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フロントマンがやってはならないことー5.売上計上を溜める

2012年11月30日 | 営業・フロント全般


おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、フロントマンがやってはならないことー5.売上計上を溜める、です。

売上計上を溜めるとは、納品請求書を納車の都度発行しないで、ある期間たってから
纏めて発行することだ。

これを行っているフロントは、社内の売上計上のことしか考えていない。
これは、とても危険なことだ。

どう危険かと言えば、納品請求書を納車の都度発行していないことは、
納車説明をロクにしていないこととイコールだからだ。

「一応直りましたので、これで乗ってみてください」と、現車を引き渡して終わり。
これでは、お客様満足などは望めない。逆に、不満の原因となってしまう。

最後良ければすべてよし、ではないが納車は満足を高める最後の場面だ。
納品請求書の作業明細と料金の説明、それに加えて「後日整備の確認と提案」
「整備保証の説明」、そして「次回点検日の説明」など、一通りの説明や確認を
頂く納車説明によって、満足度が決定づけられるのだ。

だから、納品請求書を都度発行し、売上計上を毎日行うことが、フロントの大事な仕事なのだ。
このことを理解しておかないと、一人前のフロントとは言えない。

現車引き渡しと「納品請求書」は一体のもの、つまり即伝は当たり前のことだ。
それを、現車だけ先に引き渡すのは「納車」とは言えないのだ。

納車とは、納品請求書を発行し、それをもとに整備説明を行って、現車で確認
頂くことだ。だから納車、納品請求書と現車のそれぞれの一文字を使っているのだ。

納車説明が無い納車は「置き車」でしかない。
これでは、最後まで仕事を行ったととにならない。

やはり、納品請求書を発行して、現車と一緒に渡すことだ。
今、納品請求書は業務用パソコンで発行する。

この流れは、作業指示書を発行すれば、追加整備がない限りそのまま納品請求書になる。
納品請求書を、一から作ることはない。作業を行っている時でにでも発行はできる。

後は、意識の問題である。
納品請求書を発行したのだけ、納車するぐらいの気持ちで進めて行ってほしい。


問い合わせ先 株式会社ティオ


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