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田中利典師の「還暦後の人生」

2024年08月06日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、「老境…。」(師のブログ 2016.3.15 付)。この年、師は61歳。それで「老境」とは早すぎる気もするが、吉野での多忙な生活から、綾部での静かな生活への切り替えに戸惑っておられたのかも知れない。このブログ記事には、「にゃおちゃん」という方から、こんなコメントが入っていた。

こんばんはー。書き込みお久しぶりです。
ネズミと象の一生分の心拍数は、ほぼ同じなんだそうです。
寿命はというと、平均的に ネズミ4年、象は70年。
さっと駆け抜けるネズミ、ゆっくりと人生を歩む象。
老境というよりも、ゆっくりと今は周りの物を観る時なのかもー


なるほど、ネズミの時間から象の時間への切り替え、ということなのか。では、以下に全文を紹介する。

「老境…。」
還暦を昨年迎え、また長年勤めた宗の役員も卒業した身。時間は出来たが、まだ、新たな人生の歩みを始められないでいる。いささか、自分の思いとは違う形で現状を迎えたこともある。10年は早い、というのが実感であるが、10年後では間に合わないこともあるだろう。...

田舎に引っ込んでみると、今までの、加速度的な生活がずいぶん昔のことのようにも思えるし。逆にちょっと世間にでようとなると、うんこらしょ!と気合いを入れないと体が前に動かない。家から出るのが、めんどくさいのである。

今日も吉野に行く予定だが、朝からぐずぐずしている。まあ、明日が用事なので、今夜中に入ればいいのだから、…というか、明日朝から行けばいいのだか、そういうハードなこともなかなかやろうとは思えない。

時間があるからといって、効率的に仕事が出来るかというと、真逆なのである。そう慌ててすることもないのに、ばたばたする意味がないからだ。ちょっと前まで、それこそ、ばたばたばたばた一年中、忙しがっていた自分を思うと、積年の感がある。

今朝、家内から「何その格好!年寄りみたい…」とだらしない姿を叱られたが、まあ、老境といえば老境なのかもしれない。
*写真は熊本玉名の友人K和尚との還暦祝いの夜。
コメント (2)
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