を患っていた。(Igumnov et al.,2004;Table 5.45)
6.汚染地域の精神疾患を伴った子供の数は、1987年の1,000人あたり2.6人の発生率から、2004年に1,000人あたり5.3人へと増加した。(Horishna,2005)
7.神経系無力症と植物性(自律神経系)調節異常の発生率は、退避者の子供たちにおいて対照群と比較して、5倍以上高かった。(Romanenko et al.,1995a)
8.被曝した子供たちは知能が低い。(Figure 5.10---IQ値が集団として全範囲で約10低下・145以上がいない-訳者)
9.子宮内で妊娠16週から25週に被曝した子供たちは、一連の状態を進展させる。それは次のことを含む。
・脳傷害または脳機能障害による精神的障害と人格障害の発生率増加。(F06,F07)
・心理的発達傷害。(F80-F89)
・発作性状態(頭痛症候群,G44; 偏頭痛, G43; テンカン型症候群; G40 )
・身体性自律神経機能障害somatoform autonomic dysfunction(F45.3)
・児童期の行動及び情緒障害(F90-F99)
10.重度に被曝したPripyat市からの退避者の子供たちは、知的発達の量的パラメーター(IQ)が、Kiev市の被曝がより少ない子供たちに比べて、低かった。(Table 5.46)
11.汚染地域において破局後最初の6年間、特に1990年以降、成人の神経系疾患発生率の著しい高まりが観察された。(Table 5.47)
12.神経系と感覚器官の疾病率が、汚染地帯で1988年と1999年の間に、3.8倍から5倍増加した。
成人の退避者の間で、これらの疾病は人口全体においてよりも有意にしばしば発生した。(Prysyazhnyuk et al.,2002)
1994年汚染地では、成人と10代と退避者の間で、神経系疾患が全疾病率の10.1%を占めた。(Grodzinsky,1999)
13.リクイデーターの93%から100%は神経精神障害を患っている。それは主に器質的な症候を示す精神障害を伴う。(F00-F09)(Loganovsky,1999,2000)
地域的な精神病分類とICD-10基準とDSM-IV基準に従って、心的外傷後ストレス症候群(PTSD)及び心身症的で器質的で異常分裂病的な人格発達が記録されている。(Loganovsky,2002)
14.疲労を患っている、無作為に選ばれた100人のリクイデーターの内合計26人は、慢性疲労症候群(CFS)の診断基準に合致していた。
従って慢性疲労症候群は、リクイデーターにとって、破局的事故の最も広範に見られる影響の一つかもしれない。(Loganovsky,2000b,2003)
さらに、慢性疲労症候群X(MSX-心臓疾患のリスク要因グループ)の発生率は有意に減少したが(p<0.001)(1990-1995の65.5%から1996-2001の10.5%へ)、メタボリック症候群の発生頻度は同時期に有意に増加した(p<0.001)(15%から48.2%へ)。
疲労症候群とメタボリック症候群Xは、他の病理の最初の進展段階であるとみなされる。そして疲労症候群は、メタボリック症候群X神経変性・認知障害・神経精神病的障害へと変わり得る。(Kovalenko and Loganovsky,2001; Volovik et al.,2005)
15.リクイデーターの代表的集団に、Franco-German Chernobyl Initiative(Subproject 3.8)の枠組み内で、混合composit国際診断面接を使用して、横断的研究が実施された。
結果が示したことによれば、リクイデーターの精神障害発生率(36%)は、Ukraine全人口における発生率(20.5%)に比べて約2倍の増加を示し、さらにうつ病発生率の劇的な増加を示した(24.5%対9.1%)。
また不安症(パニック障害)もリクイデーターでは増加していた。(12.6%対7.1%)
同時に、リクイデーターの間のアルコール依存は、全人口のそれに比べて大して高くは無かった。(8.6%対6.4%)これは、このアルコール依存という要因が精神疾患への主要な寄与であるという論理を除外している。(Demyttenaere et al.,2004; Romanenko et al.,2004)
