おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備工場はフロントで稼ぐー1.フロントの役割が稼ぐを決める、です。
整備工場の創設の時分は、たいがい起業した経営者が、フロント、メカニックを兼務し、
その経営者の奥様か兄弟が経理・総務などを担当し、工場を運営していた。
どうだろうか、時代の背景もあったが多くの整備工場で、経営者がフロントを務めていたころが一番
儲けただろうし、取引客も年々増えていったのではないだろうか。
月日が経ち、規模が大きくなって車両販売などの事業が増えてくると、創業社長が
フロントやメカニックから外れ社員に任せて、営業マンに変身し、訪問営業活動やAA回りをして
忙しく働いた。
気が付くと、フロントを任せた社員は、事務的に接客し、事務的にDMを発送して仕事を消化する
ことに一生懸命になっている。特定のお客さまには親しく接客するが、そうでないとよそよそしい
接客で、親身に欠ける対応が目につく。
結果、顧客が離れ、利益も薄くなっている。
以上の出来事は、私の脚色のしすぎだろうか?
身に覚えのある経営者も多くいるのではないだろうか。
なぜこのようなことが起きるのかは、一言で言えば「フロントの役割」を、社長以外の社員が
理解不足になっているかだ。フロントを単なる「受付」と心得ていれば、受付に重きを置いた仕事をする。
これは、当たり前のことである。
そこで、タイトルにあるように「フロントで稼ぐ」ためには、稼ぐなりの役割をしっかりと、
担当者が理解している必要がある。
フロントの役割は、ズバリ「品質の責任者」である、という整備工場ではもっとも重要な
役割を担っているのだ。フロントが弱ければ、品質は低下し儲けは下降線を描く。
逆に、フロントが強ければ、儲けも客数も右肩上がりになる。
フロントが強くなるも、弱くなるも、それはひとえに「フロントの役割」の理解度に
かかっている。フロントの役割が、正しいことが前提であることは、言うまでもないことだ。
お客さまが求める「品質」を早く、丁寧に、経済的に、お届けする、このことをフロント担当者が、
理解していなければならない役割なのだ。
株式会社ティオ
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