tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

5百万本のバラ

2007年07月18日 | 写真
全国的に、株主総会(6月)後の人事異動の季節とあって、今年もいくつかの花束を目にした(私がもらったのではない)が、目立ったのがバラだ。最近は種類も増え、花も立派になってきている。

この日曜日(7/15)の日本経済新聞「エコノ探偵団」に、面白い記事が出ていた。タイトルは「バラの種類なぜ増える? 中継地ドバイの発展が背景」。

《農林水産省によると、国産バラの出荷本数は減少傾向にあるが、海外産のバラの輸入量は06年に約4千トンと、02年の2倍に急増》《このうち最近急増しているのがケニア産だ》。

特に関空とドバイ(アラブ首長国連邦の一国)を結ぶ航空便の新設のおかげで《近畿圏ではケニア産のバラの輸入が急増》《02年にはわずか1トンだったが、06年には267トンに達した》という。

267トンといえば267百万グラム。バラ1本が50グラムとして、534万本!。年間約5百万本のバラが、ケニアから関空に運び込まれている計算だ。これには少年ケニヤもびっくりだろう。

なお「少年ケニヤ」とは、ケニア奥地に紛れ込んだ日本人少年が猛獣たちと戦いながら大活躍するドラマ(原作はマンガ)で、主人公のワタルは子役時代の谷隼人が演じていた。

ケニアは日照時間が長い上に、昼夜の寒暖差がバラ栽培に適しているそうだ。花が大きい上に開花期間が長いので好まれているそうだ(ただし値段はやや高め)。

最近は、花束や装飾用だけでなく、香りに癒し効果があるので、バラを家庭に飾る女性も多いという。この「空飛ぶ花束」、食品と違って安全性の心配も少ないから、これからもますます普及しそうだ。皆さんのところに飛んでくる可能性も、高くなるかも。
※写真は霊山寺(奈良市中町)のバラ園で、05年5月撮影(フランスで作出された「チャールストン」という種類)。

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2 コメント

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Unknown (寝屋川の気楽人)
2007-07-22 20:59:33
現役時代農業関係の仕事をしていましたが、ケニアから500万本ものバラが輸入されいるとは知りませんでした。
奈良平群には大きなバラ生産団地があります。皆さん頑張ってバラ作りに励んでおられる事を願っております。
(定年組 64歳 男)
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平群のバラ (tetsuda)
2007-07-22 21:31:37
寝屋川の気楽人さん、コメント有難うございました。

> 奈良平群には大きなバラ生産団地があります。

そうでしたか。平群は花卉栽培が盛んですが、バラも作っていたのですね。アフリカのバラは、オランダが開発した新品種を栽培しているので、強敵のようです。

いちど訪ねて、写真で紹介させていただきます。
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