徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

学力テスト日本一は秋田県!?

2013-11-23 14:31:39 | 日記
文部科学省の「全国学力テスト」のランキングで、秋田県が2年連続1位になりました。

2007年から実施されている「全国学力テスト」は、小学6年生と中学3年生を対象に行われているテストで、2013年は全校を対象に調査しています。

私立校は2007年以来任意参加となっています。


テストの内容は小学校が国語と算数、中学校が国語と数学で、それぞれ知識力を問うAと知識活用力を問うBに分かれています。

2013年の公立小中学校・全教科の正答率を相加平均して出したランキングで、正答率の全国平均は62.1%。


最も正答率が高かったのは秋田県で69.2%、以下、福井県、石川県、青森県と日本海側の県が上位を占めています。

逆に正答率が最も低かったのは沖縄県で55.8%。これに北海道、大阪府、滋賀県と続いています。


ここでとりあげている正答率は公立小中学校のもので、私立校は含まれていませんので、私立校が多い地域では実態と離れている可能性があるので、不完全な順位だという声もあります。


あるテレビ番組で、秋田県がなぜ強いのかを調査していました。

①少人数学習・・・小中学校の1クラスが約30名。算数や理科など、苦手な子供が多い授業は20名以下で学習している。

②一斉読書・・・小中学校共に時間割の中に「一斉読書」の時間を設けている。中学生の読書率は全国1位。

③教育専門監制度・・・「スーパーティーチャー」という教えるのがウマイと認定された先生と担任と2人で授業を行う。(これは国が認めた制度で全国10県以上が導入している)

④小中学生の自宅学習率→全国1位

⑤睡眠時間(秋田県)→全国1位

⑥小中学生の朝食摂取率→全国2位

⑦小中学生の長時間テレビ視聴率→全国46位

⑧小中学生の携帯電話所有率→全国最下位


全国1位の実績は、こういった学習環境や生活習慣が大きく影響していることが推測されます。


しかし、秋田県は人口減少率が全国1位。しかも年間1万人ペ-スで減少しているので、大学を卒業しても働くところがない、東京の方へ行く人が多く、戻ってくる人が少ない。

といった問題点もあるそうです。

また、大学進学率は35.9%で全国的には下位グループに入ります。


なんだかもったいない気もしますが、いいところは見習いたいものです!

自宅で学習する時間を作る、読書をする、睡眠時間を取る、朝食を食べる、テレビや携帯に使う時間を減らす、といった当たり前のことをやることが、やはり大切なんですね!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン