土砂崩れ!!中国、 深せん、
後楽園の8倍の広さ,人災 91人不明、
他山の石とするな、日本も東日本地震による被害であっても、東電など人災がある。ゆるんだ人心が、作りだす災害、決して、日本は特別ではない。マンション建設、陸橋、橋梁の手抜き工事、企業利益だけを求めた知らぬが仏産業がいかに、多いことか。なぜ、』きめ細かい日本の心が、喪失されてきたのか、国民全体で反省し、襟を正そう。
その緊迫した真摯な心で、毎日新聞、工藤記者の記事を解読してもらいたい。
【深セン(しんせん)・工藤哲】赤茶色の土砂が広がり、その上を数十台のショベルカーが絶え間なく動く。中国広東省深セン市で起きた大規模土砂崩れの現場では22日、救助隊員が約4000人規模に拡充された。建設残土の崩壊という「人災」に原因が絞られ、危険を認識していた当局の不作為を問う声も出始めた。安全管理をおろそかにしてきた中国社会の体質がまたも浮かびあがった。
現場では、土砂にのみ込まれた工業団地「柳渓工業園」(同市光明新区)の周囲の建物も崩れたり傾いたりしており、衝撃の大きさを物語っていた。
事故発生3日目となった22日午前6時(日本時間同7時)ごろ、1人の遺体が発見された。行方不明者数は下方修正され、同日午後2時半現在で76人
現場の北約5キロにある病院。「まだ親族が埋まったままなんだ。もう2日もたったのに、安否の情報が全くない」。待機していた湖南省在住の周中元さん(53)と妻(49)は怒りをぶちまけた。院内には、この2人と同様、親族が行方不明の人たちも、落ち着かない様子で椅子に座る。「いったい、いつまで待たされるのか」。いら立ちを隠さなかった。
高台から捜索を見守っていた住民らは「明らかな人災だ」と非難の声を上げていた。
土砂が崩れた処理場では今年2月の使用期限切れ後も違法な投棄が続いていた。住民らは地元当局に「土砂が過剰に積み上げられて危険だ」などと申し出たが、対応を取らなかったという。2月以後も処分場には連日、数百回も土砂を運ぶ大型車が行き来した。投棄が午前3~4時まで続いたこともあり、住民と頻繁に口論になっていたという。処分場と地元当局の癒着を指摘する声も出ている。
深センでは急速な開発が進み、土砂の処理場不足が深刻な課題になっていた。深セン市発行「深セン晩報」は昨年10月の段階で「深センにある12カ所の処理場が持ちこたえられるのは、来年(2015年)まで」と警告する記事を掲載していた。
中国では今年8月、天津で160人以上が死亡する爆発事故が起きた。「人災」とみられるものの、事故後4カ月たっても原因は明確にされていない。
中国政府は重大事故が起きるたび安全管理を指示するが徹底されていない。共産党機関紙・人民日報系の環球時報は22日付社説で「大多数の人が安全のための新たなコストの支払いに、本気で決心しないことが最大の問題だ」と指摘し、国民の意識改革を訴えた。
犠牲者の冥福を祈る。
22日、毎日新聞ニュース