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4月16日(火) 畝火山口神社で、お抹茶と講話の集い(2013Topic)

2013年04月05日 | 奈良にこだわる
毎年4月16日は、畝火(うねび)山口神社(橿原市大谷町248-5)の「春季大祭(だいだい祭り)」の日である。今年の4月16日(火)には、呈茶と講話の集いが行われる。参加は無料で申し込みも不要。正式な茶会ではなく略式なので、難しい作法はご無用。気軽にご参加いただきたい。お抹茶をたてられるのは若林稔さん(今井町町並み保存会会長)のグループで、講話も若林さん。若林さんのブログ梅香のつれづれ日記によると、
※トップ写真は2011年3月27日の撮影

大和三山の一つ畝傍山のことはかなり知られていますが、畝傍山自体の由来はあまり知られていません。ご祭神の畝火山口神社は神功皇后をお祀りしています。三韓征伐の折、のちの応神天皇になられた御子を身籠り出征された話や、300年生きた武内宿祢の子孫がお山を守っているとか、住吉大社とのかかわりなど、たくさんの伝説のある神社ですが、橿原神宮のご造営や敗戦後の加速度的な衰退で、訪れる人も少なく、語り伝えも途切れそうになってきています。

そこで、4年前から春の大祭に畝傍山の埴土で焼いた器などを使って、お茶会を開き、畝傍山のお話を聞いていただきながらお呈茶を差し上げています。今年も4月16日の春の大祭に茶席を設けさせていただき、神社に伝わるお話などを語らせていただきます。昨年までは、自分のお茶の技量の未熟さが恥ずかしいので知り合いにしか声掛けしていませんでしたが、今年は恥を承知でお話を聞きたい方もお誘いします。

まず、10時から神社で神事があり、終わり次第関係者にお茶を振舞います。2席目からは早い順に1席20人ほどで3席60人の用意をさせていただきます。お茶がなくなっても、時間があればお山や神社の話はさせていただきます。3時からの御供撒(ごくま)きまでお話しさせていただきますので興味のある方は是非お立ち寄りください。


つまり午前10時過ぎ(神事のあと)から午後3時前(御供撒きの直前)までの約5時間のあいだ、入れ替わり立ち替わり座敷でお抹茶をいただきながら講話(畝火山口神社にまつわるトーク)を聞くという仕組みである。お抹茶は100人分ほど用意されるとのことなので、よほどのことがない限り、お茶にありつけないということはないだろう。

以前、私は若林さんのご案内でこの周辺を歩いた(畝傍山周辺 遺跡ウォークラリー)。若林さんのお話は深くて分かりやすくて、とても勉強になった。今回、お抹茶をいただきながらお話を聞けるというのは、めったにないチャンスである。しかも、畝傍山頂の貴重な「埴土(はにつち)」で作った茶器が使われるという。平日ではあるが、ご都合のつく方はぜひご参加いただきたい。

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2 コメント

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お話がいっぱいあります ( (若林梅香)
2013-04-05 11:10:16
ご紹介有難うございます 桜は少し遅いですが、まさに「山笑う」の時季,1碗を楽しみにお出で下さい お峰山のお話もいっぱいあります
岩倉具視公のお父さん直筆の「神功皇后三韓征伐」の掛け軸を床に飾り、この神社ならではのお話ながらお茶を差し上げます こちらも年に1度の御開帳?になります  是非、お運びください
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お峰山(おむねやま) (tetsuda)
2013-04-07 21:20:21
若林さん、コメント有難うございました。

> 「山笑う」の時季,一碗を楽しみにお出で下さい お峰山のお話もいっぱいあります

お峰山(おむねやま)とは、畝傍山のことなのですね。これは楽しみです。平日なので、参加できないのが残念です。

> 岩倉具視公のお父さん直筆の「神功皇后三韓征伐」の掛け軸を
> 床に飾り、この神社ならではのお話ながらお茶を差し上げます

岩倉具視の父親は画家でしたか。特別開帳とは、有り難いことです。
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