16.1996年、リクイデーターにおいて神経系と感覚器官の疾病率は、国平均の3倍以上であった。(Serdyuk and Bobyleva,1998)
17.リクイデーターの間で1986年から1987年に神経系の疾病率は、1988年から1990年の2倍であった(Moskalenko,2003)
18.1986年、脳障害を患った約80人の男性Ukraineリクイデーターは、脳の前頭葉と側頭葉領域に構造変異と機能障害を有していた。(Antipchuk,2002,2003)
19.1986年から1987年に作業したリクイデーターの自律神経系障害は、1988年から1989年のリクイデーターの障害と、安定性・表現性・発作の変異性・前庭性I-III機能障害の存在・末梢血液動態異常の諸点で異なっていた。
自律神経系障害は、無力症・混乱した記憶・注意欠陥・情緒混乱・神経症・心気症・うつ病の様な、神経精神病的行動と緊密に結びついている。(Romamenko et al.,1995)
20. 神経精神障害と身体病理の発生率増加が(F00-F09)、1986年から1687年に作業したリクイデーター、特にチェルノブイリ退避ゾーン内で数年作業した者の間で、観察された。(Loganovsky,1999)
21.リクイデーターにおいて、脳の典型的構造異常は、前頭葉と側頭葉の皮質-皮質下結合及び脳の深部構造を巻き込んでいる。
その大脳血行動態障害は動脈硬化変異により引き起こされる。
高張性血管緊張・大脳半球非対称性・左半球の貧弱な血行circulationを伴って、狭窄症プロセスの高発生率が見られた。
脳構造の放射線画像診断の病理学的変異は、萎縮・脳室拡張・局所脳傷害を含む。(Loganovsky et al.,2003; Nyagu and Loganovsky,1998)
22.リクイデーターの脳波パターンと自発的及び誘発された脳生体電気的活動のトポグラフィ的配置は、対照群のそれと有意に異なっていた。(Nyagu et al.,1992; Noshchenko and Loganovsky,1994; Loganovsky and Yuryev,2001)
いくつかの事例において、脳の器質的障害が、臨床的神経精神医学的方法・神経生理学的方法・神経心理学的方法・神経画像化方法を用いて立証された。(Loganovsky et al.,2003;2005b)
限られた期間の被曝後生じるこのような障害を引き起こす、高次心理活動劣化の大脳的基礎は、優位半球の前頭側頭皮質病理および皮質-皮質下結合を伴う正中線組織病理である。(Loganovsky,2002; Loganovsky and Bomko,2004)
23.脳障害を患う男性及び女性Ukraineリクイデーターの平均年齢は41.2+-0.83歳であり、人口全体のそれと比べ著しく若年である。(Stepanenko et al.,2003)
24.1990年以来、チェルノブイリ退避ゾーン勤務職員の間で、一般住民と比べて、精神分裂病(統合失調症)発生率の有意な増加があった。(Ukraineで1990年に、10,000人あたり5.4対1.1; Loganovsky and Loganovskaya,2000)
汚染地域で生じる被曝は、皮質-辺縁系機能障害を伴い、また、素因を有する個人に分裂病または分裂病に似た障害を引き起こす、分子レベルの情報伝達障害を伴う脳障害を引き起こす。(Loganovsky et al.,2004a,2005)
25.チェルノブイリ破局が、チェルノブイリから150km以内に住むリクイデーター・農林業従事者に与えた認知的影響の、縦断的研究が1995年から1998年にかけて行われた。
被曝群(特にリクイデーター)の認知パフォーマンスの正確さと効率の4年間平均レベルは、対照群(チェルノブイリから数百キロ離れて居住する健康なUkraine人)よりも有意に低かった。
パーフォーマンスの縦断的分析は、すべての被曝群について4年間に渡って、心理運動の緩慢さとともに正確さと効率の有意な低下を明らかにした。
これらの発見は、イオン化放射線に急性及び慢性に被曝した結果生じる脳機能障害を、強く示している。(Gamache et al.,2005)
5.8.1.3. Russia
