自動車整備業&車両販売業のCS経営をコンサルタントする TIO21ブログ

自動車整備業、車両販売業のCS経営のためのコンサルティング、現場改善指導、制度設計、社員教育、各種セミナー・講演

会議は、司会者できまるー3.ゴールがデザインできていない

2011年03月30日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、会議は、司会者で決まるー3のゴールがデザインされていない、です。

会議は「アジェンダ」が必要だという話をよく聞く。
アジェンダとは「議題」とか「会議の計画表」などとして使われる言葉だ。

ある中販店でも会議のアジェンダが作られ、事前に出席予定者に配布されて
いる。しかし、アジェンダに沿って、事前に準備が整っていないのだ。

特に、司会進行をつかさどる「議長」がほとんど何も準備ができていない。
これも、輪番制の弊害と思う。

議長は、アジェンダを穴が開くほど読んで、今回の会議のゴールを決めておかなければ
ならないのだが、何もできていない。

一般的には、アジェンダに「ゴール」が書かれている。
ある中販店のアジェンダにも、「〇〇の拡販」などと言ったことが書かれていた。

この程度のゴールが多いいわけだから、議長は、もっと明快なゴールを腹案として
持って、そのための「シナリオ」をゴールと一緒に用意しておかなければならない。

しかし出来ているのは、アジェンダに書かれている議事項目と、
「時間配分」と「終了時間」だけだ。

開催時間がくると、「では、ただいまより〇〇会議を開催します。まず、前回会議の振り返り
から始めます・・・・」と会議が始まる。

振り返りが終わると、アジェンダに書かれている「議題」へと進む。この繰り返しで、
会議が進み、「これで全部の議題が済みました。次回会議の議題を決めます」

「では、〇と〇を議題にします。次回会議の司会は〇〇さんです。よろしくお願いいたします。
解散」うーーん、これって会議ではなくて、
やっぱり「報告会」なのだ。

このような調子だから、会議が「余談」で盛り上がってしまったり、意見が飛躍してしまって
収拾が付かなくなってしまう。

シナリオは、どういう道筋でゴールまで話し合いを導いていくかを計画したものだ。
予断を持って会議に臨んではならないが、会議のゴールに上手く持っていくためには、
シナリオはとても大事な議長のツールなのだ。


株式会社ティオ
お問い合わせ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 会議は、司会者できまるー2... | トップ | 会議は、司会者できまるー4... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

経営・オピニオン全般」カテゴリの最新記事