スーパーももちゃんはミスうちゅうかん

サザンファンの介護福祉士です。阪神の糸井選手と同じ誕生日なのでこのタイトルになりました。

リーサル・ウェポンの裏の苦悩。

2024年02月13日 23時00分49秒 | テレビ番組の感想
X(旧Twitter)で仲良くさせて頂いているポス友さんいわく「リーサル・ウェポン」と危険人物扱いされ、私は江頭2:50さんのごとく「ワンクールのレギュラーより伝説という名の放送事故」「ハリケーン」と呼んでいる料理愛好家の平野レミさんのドキュメンタリー番組が昨日放送されました。


奇想天外な料理を作る裏で彼女がどういう人生を送ったのかを大竹しのぶさんのナレーションで語られていました。


彼女の父で文学者の平野威馬雄さんの死後見つかったという日記にレミさんのことが多く書かれていました。おてんばで空気の読めない子供だったといいます。


威馬雄さんがレミさんに良く言ったのは「意地悪(いじめ)はするな」という言葉でした。


威馬雄さんは父親がアメリカ人で、ハーフゆえに理不尽な差別やいじめを受け、その辛い経験が終戦後にアメリカ兵との間に生まれ、相手がアメリカに帰国してしまったために取り残された女性とその子供を救う活動をした人です。


レミさんが高校に進学したもの、型にはめる教育システムに合わず、下駄履きで投稿したことを注意されたこともありました。


教師の叱責が原因で学校を飛び出したレミさんは高校を退学します。それでも威馬雄さんは絶対責めたりしませんでした。


レミさんは私の亡き母と同学年ですが、そんな彼女に一目惚れしたイラストレーターの和田誠氏でした。当時ラジオ番組で共演していた元TBSのアナウンサーの久米宏さんに空気の読めない性格ゆえに対応に苦労した経験からガチで断られたという。


ふたりは交際10日で結婚を決めたといいますが、レミさんの作る料理には絶対不満を言わなかったといいます。


そんなレミさんの「伝説」は昭和60年に出演した「きょうの料理」から始まります。トマトを手で潰して入れるという行動は大バッシングを受けました。しかし、型にハマらない彼女のキャラクターを面白いと新聞のテレビ欄の投書欄に掲載されたことで彼女の料理番組での出演が増えました。


特にNHKの「早わざレシピ」ではまるごと茹でたブロッコリーに明太子のソースをぶっかけ、あるときは電子レンジで加熱したお肉の汁を「チン汁」ときわどい発言をしたり、フライを洗濯ハンガーにかけたりと伝説だらけ。


最近は次男の奥様の和田明日香さん(あーちゃん)がフォローに入っています。


ぶっ飛んだ料理の裏に生きづらさを抱えた子供時代もあったと思いますが、レミさんの最大の理解者が威馬雄さんと和田氏でした。


ふたりがいたからレミさんはレミさんであることが出来た。


コロナ以後窮屈な世の中になってしまいました。だからレミさんのような人が受けたのでは。


ちなみに今日の夕食はレミさんの影響でカレーうどんを作りました。でも、冷凍うどんは使いませんでした。
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