今回も、桜井市内の焼鳥屋さんを紹介する。「鳥光(とりみつ)」(桜井市桜井249-1)は、桜井駅から徒歩5分ほどのところにある(2022.11.5 訪問)。駅からまっすぐ南に向かう大通りを歩くと、寺川にぶつかるが、その手前右側(西側)だ。大きな赤い看板が目印である。
桜井にも秋が来ていた。これら2枚の写真は、駅北側で撮影
この日は、桜井市在住の知人と2人で訪ねた。鳥光は1977年(昭和52)頃、屋台で創業されたというから約45年もの歴史がある。
オープン時間の16:30に入ると、女将さんと女性の店員さんだけで、まだお客さんは誰もいなかった。しかし、それからどんどん入ってきた。ここはお持帰りのお客さんも多く、焼き台では大量の手羽先を焼いておられた。これが一番人気のようだ。
メニューは、これだけ
私たちは、カウンターの一番奥に案内された。真正面が勝手口になっていて、扉が網戸なので寺川を吹く風が舞い込んでくる。ちょっと寒いくらいだが、店内の煙を逃がす効果があるのだろう。
原則1品5本だそうだが、無理をお願いして2本ずつ(1本ずつ2皿×5品)にしていただいた
すべて1本100円。向かって左から砂ずり、心臓、焼鳥(ねぎま)、肝、皮まき
お客さんは常連さんばかりのようで、何だか話が盛り上がっている。店の雰囲気は昭和レトロ、まさに「居酒屋兆治」のセットだ。
皮350円、こんな格好で出てくるのは珍しい!
塩見なゆさんがレポートするサイト「Syupo(酒舗)」には、〈桜井「鳥光」朝びきの鶏ひねに舌鼓。40余年続く焼鳥の人気店〉のタイトルで、このように紹介されていた。
ひね(親鶏)とナンコツ。それにしても、年季の入ったテーブルだ
1970年代、桜井で屋台から商売をはじめた「鳥光」。鮮度よくもちもち食感の焼鳥は地元で評判。評判の店ゆえ、持ち帰り客が絶えませんが、醍醐味はカウンターで楽しむ家族経営の焼鳥ライブでしょう。
つけもの200円
店は20数席のカウンターだけのつくりです。早い時間から界隈の黒帯のんべえさんが集い、夕暮れの酒場時間に浸っています。店の横には「寺川」という大和川水系の川が流れており、開け広げられた開放感ある店内からは川のせせらぎが聞こえてきます。
つくね3本400円
穏やかな住宅街の駅前を歩くこと5分ほど。平屋の実用本位な店が川沿いにみえてきました。ここが「鳥光」です。映画のワンシーンに登場しそうな、いかにもな地方都市の焼き鳥店という店構えに思わず感動します。
手羽先3本350円
客席はすべてカウンターで、焼台を囲むように配され、どこの席からも店を見渡すことができます。座ると女将さんがやってきて、テキパキしつつも優しく応対してくれました。
鶏スープ200円。肉身のついた鶏ガラ入り。ほろほろに煮込まれていて、これはイケる!
こういう雰囲気の店は、先に書いたとおり映画のセットになりそうな「いかにも」な焼鳥店ですが、実際に探してみるとそうそうこういうお店はありません。座っていると空間に溶けてしまいそうな雰囲気すらあります。
やき鳥丼、値段は不詳だが鶏の量がハンパない。2人で取り分けた。もうお腹は一杯だ!
目の前で豪快に焼いたものをできた順に次々とだしてくれます。焼台からカウンターまでの距離は1メートルほど。焼き立てホクホク、大衆焼鳥バンザイといったところです。
序盤の盛り合わせから鶏スープ、丼まで、熟練のワザを楽しませていただいた。秘伝のタレはニンニクがよく効いていて、とても美味しかった。
あー、美味しかった!食欲の秋にピッタリの「焼鳥ライブ」だった。皆さんも、ぜひお訪ねください!