1. Orel州Mtsensk地区(1-5Ci/km2---463-2,313Bq/kg)とVolkhov地区(10-15Ci/km2---4,625-6,938Bq/kg)の汚染地域に住む、妊婦・育児中maternityの患者・新生児・子供たちの縦断的研究によれば、1986年以降観察された周産期脳障害の発生率は、破局以前に比べて2倍であった。(Kulakov et al.,2001)
2.重度に汚染された地域出身の異なる年齢の子供たちの脳波研究は、間脳構造の機能的活動亢進を明らかにした。
これらの地域出身の赤ん坊の脳超音波画像研究は、約3分の1に脳室肥大を明らかにした。(Kulakov et al.,2001)
3.子宮内で被曝した子供たちは、出産前被曝と結びついた、精神障害の最も高い指標を有し、境界線知能と精神遅滞をより示しやすかった。(Ermolyna et al.,1996)
4.汚染地域では、子宮内発育15週で被曝した子供たちに、より低いレベルの言語的知能が見られる。(Rumyantseva et al.,2006)
5.Bryansk州の重度に汚染された地域における、子供たちの神経学的疾病率のデータは矛盾しているが(Table5.48---5Ci/km2以上、1995-1998間で増減傾向が地区間で一致しない)、Klintsy市と Krasnogorsk地区の神経学的疾病率は、州レベル及び他のRussiaレベルを有意なマージンで超越している。
6.汚染地域の16歳から17歳の生徒の障害された短期記憶と注意欠陥は、汚染レベルと相関していた。(Ushakov et al.,1997)
7.成人の境界線神経心理学的障害は、汚染地域で著しくより頻繁に生じた。(31
対18%; Ushakov et al.,1997)
8.「チェルノブイリ認知症(痴呆)」と名づけられた現象の発症例が増加しつつある。それは成人の脳細胞破壊により引き起こされた、記憶障害・ライティングwriting・痙攣・脈打つ頭痛を含む。(Sokolovskaya,1997)
9.1986年から1993年にかけてリクイデーターの神経学的疾病率は42倍増加した。(Table 5.49)
10.リクイデーターの脳障害発生は1991年から1998年にかけて25%増加した。2004年までに増加は最大34%になった。(Zubovsky and Tararukhyna,2007)
11.1995年に、リクイデーターの神経系と感覚器官の疾病率は、全国平均の6.4倍を越した。(Russian Security Council,2002)
12.多年に渡り観察された2,000人以上のリクイデーターの40%以上が、血管及び混合要因起源の器質的脳疾患を患っている。
これらの疾病は、長期間の脳虚血と中枢調整機能障害の結果であり、小血管の内皮への傷害の可能性がある。(Rumyantseva et al.,1998)
2005年までに評価された1,000人以上のリクイデーターの内約53.7%が、脳あるいは身体疾患からの障害または機能異常により引き起こされた、精神的欠陥を有していた。(F06,F07)
これらの障害は、破局後10年から12年を経てはっきりと明らかになり、毎年毎年著しく増えつつある。そして、主に前頭葉に局在する脳の拡散的器質傷害の特徴である。(Rumyantseva et al.,2006)
13.また、自己免疫及び甲状腺代謝の病理は、リクイデーターの間に発見された精神的障害の主要な要因である。(Rumyantseva et al.,2006)
14.(Bryansk州のリクイデーターに見られる神経系及び感覚器官の障害は、一般住民に比べて著しく多い。(Table 5.50)
15.調査されたリクイデーターの合計12%が、耐え難い灼熱痛として現れる多発性神経障害・四肢萎縮を有する。(Kholodova et al.,1998)
16.Russian Interdepartmental Expert Councilの1999年から2000年のデータによれば、神経心理学的疾病は、調査されたリクイデーター1,000人の18%で、全疾病の2番目の原因であった。(Khrysanfov and Meskikh,2001)
17.脳障害と立証された器質的病理の発生率は、1991年から1997年にかけてと2000年に比べて、20%から34%増加した。そして神経学的診断は、診断基準に基づけばより重症になった。(Khrysanfov and Meskikh,2001)
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あまりにも長いので、一部だけ引用したが、詳細はリンク先にある。
