広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

公演名:イヌの日

2006年12月26日 | 観劇レビュー
日時・場所:
 2006年12月23日(土) 19:00
作・演出:
 長塚圭史
出演:
 内田 滋・剱持たまき・八嶋智人・大堀こういち
 村岡希美・玉置孝匡・松浦和香子・水野顕子
 大久保綾乃・中山祐一朗・伊達 暁・長塚圭史・美保 純
感想:
 舞台の入りは1階ほぼ満席。
2階席は見えませんでしたが
前列のほうはいたもようです。
客層はひとことでいえば
長塚圭史ファンが多いですね。
クリスマスイブイブだというのに
カップルではなく女性グループで
観劇みたいな人たちです。
しかし、まぁ男一人で
見ている自分も大問題ですが。(笑)
さて、本題に入りますか。
今日は長くなりそうですが
嫌なので短めにしたいなぁ。
でも長くなるだろうなぁ・・・。
総評はCマイナーです。
役者よし、舞台よし、演出よしで
いうことなしのAクラスいりか!?って感じですが
なんせシナリオが悪い悪すぎる。
テンポや展開は悪いとそんなに思いませんが
ストーリー自体の悪さを感じます。
ひとことでいえば
センスがない、ひねりがない、あたまがない。
話自体に抑揚がないのが
ものたりなさを感じさせているのでしょう。
愛憎や肉欲、そして、母親、初恋の相手への思いを
奇妙な人間関係通してえがきたいのだろうなぁとは思いますが
イマイチ設定や登場人物が意味がみえてこない。
しっくりこないというか、説得力が皆無。
そして、その意味のなさを
ぶっちぎる技量や力量もないというのが
一番の問題でしょうねぇ。
手っ取り早く観客を嫌な気分にさせる一番のやり方は
元気にはしゃいでいた登場人物の
舞台からの突然の退場でしょう。
”ピローマン”や”ローゼン~”などと
いえばわかりやすいでしょうか。
つみかさねてきたものをひっくり返すカタルシス。
もうちょっと登場人物にあつみがでてくればって感じ。
そういえば5年前の脚本だそうですので
まだ圭史くんも若かったのかな!?
話は変わって役者ですがこれはよかった。
八嶋に、村上はいちおしです。
すっごい存在感、ほんと役者って感じです。
まぁ、個人的主観ありありの見解ですが。
でも、ストーリーに深くかかわらない役が残念。
全体的に役者のレベルが高く見ていて安心な舞台でした。
あと目をひいたのは一番、伊達暁、二番、内田滋。
話の中心的役割を演じ芝居をひっぱっていました。
ちなみに美保純は脇役に徹していましたが
控えめなオーラを出しつついい感じでした。
また、舞台セットは2階建て
上段は部屋、下段は地下壕の豪華セット。
そういえば演出にマック使ってましたよ、マック。
やっぱりクリエーターはマックですよね。
演出といえばやはりテンポと展開。
内容はおいておき
わかりやすく理解しやすい流れで
センスのよさは感じました。
こうしてみると完全に芝居としては及第点
でもちょっとねぇというのが正直なところ。
個人の趣向がはいりますので
仕方ないところではあります。
好きな人は好きなのでしょう。
たぶん万人受けではありませんし
たぶん玄人受けでもないでしょう。
そんなアンニュイな舞台。
年末にはちょうどよかったのかな!?

ゲキ×シネ・イン・バルト11

2006年12月25日 | 日常あるいは平凡な日々
本格的な日まで決まってきたようですね。
発表しているということは
まず間違いなくよい方向に話が進んでいるという証拠。
貴重な情報ありがとうございます。
そうこうとホームページを探していると
上演日どころか販売している様子。
出遅れた!!
まぁ、上映日はたくさんあるので何とかなるでしょう。
さて、一方的に書きなぐっているブログですが
コメントなどをいただけると大変うれしいです。
こうやって少しずつでも地方での観劇環境が
整っていくのはうれしいですね。
盛り上がってチケットがとりにくくなるのも
ちょっと困りものですが。

本年度観劇終了

2006年12月24日 | 日常あるいは平凡な日々
昨日で本年度の自分の中の観劇生活は終了しまいた。
クリスマスイブもクリスマスも仕事という状態。
なかなか気分的には盛り上がりませんが
今年も何とか観劇熱は冷めませんでした。
昔のように熱いパトスが!!リビドーが!!って
ところまではいきませんがぼちぼちとやっていこう。
でも、来年は1月早々”リー~”ですから
やっぱり観劇はやめられませんね。

イヌの日を観てきたよ

2006年12月23日 | 日常あるいは平凡な日々
 クリスマスイブイブの今日。
イヌの日を観てきました。
今年最後の舞台でしたが
なんとも・・・って感じ。
そしてイブイブに観る内容じゃない。
期待はしていませんでしたが
その期待を裏切ることもなく。
クリスマスならいざ知らず
クリスマスイブイブには
奇跡は起きませんでした。
それにしてもめんどくさいなぁ
明日は仕事だ・・・。

大ナポレオン展を観てきたよ

2006年12月22日 | 日常あるいは平凡な日々
 結論から申し上げるとD判定です。
大学生ならば”不可”で留年。
展示品自体には正直全く興味なしですが
その企画内容、企画意図がダメダメ。
なんのこだわりもないですから。
成金趣味のパッとみ”よさげ”に見えるものを
全く無秩序に集めてきた感じ。
まぁ、借りてきたのが某セクト関係ですから
仕方ないのかもしれませんね。
収集したほうも展示を見せられるほうも
美術的センスがないのでしょう。
有名どころを集めとけ
見栄えのよいものを集めとけってところでしょう。
企画は確かに難しいことですし
コンスタントに企画展を行うなんて不可能です。
学芸員の方はさぞ苦労しているのでしょう。
しかし、予算や提携先などの問題から
”大ナポレオン”を受けざるを得ないとしても
あの展示はちょっといただけない。
歴史的、地理的、文化的な要素がなくタダの陳列。
もうちょっと考えれば方法はあると思います。
まぁ、そんな展示でした。
最後に学芸員をこころざし成れなかった愚痴です。
笑って流してください。
そして、どこか学芸員で募集があれば教えてください。
また、学芸員として採用してください。
心よりお待ちしています。