おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、メカニックの整備技能のバラつきを正すー5.育成計画を立て実行する、です。
メカニックの整備技能のバラつきを正す最後は、正すための教育の実施だ。
教育と言っても、闇雲に実施しても効果は期待したほど上がらい。
掛けた教育時間や費用に見合う効果を上げるには、「教育計画」ありき。
計画の内容は、
1.誰を
2.どの技能について
3.何時までに
4.どのレバるに上げるために
5.何を
6.だれが、指導するかを計画することだ。
計画内容は、本人に知らせ理解納得することが何よりも重要だ。
その際に、技能をマスターすることで、どのようなメカニックになるのかを、明確に示すことだ。
ただ単に、不足している技能を習得するための教育ではなく。
教育が終了した時点で、どんな効果がありどのような事がこれからできるようになるのか、
こうしたことをしっかりと伝え、終了時点の姿をイメージさせることだ。
その上で、教育を実施する。
教育は、自己啓発を補完する中心として、「OJT」が中心となる。
必要に応じて、外部セミナーなどに参加させることも必要だ。
外の世界を覗かせて、視野を広げることも教育の一環である。
整備技能というと、修理技術的なことがイメージされるが、接客技能やコミュニケーション技能
なども「技能」のうちなので、これらも含めて計画を立てるようにする。
最近は、立会い車検の際に、車両状態を説明する役割がメカニックに移ってきている。
セールスメカニックなどと言われる時代だ。
こうした役割の多能化を見据えた、教育計画が必要になってきている。
修理技術だけでは、一人前と言えない。
By 株式会社ティオ