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田中一光 デザインの世界(特別展)、奈良県立美術館で3月20日まで!(2013Topic)

2013年01月25日 | お知らせ
奈良県立美術館で、「田中一光 デザインの世界―創意の軌跡―」という特別展を開催中である。会期は3月20日(水・祝)まで。私も先日、訪れてきた。msn産経ニュース(1/12付)によると

日本デザイン界を40年以上リードしてきた奈良市出身のグラフィックデザイナー、田中一光氏の没後10周年を記念した回顧展「田中一光デザインの世界~創意の軌跡~」が12日、奈良県立美術館(奈良市)で開幕した。田中氏は、デザインに日本の古典美術や伝統芸能の要素を採用。桃山時代後期に興った芸術流派「琳派(りんぱ)」の影響も受けており、独特の感性はいまも国内外のファンを魅了している。

回顧展では、日本舞踊の女形を四角、三角、円などの幾何学模様で表現した代表的なポスター作品「Nihon Buyo」や「顔面総百展」をはじめ、未発表のデッサンや油彩画なども含む約350点を展示している。3月20日まで。回顧展は午前9時~午後5時。金、土曜日は午後7時まで。月曜日休館(14日、2月11日は開館し、翌日休館)。一般800円、高校・大学生600円、小・中学生400円。問い合わせは、同館((電)0742・23・3968)。




奈良まほろばソムリエの雑賀耕三郎さんも訪れ、ご自身のブログ「奈良・桜井の歴史と社会」で紹介されていた。

展示を見ながら、いくつかを驚いたり感じたり。田中一光にも不遇な時代があったこと。画家としての優れた力はあったが、アートデザイナーとしての道でこそ、その才が花開いたと思える事。

ポスターの表現にこそと心血を注いでいる。40枚ほどの産経観世能のポスター、なら・シルクロード博(5枚)、アムネスティ・インターナショナル(2枚)などの70枚ほどの様々な企画ポスターは迫力がある。ポスターは苦悩、呻吟の中で生み出されるが、出来上がるポスターには作成時の苦悩は見せず、陽光に照り輝くものだったと説明されていた。

自分の人生を振り返れるような田中一光展であった。




田中一光のデザインでは、タバコの「ロングピース」や無印良品、産経観世能がよく知られているが、私にとってはやはり「なら・シルクロード博」のポスターと唐草マークである。あの時、初めて奈良市出身だと知った。洒脱で洗練されたデザインは、今見ても新鮮である。

駅や奈良交通バスなどに置いてあるパンフレット(チラシ)は割引引換券になっていて、これを持参すると入館料が200円引きになる。これを携えて、ぜひお訪ねください!


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