わが英雄、長嶋茂雄 逝く
我々の時代の英雄,長嶋茂雄の訃報は、命は一定ではないから、いつかは、と案じていたが、まだ訃報が信じられない。記者は、同級生の立場から、90歳の峠は、越えられる英雄だと決め込んでいた。まことに、言葉が出てこない。大学こそ違っても、よくセントポール、立教大学の野球部に遊びに行った思い出が目まぐるしい。大谷がメッツ戦で見せたミスターへの追悼のホームランで、ベースボール人生を歩む同世代の海外の人々に、ミスターがいかに影響を与えていたか思い知った。選手生活の終焉の時、巨人軍は永遠です、と大粒の涙を流したミスター、野球ファンがみんな泣いていたのが今更のように蘇る。他人の見ないところで、いかに努力したミスターか、大谷に受け継がれていると思う。長さん、ありがとう。またどこかで、会えるといいですね。
謹んでミスターの冥福を祈る
日本時事新聞社 社主 古賀剛大