リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

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急に困ったときに何とかしてくれそうな人たち。

2012年01月22日 | Weblog
大町温泉郷で、もはや恒例となった安曇総合病院の精神科部門と大町保健福祉事務所と警察と消防救急(北アルプス広域連合)との親睦をかねて新年会があった。
今年で5回目だそうで、もはや恒例行事である。

「119番」と「110番」を呼べば来てくれる人たちが揃い踏みで、保健所や病院も含め365日、24時間スタンバっていて急に困った時に何とかしてくれそうな人たちだ。

ケースを通じても普段から一緒に仕事をしている仲間でもある。
お酌をしながらあいさつ回りをして警察、救急隊の苦労話をうかがう。

保健所は措置入院、監査で指導を受け、精神福祉相談などで出向くこともあり常日頃から連携をとっている。
また事業母体をこえた地域医療の計画などでも県や複数の医療機関の間をとりもち指導をいただく相手である。

警察は措置入院や、病院でのトラブルなどのときにお世話になっている。
勾留中の方が連れてこられて診察することもある。

救急外来の全科当直もやっているのですでに見知った関係だ。
救急隊はメディカルラリーに一緒に参加したり、JPTEC,ICLSなどの練習やデモを病院でおこなってくれるなど力強い医療チームの仲間である。
できる急性期身体医療に限度のある当院から他院への転院搬送などでもお世話になっている。

小さな地域なので大きな事故で多数の傷病者が発生した時のことなど、あの時はどうだったというような話になる。

お互いに顔見知りになり手心を知っているのと知らないで文句をいっているのとでは大違いである。
こういう機会は実に貴重であると思った。

今回は主に精神医療の入口(急性期側)側の主役が揃い踏みだったが、今度は出口側、慢性期というか生活期版もやりたい。
地域の中の障害福祉施設だとか、ジソウとかホーカツとか法律家とか生保ワーカーもいれてね。