日時・会場:
2009年2月19日(木)・アステールプラザ大ホール
作・演出:
アラン・エイクボーン/G2
出演:
松尾貴史・大和田美帆・柳浩太郎・
佐藤真弓・市川しんぺー・島田歌穂他
感想:
予想を超えた面白い舞台でした。
といっても当初の期待が低かったのも
ある意味勝因のひとつかもしれません。
それではみなさんお待ちかねの総評は!!
なんと”Cプラス”です!?
面白いですが個人的マイナス要因があります。
だって松尾貴史ですから。
これは仕方ないですね!?
だって個人的に芸風や雰囲気、演技と
すべてが生理的にダメなんですから。(笑)
好きな人は”はまる”んでしょうけど。
今回の客層は松尾ファンと島田ファンがちょっといて
後は舞台をなんとなく見に来た人って感じでした。
いつもいるハイソな方やミーハーねぇちゃん、インテリ系
そして、迷い込んだカップル系がほとんどいませんでした。
いい意味でもわるい意味でも舞台好きの人々のみ。
ですから2階席は・・・、1階席も8割程度って感じ。
AGAPEstore#は広島公演は
コンスタントに開催ですがいつまで続くやら。
さて、本題にもどり今回の舞台の見所は
やっぱりストーリーと演出だと思います。
英国人作家原作というので
個人的にはブラックユーモア系を期待していたのですが
内容的には完全にアメリカンコメディ系でわかりやすい。
ここも個人的にはマイナス要因なんですけど。
まぁ、勝手に期待しちゃったのは自分のせいなんですが。
どうもドタバタコメディってあんまり得意じゃないんです。
でもマイナス評価にしちゃいましたが
脚本自体は十分面白い作品ですからご安心を。
だって登場人物の名前と舞台を日本に置き換えただけの
横文字物語にありがちな”直訳物語”ではなく
物語を完全に消化して”超訳物語”になってますから。
会話も時事ネタと地方ネタ!?を盛り込んだ
小ネタ満載のものとなりクスリと笑わせます。
演出も飽きる暇を与えないテンポと展開で
まさにウェットトーク&怒濤のストーリー展開の波状攻撃です。
そして、一番のお気に入りとなったのは
”大和田美帆”ではなく”島田歌穂”ですねぇ~。
実はあぁいう女性がタイプです!!って、違うかぁ!?
やっぱり上手なんです、すべてが。
その存在感から役作りまで完璧だなぁ。
もちろん、市川しんぺーのおやじっぷりも最高ですよ。
そして佐藤真弓も完全に”おばちゃん”を演じきってます。
ちなみに柳浩太郎はノーマークというかよく知りません。
もちろん大和田美帆はかわいいですね。
でも、それだけで、もうちょっと存在感が欲しかったなぁ!?
残り一人はノーコメントです。
彼はまぁいつもどおりの彼です。
お好きな人は好きでしょうし、そうでない方はそれなりです。
上演時間は2時間ちょっとと長いですが
全く退屈しないのがスゴイです。
普通間延びしちゃうんですけど
もとの脚本もすごいんだろうなぁと十分感じさせてくれます。
最後に舞台セットはちゃんと作り込んであります。
お金もそれなりにかかっていると思いますが
作品名がテーブル・マナーだけに
中央にテーブルのあるダイニングルームという
ワンシチュエーションだけでしたが。(笑)