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田中利典師の「世界平和の祈り」

2024年08月13日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、〈世界平和のお祈り 2016.5.15〉(師のブログ 2016.5.16 付)。白光真宏会(びゃっこうしんこうかい)という団体の〈SOPP(Symphony of Peace Prayers)「富士聖地・世界平和の祈り」レセプション〉に招かれたときのご挨拶である。
※トップ写真は、師のブログ記事から拝借した

白光真宏会は、「世界人類が平和でありますように」(May peace prevail on earth)という柱(ピースポール)を建立する活動をされていて、利典師の「林南院」にも建立されている。では、記事全文を紹介する。

白光真宏会SOPP「富士聖地・世界平和の祈り」レセプション挨拶
今日は世界平和のお祈りにお招きをいただき、一緒にお祈りできましたことを深く感謝致します。素晴らしいお祈りでした。私は3年ぶりの参加となりますが、昨年、縁あって、自坊の境内にピースポールを建立していただきました。

数あるピースポールの中でも、自坊のものは世界にひとつのオリジナルで、「世界人類が平和でありますように」と書かれた面の反対面に、私たちのご本尊である蔵王権現様のご真言「おんばさらくしゃあらんじゃうんそわか」を記銘いただいております。そのポールに向かって、毎朝の勤行の後、「世界人類が平和でありますように」と願い、役行者さまと蔵王権現様にお祈りをしております。

私は、犬や猫やライオンやトラなどの動物たちが決して行わない、人間だけが行うことに、人間としての生きる意味があるのではないかを思っています。たとえば、子供を産み、他者の命を奪うことは人間以外の動物たちも行います。

しかし、神や仏を敬い、お葬式をしたり、先祖供養をするというような行為は人間のみがするものであり、そこに人間としての正しい営みを感じます。私はついぞ、犬や猫やライオンやトラが、お葬式に行ったり、神や仏を拝む姿を見たことがありません。

そして人間のみがしうる最高の営みが、他者の幸せを祈り、世界の平和を祈ることだと思っています。本会の世界平和のお祈りの活動が、いよいよ全世界に広がり、人間として生まれて来た最高の営みを行うことの自覚が、全ての人々に生まれることを念じてやみません。

最後にちょっとだけ、いい格好をさせていただきます。私はたとえ明日、自分の命がなくなろうとも、今日、一輪の花を咲かせる種を蒔く人間でありたいと思っています。そしてたとえ明日、全人類の滅亡が来ようとも、今日、世界の平和を祈り続ける人間でありたいと思います。ありがとうございました。田中利典
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