上のデータは、すべて十数年にわたる長い現地における調査から得られたもので、非常に信頼性が高い。
これらは、放射線被曝が、どれほど脳神経細胞、そして精神に取り返しのつかない(非可逆的な)強烈なダメージを与えたかを証明している。
これはチェルノブイリ原発被曝地のデータではあるが、福島第一原発における被曝者にも、ほぼ同等か、それ以上の被害が出ていると予想される。政府や東電は、フクイチ事故の放射能放出量は、チェルノブイリの7分の1と決めつけているが、実際には、数倍であったことが暴露されている。
たまたま偶然、季節風のシーズンだったために、多くは太平洋に降下したが、一部は東日本全域を汚染した。
その汚染地域は、西は静岡県(実際には岐阜県恵那市にも汚染が出た)から、東、北は青森県までチェルノブイリ汚染地と同じような汚染が起きた。
たぶん短寿命核種は、日本全土を汚染したはずで、恵那に近い私の村も人口3000人で、事故から2ヶ月の間に11名もの心臓疾患急死者が出た。しかし、現在は、セシウム137・ストロンチウム90・アクチノイド・非アクチノイド核種が問題になる。
それは、東日本全域を覆っている。
それらの地域で、認知症が激増し、それによる事故や問題が発生することを、上のリンクが示している。
私の実父も、フクイチ事故後、90歳頃だが、外に散歩に出たまま家に帰宅できなくなった。家族総出で探したところ、近所の公園で座ったまま呆然としている実父を発見できた。
千葉の友人も、まったく同じシチエーションで父親を発見した。
おそらく、日本全土で、同じ事が起きていたはずだが、これがフクイチ事故と関係あると気づいた人は少なかっただろう。
被曝は脳細胞と精神に対して激しいダメージを与える。認知症は滅び行く老人の問題だが、本当は、胎児こそ被曝の最大の犠牲者であり、フクイチ事故のような原発放射能事故が起きると、被曝させられた妊婦の胎児には、致死の次に知能低下という恐ろしい結果が生まれる可能性が高い。上のリンクでは、IQが無被曝者より10以上低下するとされ、これは1963年生まれの米海兵隊におけるデータと全く同じである。
また、IQ145以上の者が誕生しなくなるとも書かれている。藤井聡太やボビー・フィッシャーが生まれなくなるのだ。
それは、妊娠三ヶ月でブラボー水爆放射能に胎児被曝させられた安倍晋三に顕著に表れた。彼は周囲がすべて東大卒の超エリート家系に生まれながら、成蹊学園に裏口入学卒業しかできなかった。
「嘘をつく口先から生まれてきた」と評されるアホボンだが、家の権威と周囲のお膳立てだけで首相を長く務めたものの、何一つまともな政治的成果を出せなかった。
これからの日本は、認知症とIQ低下少年を抱えて、彼らが生きやすくする社会を作り出してゆかねばならない。それは、少なくとも竹中平蔵らが画策するコンピュータAI社会ではない。
アルプスのハイジのように、自然と一体化して、ゆっくりと心温かく生きてゆける環境である。
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ライブドアブログに、嫌がらせ常連の書き込みがあったが、IPを取得するため放置していたら、新しい事実が分かった。
書き込んでいたメンバーのほとんどが、同じIP拠点から発信されていた。
ちあき
219.100.52.152 西新宿
219-100-52-152m5.mineo.jp
love2mac2002jp
219.48.234.85 西新宿 上に同じアドレス
softbank219048234085.bbtec.net
モンブラン
106.129.110.51
KD106129110051.au-net.ne.jp 西新宿 上に同じ
放浪くん(放浪野郎)
114.150.199.128
p1418129-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp 藤沢市
これまで静岡から書いていたlove2macが、初めてちあきと同じIP拠点から書き込んでいた。西新宿のソフトバンクからだ。
ちあき・ジョニストは、自民党青年部の出版社(統一教会系)から書いていることをすでに確認していたので、藤沢から書き込んだ放浪野郎以外は、同じ場所から発信したことになる。
love2macには、直接会いに行くつもりだが、同時に上の連中にも会えそうだ。