※食べログは、こちら
桜井にも秋が来ていた。これら2枚の写真は、駅北側で撮影
この日は、桜井市在住の知人と2人で訪ねた。鳥光は1977年(昭和52)頃、屋台で創業されたというから約45年もの歴史がある。
オープン時間の16:30に入ると、女将さんと女性の店員さんだけで、まだお客さんは誰もいなかった。しかし、それからどんどん入ってきた。ここはお持帰りのお客さんも多く、焼き台では大量の手羽先を焼いておられた。これが一番人気のようだ。
メニューは、これだけ
私たちは、カウンターの一番奥に案内された。真正面が勝手口になっていて、扉が網戸なので寺川を吹く風が舞い込んでくる。ちょっと寒いくらいだが、店内の煙を逃がす効果があるのだろう。
原則1品5本だそうだが、無理をお願いして2本ずつ(1本ずつ2皿×5品)にしていただいた
すべて1本100円。向かって左から砂ずり、心臓、焼鳥(ねぎま)、肝、皮まき
お客さんは常連さんばかりのようで、何だか話が盛り上がっている。店の雰囲気は昭和レトロ、まさに「居酒屋兆治」のセットだ。
皮350円、こんな格好で出てくるのは珍しい!
塩見なゆさんがレポートするサイト「Syupo(酒舗)」には、〈桜井「鳥光」朝びきの鶏ひねに舌鼓。40余年続く焼鳥の人気店〉のタイトルで、このように紹介されていた。
ひね(親鶏)とナンコツ。それにしても、年季の入ったテーブルだ
1970年代、桜井で屋台から商売をはじめた「鳥光」。鮮度よくもちもち食感の焼鳥は地元で評判。評判の店ゆえ、持ち帰り客が絶えませんが、醍醐味はカウンターで楽しむ家族経営の焼鳥ライブでしょう。
つけもの200円
店は20数席のカウンターだけのつくりです。早い時間から界隈の黒帯のんべえさんが集い、夕暮れの酒場時間に浸っています。店の横には「寺川」という大和川水系の川が流れており、開け広げられた開放感ある店内からは川のせせらぎが聞こえてきます。
つくね3本400円
穏やかな住宅街の駅前を歩くこと5分ほど。平屋の実用本位な店が川沿いにみえてきました。ここが「鳥光」です。映画のワンシーンに登場しそうな、いかにもな地方都市の焼き鳥店という店構えに思わず感動します。
手羽先3本350円
客席はすべてカウンターで、焼台を囲むように配され、どこの席からも店を見渡すことができます。座ると女将さんがやってきて、テキパキしつつも優しく応対してくれました。
鶏スープ200円。肉身のついた鶏ガラ入り。ほろほろに煮込まれていて、これはイケる!
こういう雰囲気の店は、先に書いたとおり映画のセットになりそうな「いかにも」な焼鳥店ですが、実際に探してみるとそうそうこういうお店はありません。座っていると空間に溶けてしまいそうな雰囲気すらあります。
やき鳥丼、値段は不詳だが鶏の量がハンパない。2人で取り分けた。もうお腹は一杯だ!
目の前で豪快に焼いたものをできた順に次々とだしてくれます。焼台からカウンターまでの距離は1メートルほど。焼き立てホクホク、大衆焼鳥バンザイといったところです。
序盤の盛り合わせから鶏スープ、丼まで、熟練のワザを楽しませていただいた。秘伝のタレはニンニクがよく効いていて、とても美味しかった。
あー、美味しかった!食欲の秋にピッタリの「焼鳥ライブ」だった。皆さんも、ぜひお訪ねください!
※食べログは、こちら
少し前に神保町の焼鳥の名店「蘭奢待」が閉店したことをお伝えしましたが、店名を変えて同じ場所で営業を再開したとのことです。新たな店名は「鶏馨」で「とりアロマ」と読む由。店名を変更した経緯は存じませんが、「蘭奢待」が正倉院にある香木を指すことから、芳香(アロマ)繋がりのようですね。
以上、焼鳥屋巡りがお好きとお見受けする鉄田先輩への情報でした。
> 神保町の焼鳥の名店「蘭奢待」が閉店したことをお伝えしま
> したが、店名を変えて同じ場所で営業を再開したとのことです。
おお、そうでしたか。大衆店も良いですが、たまにはこのような老舗名店も訪ねたいです。それにしても、蘭奢待から鶏馨(とりアロマ)とは、ウイットに富んだ店名ですね!