徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

模試のあとにやることは?

2014-05-04 14:35:40 | 日記
3年生の皆さんは、これから模擬試験の嵐がやってきます。

マーク、記述、大学別、難関向けなどいろいろな模試があります。

学校で受けるものもあれば、自主的に予備校で受けることもあります。


高校生の多くの人は「模擬試験」を受けても結果しか見ない人が多いんですね。

全国や校内での偏差値・順位、あるいは志望大学に対するABCDEの合格判定結果に一喜一憂して、それでおしまいです。

これは、本当にもったいない話です!


模擬試験は現時点で高校生が習っている範囲で、全国の大学が出題しそうな問題を平均的に並べてあります。

確かに洗練されたいい問題が出されます。

でも、センター試験で出題される問題ははるかに広範囲になりますし、2次試験は各大学で「傾向」も「配点」も全く違います。


だから、現時点で志望大学とは全く違う「傾向」と「配点」の「模擬試験」の結果で一喜一憂するのは、国語の成績で数学や英語の成績を判断しているようなものなのです。

でも、そうは言っても「模擬試験」は良問が出題されています。ですから、これを逃す手はありません。


そこで『模試のあとにやることは?』

①解答解説をよく読んで、自分の弱点を見つける。

②よく理解して(質問して)覚えていないことを覚える。

③そして、もう一度やり直す。


模擬試験を使って「実力をつける勉強」をしてください。

模擬試験は、判定結果を出してもらうためにお金を払っているんじゃないんです。

そうじゃなくて、「詳しい解答解説」をもらうためにお金を払っているという意識になってください。


模擬試験は、あの「詳しい解答解説」を使って勉強するためにあります。

ここまで言っても、中には「やり直す」のではなくて、解答解説を「読むだけ」の人がいますが、必ず、自分でもできるように、もう一度やり直してくださいね。


学校の定期考査も同じです。テストが終わってからが本当の勉強ですからね!


それから、よく生徒に「模擬試験」の勉強のやり方を教えてくださいって聞かれます。

「模擬試験」の前に勉強する必要はありません。


試験そのものは自然体で受け、試験のあとの弱点強化のための勉強に集中することで確実に実力がついていきます。

そうは言っても、点数が悪いのは嫌でしょうから、


『模試の前にやることは?』



①定期テストでできなかった問題をやり直す。

②分からないことは質問する。

③覚えていないことを覚える。


定期テストは「センター試験の小テスト」で、模擬試験は「センター試験の中テスト」みたいなものです。

だから、定期テストは大切なんですね。

ここで点が取れていないと「模擬試験」で点が取れるはずはありません。


結局は基礎がわかっていなければ解けませんから、教科書やノートを見直して定期テストの復習をすることが一番役に立ちます。

模試を単なるテストではなく、勉強の道具として利用してくださいね!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン