途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

雁坂峠~雁峠~笠取山

2015-07-21 | 奥秩父

2015年7月21日

笠取山は1年以上前からずっと気になっていた山でした。
車で国道411号まで行くとなると地元からは遠回りなので、行くとしたら道の駅みとみを拠点とした周回コースと考えていましたが、長丁場なので自分の体力と日照時間の問題で自信が持てず、なかなか行くのを躊躇っていました。
しかし今年に入ってから両神山梵天尾根を歩いたことが自信になり、また、7月~11月末までは雁坂トンネルの通行料金無料ということもあって、行くなら日が長い夏場とようやく決断しました。

6:20 道の駅みとみ
7:10 沓切沢橋
8:10 井戸ノ沢
9:00 雁坂峠 9:10
9:40 水晶山 9:45
10:05 古礼山 10:15
10:55 燕(つばくら)山
11:15 雁峠 11:25
11:40 小さな分水嶺
12:00 笠取山 12:10
12:30 小さな分水嶺
12:40 雁峠 13:00
15:00 新地平
15:20 道の駅みとみ
所要時間:9時間0分

■天候:晴時々曇

■コース状況
道の駅みとみ~雁坂峠
登山口はみとみから車道を挟んでやや南方面に進んだところです。
雁坂トンネル料金所駐車場からでも行けます。
登山口にさえ着けばあとは道なりで道標もあるのでそこまで心配はいらないと思います。
本格的な登山道に入ってから沢筋を歩く箇所があるが、ここでの沢筋を離れていく地点に気を付けたいです。
しっかりとピンクのリボンが付いていましたので目印を見落とさないようにしたいです。
中盤にロープも出現してきますが、滑らないように進めば危険はありません。
後半は一気に視界が開けてきますが、急登です。
また、この時期蜂と蜘蛛の巣に注意したいです。

雁坂峠~水晶山
展望の利くところ、樹林帯と進みますが、一本道で至って安全です。

水晶山~古礼山
多少アップダウンがあります。
特に古礼山への最後の急坂は多少傾斜があります。

古礼山~雁峠
ここも非常に明瞭な一本道の登山道で道迷いの心配は一切ありません。
危険箇所も特にありませんでした。
燕山の山頂標は登山道を少し離れた上にあるので見落とさないようにしたいです。

雁峠~笠取山
分水嶺を過ぎて、笠取山頂への最後の急坂は体力が要ります。
下山時は慎重に下りたいです。

笠取山~道の駅みとみ
一度雁峠に戻ってから亀田林業林道を進みました。
多めにピンクのテープが設置されていました。
沢を何度か渡るため、増水時は気を付けたいです。
登山道はわかりやすかったです。
中盤からは変わり映えのない広めの登山道なのでやや面白みには欠けます。
国道140号に出たらひたすら右に進めば2、30分ほどで道の駅みとみに到着します。

全体を通して道は明瞭でした。
特別上げるとすれば途中沢筋を歩くので増水時に気を付ける程度だと思います。
それでも全体的に安全です。


雁坂トンネルを抜けて早朝に道の駅みとみに到着しました。
トイレも使わせて頂きました。


車道を挟んで少し南に下ったところにある登山道入口。


舗装路を歩き、途中橋も渡ります。


雁坂峠登山口。
乾徳山にある標識と同じタイプです。


先は長いです。


未舗装の登山道を経て再度舗装路に出ます。
カリサカの字に従って進みます。


道の駅みとみ到着前に通過した雁坂トンネル料金所が見えます。


暫く舗装路を歩き続けます。


沓切沢橋。
橋を渡ると舗装路が終わり、本格的な登山道が始まります。


雁坂峠に向かいます。


沢やロープが出てきました。


井戸ノ沢。


樹林帯を九十九折れに高度を上げていくと、展望が開けてきました。
振り返ると富士山も見えました。


晴天も手伝って気持ちのいい山道です。


再び富士山と奥秩父の山々。


本当に開けていて気持ちがいいです。


登り詰めると日本三大峠の一つである雁坂トンネルに到着。
山梨県に出て、また地元埼玉県に戻ってきました。
丁度朝の9:00ですが、風もあって半袖1枚では肌寒いくらいです。


水晶山へ向かう稜線は平坦で気持ちがいいです。


日差しが差し込み暗くない樹林帯。
苔もあったり、


ベンチのある水晶山に到着。
この水晶山も過去に未解決事件があった場所なのです。


アップダウンを繰り返したのち、最後の急坂を登りきると、


明るく開けた古礼山に到着。
絶景で三度富士山。


次の頂は地味な燕山。


古礼山頂の少し先にあるこの場所が休憩に最適。
一人占めだったのでベンチで寝っ転がったり。


展望抜群の稜線を歩いたり、


狭い登山道を歩いたり、


燕山に到着。
1枚目の画像の道標の反対側を少し登ったところに山頂標があります。
他に比べて地味な山頂標ですが、通過点の山ですから。


少し歩くと開けてきて、広い雁峠が見えてきました。


目の前にはついに今回の山行のメインである三角山の笠取山を捉えることができました。


下りきったところから振り返るとこんな感じです。
改めて思うと帰りはここを登らなくてよかったです。


雁峠に到着。
休憩に最適ですが、帰りにも立ち寄ることになりますしようやく大物が目前に迫ってきているので、ここは小休止に留めます。


今はもうやっていない雁峠小屋。
荒廃していて中に入ることはできませんでした。


小さな分水嶺。


笠取小屋方面かな。


こちらが笠取山方面。


事前情報で知ってはいましたが、最後の急坂が見えてきました。


大汗をかきながら登りきったところから撮影しました。


そして今回の山行のメインである笠取山山頂(1953m)。
山頂は奥秩父の縦走路になっています。
山頂で出会った登山者は最後の急坂で先を行かせてもらった女性2名と先着されていた男性1名の計3名でした。


雁峠を目指して長居せずに下山します。
右下にはベンチがある雁峠を捉えることができます。


行きでは気付かなかったけど多摩川の反対側は荒川と富士川になっていました。


そして雁峠に戻って昼食とお昼寝。
ここを一人占めはもはや反則です。


帰りは亀田林業林道を歩きます。


途中広瀬⇔雁峠の道標が複数設置されていました。


やがて沢が出てきました。


靴に水が入らないように慎重に沢を渡ります。


暫く行くと作業小屋が見えてきました。


広い未舗装の林道が続きます。
酷暑の下界が近づいてきたため暑いです。
どんどん日に焼けていくのがわかります。


ようやく亀田林業所のゲートに出ます。


暫く舗装路を歩くと、雁峠登山道入口に出ます。
ここから国道140号を北へ歩けば道の駅みとみに着きます。


■その他
時間的にも当初の想定よりも1時間30分も早く下山することができました。
とはいえ、登られる方がおられたら長丁場と思って頂いていたほうがいいと思います。
道中出会った登山者は雁坂峠で1人、笠取山で2組3人の計4人とあまり多くはありませんでした。
展望がよく奥秩父らしい気持ち良さもあり、楽しい山行だったのでまた歩いてみたいルートです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