おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車販営業は確率だ!-4.確率から行動を計画する、です。
確率を掴む目的はもう一つある。
それが、行動計画に生かすことだ。
営業成績は、商談の長さ(多さ)に比例する、と言われる。
ということは、商談を一つでも多く(長く)するための、活動計画を立てることになる。
どれくらい多くするかを「確率」を使って求めるのだ。
例えば、見積成約率17%との営業マンと25%の営業マンがいたとする。
17%の営業マンは、6枚に1台成約になるのだから、
4台の目標であれば、約24枚の見積書を提出する計画を組む。
25%の営業マンは、4枚の見積書で1台の成約になる。
ということは、4台販売するには16枚の見積書を提出する計画となる。
見積書は、商談の最後のプロセスになるので、その前のプロセスである
査定や試乗から確率の高い行動計画が組める。
例えば、試乗査定率(査定÷試乗)50%、査定見積率(見積÷査定)90%、見積成約率17%と
すると、1台の販売に必要な試乗件数は、次のようになる。
・見積成約率:1台÷0.17=約6枚
・査定見積率:1台÷0.9 =約1台
・試乗査定率:1台÷0.5 =約2台
これをもとに4台の販売をするための、それぞれのプロセスは、次の通りだ。
・見積成約率:4台÷0.17=約24枚
・査定見積率:24台÷0.9=約27台
・試乗査定率:27台÷0.5=約54台
約54件の試乗客があれば4台の成約が見込めるといことになる。
そこで、54件の試乗客を集めるための具体的な行動計画が出来上がる。
お客への声かけ件数(これも確率で求められる)、その件数はどうしたら
集められるのか?長期保有客や過走行客への「試乗お勧めDM」、出張試乗企画
など様々に行動計画が具体化されていく。
これこそが、「確率」を把握する最大の目的なのだ。
営業マンは、よりきめ細かい営業活動や個客フォローが求められている。
そのためには、ちょっとの時間を見て、顧客対応の密度を上げる必要がある。
だからこそ、ムダを省き、効率的な営業活動が必要なのだ。
確率を活かし、よりレベルの高い車販営業を目指して欲しい。
問い合わせ先 株式会社ティオ
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