途山記

埼玉県在住、地元関東を中心に歩いています。

男体山

2017-05-24 | 日光・尾瀬
2017年5月24日

上信越自動車道方面の山を予定して計画していたのですが、数日前よりよくある急な気持ちの変化で男体山に切り替えました。
今年になって足利の低山帯に好んで足を踏み入れるようになりましたが、日光は馴染みのない山域で、関越自動車道、北関東自動車道、東北自動車道、日光宇都宮道路と繋いでの訪問となりました。

7:25 二荒山神社中宮祠
8:20 四合目 8:25
9:10 七合目
10:05 二荒山神社中宮祠
10:10 男体山 10:25
11:25 四合目
11:55 二荒山神社中宮祠
所要時間:4時間30分

■天候:曇

■コース状況
二荒山神社中宮祠~四合目
登山口は二荒山神社境内にあります。
石段、笹の静かな樹林帯と登り、三合目から四合目までは一旦車道を歩きます。

四合目~八合目
四合目からは再び山道に入り、ガレ場の急登となるので体力を要する区間です。
下りでは転倒に注意。

八合目~男体山
幾らか残雪が見られたが、歩行に支障はありません。
傾斜は多少緩くなります。
九合目付近は丸太の階段があり、山頂が近付くと歩きにくい赤褐色のザレとなり、特に下りでは滑りやすいので足元に注意です。
山頂は縦長で広く、天候がよければ大展望を望めます。


予定よりも1時間近く寝坊してしまったので、急いで支度を整え4:30頃自宅を出発。
藤岡ICから関越自動車道、北関東自動車道、東北自動車道、日光宇都宮道路と繋いで、少し急ぎ目の走行時間約2時間30分で二荒山神社中宮祠に到着です。
事前情報のお陰で迷いなく鳥居を車で潜り抜けます。
意外にも第一駐車場は私の車で3台目です。


受付所で登拝料¥500を支払い、住所、氏名を記入すると、登山道の説明をして下さり、登拝案内と交通安全にも使える首掛けお守りを頂きます。
鳥居を潜りぬけて男体山への登山開始です。


最初の石段ではアズマシャクナゲが咲いています。
因みにシラネアオイ群生地もあったようですが、登り下りともに気付かず通り過ぎてしまいました。
階段を登っていくと一合目登拝所です。


一合目よりようやく山道になり、静かな雰囲気のなか先行されたハイカーさんと挨拶を交わして先を行かせて頂きます。
本日は平日のピストン山行なので帰路でお会いするのが楽しみです。


三合目に到達し、ここから暫く車道歩きです。
車道歩きでは小虫が煩く、気を抜くと口に入ってしまいそうになります。


社務所がある四合目の登山道入口に辿り着きます。
振り返ると中禅寺湖と半月山。


傾斜が増して登山道はゴロ岩へと変わってきます。
やがて避難小屋がある五合目。


進むにつれてガレ場の急登も本格化してきます。
傾斜があるため、登っていてどんどん標高を稼いでいることがわかります。
振り返ってガスっている中禅寺湖と山麓。


七合目の避難小屋と石碑。


振り返ると、残念ながら完全に真白。
途中7.5合目を過ぎて、そのまま一直線にガレ場を登り上げます。


やがて鳥居が現れ、八合目の避難小屋。
傍には祠もありました。


8合目を過ぎると傾斜がやや緩やかになってきます。
すると残雪が出現です。
この付近の区間にあっただけで歩行には支障ありません。


木段歩きへと変わってきて高度を上げて開けてくると、何度も中禅寺湖を振り返ります。


山頂が近くなると赤褐色のザレ場になります。
地元奥武蔵にはない不思議な感じを楽しみながらラストスパートです。


ついに山頂が見えて、霊峰男体山(2486m)に登頂成功。


こちらと最高地点の山頂標を作ったという常連ハイカーさんに撮影して頂きました。
二荒山大神の像が目立つ山頂部。


太郎山が見えているくらいで他はガッスガスの視界不良です。
一時皇海山が僅かに姿を現したので期待して待ったら完全に真白になってしまいました。
奥には日光二荒山神社太郎山神社。


再び戻って最高地点に移動します。
天に突き刺さるかの如くとても鋭いシンボルの大きな真剣。


山頂で休憩してからガスが消える気配がないので下山します。
ゴロ岩の急坂では転ばないように足元に注意を払いながら下ります。


四合目からの車道歩きではやはり登り同様小虫が煩いので勢いがついたままどんどん下ります。
三合目付近まで来ると幾らか視界が開け、ズームで遊覧船を捉えます。


三合目にある下山道入口の案内板から山道に入ります。
結局復路は休憩なしで下りてきてしまいました。


観光客に交じって二荒山神社中宮祠を歩きます。
境内に咲いていたシロヤシオ。


予定よりもだいぶ早く、12時数分前には駐車場に帰着しました。
時間があるので少し散策してからやしおの湯に立ち寄りました。
温泉から上がると外は雨でした。


■その他
男体山は他県からもとても目立つ綺麗な山容の山で、以前から何度も視界に捉えることはありましたが、今回初めて訪問することに成功しました。
男体山は霊峰らしい雰囲気から始まりましたが、道中車道歩き、ガレ場、ザレ場と変化がある山道で、山頂もいい雰囲気でした。
視界不良が残念でしたが、晴れていれば抜群の展望だったものと思います。
山頂より日光連山の縦走路を望むと、改めてだいぶ高低差があるように見えました。

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