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車検回帰率を改善するー4.2年間の管理を充実させる

2012年08月09日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検回帰率を改善するー4.2年間の管理を充実させる、です。

納車時に満足頂いても、次回車検までの2年間が、お粗末であったら回帰率は
下がってしまうので、納車後の2年間の管理についても、体制を見直すといい。

2年間の管理プログラムを作ること。
当然、その中には「1年点検」や「保険更新」などの営業活動的なことも
入ってくる。

とはいえ、それだけではこちらの一方的な活動となっているので、
情報提供やカーライフアドバイス、調子伺いなどのケアー的要素も
いれた管理プログラムを構築することだ。

車検後1カ月無料点検⇒半年後液油脂類点検・無料補充⇒情報提供ペーパー配布⇒
1年点検⇒半年後液油脂類点検・無料補充⇒情報提供ペーパー配布⇒保険更新⇒調子伺い

出来る範囲の管理プログラムを構築することだ。
色々やりたいこともあるのかもしれないが、ここはムリしないで、できることから
スタートし、徐々に内容を充実させること。

管理プログラムは、どれだけコンタクトを取るかということが、重要なポイントになる。
ザイアンスの法則にあるように、人は接触の回数が増えることや、人間的側面を
知ることで、親しみが増す。親しみは、整備工場に対する「信頼」につながる。
だから、回帰率が高まるのだ。

セミナーでよく事例に出すのだが、「時計を買うのにどこに行くか?」
以前買った店に行くには、そのお店のことを定期的に「意識させる」ことが必要だ。

であれば、時計購入後1か月目に「時刻の狂いはありませんか?少しでも
ありましたら、調整いたしますので、ご来店ください」といった案内がきたらどう思うだろうか?

2年後に、バンドが汚れていませんか?無料清掃いたしますので、お気軽にご来店
ください、といった案内が届いたらどう感じるだろうか?

モデルチェンジになりました、店頭に展示していますのでご都合の良い日に
ご来店ください。スタッフ一同お待ちしています、といった案内はどうだろうか?

あるいは、電池交換の時期ですとか、オーバーホールの時期ですなどといった
案内が来るたびに、お店を思い出すし、身近に感じることになる。

2年間何もなければ、疎遠になる。疎遠になれば、価格の安い整備工場に
乗り換えてしまう。そういった気を起こさせないようにするのが、2年間のプログラムである。

自分だったらどんなことをしてほしいか、ここいらを基準にしてプログラムを
作ることだ。


問い合わせ先 株式会社ティオ


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