今回はお父様、お母様にお伝えします。
近年、保護者の方の悩みで一番多いのが、「子どもが口をきいてくれない。うるさい、ウザイと言われる。言いたいことが言えない。」といったもののようです。
ところが、子どもが受験に関する悩みを相談した相手の、実に28.1%は保護者だというデータもあります。
子どもは保護者を、少なからず求めているんですね。
しかし、現実的にはうまくいかないということなんでしょうね。
子どもの相談に乗って、アドバイスをする際に気をつけてほしいことがあります。
それは何かというと、「極力干渉しないこと!」です。
子どもは思春期に入ると、親からの“自立”が始まります。
思春期に入る前までは、親が子どもにレールを敷いてあげる必要がありました。
しかし、思春期以後の子どもはそうではありません。
親からのアドバイスや愛情を“管理されている”と受け取るようになります。
さらに、どうしても親よりも友人を優先することが多くなります。
思春期以前は、同じ遊びが好きな人たちと交友関係を結んだりしていたのが、思春期以後はお互いの価値観や生き方を内面で認め合うような交友関係を求めるようになります。
せっかく親が進路や勉強のアドバイスをしても“管理されている”と感じてしまいがちです。
この時に、子どもの内面が“自立”に向かって成長してきているのに、親がそうした成長を阻んでしまうのは逆効果です。
ただ、「ならば子どもにすべてを任せればいいのか?」という極端な話ではありません。
第一、金銭的な問題は、子どもにはどうしようもありません。
子どもはあくまで“成長途中”ですから“未熟”なところもあります。
ですから、保護者の方々は、子どもの味方になって、“自立”を応援していただきたいと思います。
“親vs.子ども”という構図ではなく、保護者の方から「私は○○の味方なんだよ」と声をかけてあげる必要があります。
思春期を迎えた子どもは、大人でもあり子どもでもありますから、意図的にうまく使い分けてくる子どももいます。
ですから、子どもの方から親に妥協してくることはあまりありません。
たとえ今までが対立関係であったとしても、大人である保護者から、子どもとの仲直り、良い関係に向けて妥協を示していくのが望ましいやり方です。
そして、親が子どもにアドバイスする際は、子どもに選択肢を与えて、少しずつ責任を持たせるようにしてください。
親が子どもの家庭教師になってしまうと、どうしても感情的に指導してしまいがちです。
「親の言うことを聞きなさい!」と叱るのではなく、「その代わり、これから○○が決めなくちゃいけないことが増えるんだぞ。」と会話を切り替えてください。
金銭的な問題についても相談し、子どもに選択肢を与えるようにしてください。
勉強をしない子どもの中には、どう勉強したら良いのかわからなくて、現実逃避をしている場合も多いです。
将来に不安を覚えて、勉強する意味を見いだせなくなって、勉強をしていない子どももたくさん居ます。
そうした子どもとは、将来について一緒に考えてみてください(不干渉をお忘れなく!)。
子どもは有益な情報には食いついてきます。
子どもがちゃんと話を聞いてくれるかどうかは、保護者が話す内容や話し方次第といったところがあります。
そして、子どもに少しずつ責任を持たせて“自立”を促してください。
親からレールを敷かれて仕方なく勉強しているのと、自分でやることを選択して、自分の意志で勉強しているのとでは、やる気も勉強の成果も全然違ってきます。
大学受験を成功させるためにも、子どもの“自立”を応援する姿勢をどうか忘れないでいただきたいと考えます。
※参考図書/『親だから伸ばせる中高生の「学力」と「生きる力」』(家庭人BOOKS)汐見 稔幸(著)
☆ドラゴン
近年、保護者の方の悩みで一番多いのが、「子どもが口をきいてくれない。うるさい、ウザイと言われる。言いたいことが言えない。」といったもののようです。
ところが、子どもが受験に関する悩みを相談した相手の、実に28.1%は保護者だというデータもあります。
子どもは保護者を、少なからず求めているんですね。
しかし、現実的にはうまくいかないということなんでしょうね。
子どもの相談に乗って、アドバイスをする際に気をつけてほしいことがあります。
それは何かというと、「極力干渉しないこと!」です。
子どもは思春期に入ると、親からの“自立”が始まります。
思春期に入る前までは、親が子どもにレールを敷いてあげる必要がありました。
しかし、思春期以後の子どもはそうではありません。
親からのアドバイスや愛情を“管理されている”と受け取るようになります。
さらに、どうしても親よりも友人を優先することが多くなります。
思春期以前は、同じ遊びが好きな人たちと交友関係を結んだりしていたのが、思春期以後はお互いの価値観や生き方を内面で認め合うような交友関係を求めるようになります。
せっかく親が進路や勉強のアドバイスをしても“管理されている”と感じてしまいがちです。
この時に、子どもの内面が“自立”に向かって成長してきているのに、親がそうした成長を阻んでしまうのは逆効果です。
ただ、「ならば子どもにすべてを任せればいいのか?」という極端な話ではありません。
第一、金銭的な問題は、子どもにはどうしようもありません。
子どもはあくまで“成長途中”ですから“未熟”なところもあります。
ですから、保護者の方々は、子どもの味方になって、“自立”を応援していただきたいと思います。
“親vs.子ども”という構図ではなく、保護者の方から「私は○○の味方なんだよ」と声をかけてあげる必要があります。
思春期を迎えた子どもは、大人でもあり子どもでもありますから、意図的にうまく使い分けてくる子どももいます。
ですから、子どもの方から親に妥協してくることはあまりありません。
たとえ今までが対立関係であったとしても、大人である保護者から、子どもとの仲直り、良い関係に向けて妥協を示していくのが望ましいやり方です。
そして、親が子どもにアドバイスする際は、子どもに選択肢を与えて、少しずつ責任を持たせるようにしてください。
親が子どもの家庭教師になってしまうと、どうしても感情的に指導してしまいがちです。
「親の言うことを聞きなさい!」と叱るのではなく、「その代わり、これから○○が決めなくちゃいけないことが増えるんだぞ。」と会話を切り替えてください。
金銭的な問題についても相談し、子どもに選択肢を与えるようにしてください。
勉強をしない子どもの中には、どう勉強したら良いのかわからなくて、現実逃避をしている場合も多いです。
将来に不安を覚えて、勉強する意味を見いだせなくなって、勉強をしていない子どももたくさん居ます。
そうした子どもとは、将来について一緒に考えてみてください(不干渉をお忘れなく!)。
子どもは有益な情報には食いついてきます。
子どもがちゃんと話を聞いてくれるかどうかは、保護者が話す内容や話し方次第といったところがあります。
そして、子どもに少しずつ責任を持たせて“自立”を促してください。
親からレールを敷かれて仕方なく勉強しているのと、自分でやることを選択して、自分の意志で勉強しているのとでは、やる気も勉強の成果も全然違ってきます。
大学受験を成功させるためにも、子どもの“自立”を応援する姿勢をどうか忘れないでいただきたいと考えます。
※参考図書/『親だから伸ばせる中高生の「学力」と「生きる力」』(家庭人BOOKS)汐見 稔幸(著)
☆ドラゴン