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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

浜松ナイトは、海鮮居酒屋「翔男(とびお)」(浜松市中区肴町)!

2022年09月09日 | グルメガイド
東京・新橋の奈良まほろば館で2本立ての講演を終え(2022.9.3)、浜松市に向かった。ここで同市在住の中村英勝さん(日本120学会理事長)と、飲み会をすることになっていた。駅前で落ち合い、向かったのは海鮮居酒屋「翔男」。場所もなんと!浜松市中区肴町(さかなまち)。


店名にちなみ、「飛び出し坊や」がいた!

ここで、日本120学会副理事長をお務めになるお2人(平野邦彦さん、大須賀優子さん)と合流、4人での飲み会が始まった。このお店は、平野さんの息子さんが営んでおられる。浜松経済新聞「浜松・肴町に海鮮料理居酒屋 山陰地方の食材取り入れ」(2021.12.14)によると、


オーナーの平野翔一さん。この写真は浜松経済新聞から拝借した

居酒屋「海鮮居酒屋 翔男(とびお)」(浜松市中区肴町、TEL053-525-9898)が12月4日、オープンした。店主の平野翔一さんは浜松市出身。大阪の大学を卒業後、そのまま府内(東大阪市)の飲食店で料理人として8年ほど経験を重ねた。



新型コロナ禍の影響で、厳しい経営環境に置かれる飲食業界だが、いつか地元で店を開きたいと思い描き、同店のオープンを検討。「コロナ禍だからこそ、好立地のテナントを見つけることができた。ピンチをチャンスと捉えて出店を決めた」と平野さん。


私の大好物、大アサリ焼き。たぶん2個800円(税別、以下同じ)

過去に勤めていた居酒屋が山陰地方をコンセプトにした店だったため、その要素も取り入れた海鮮料理居酒屋としてオープンにこぎ着けた。店舗面積は約25坪。席数は、テーブル席32席、カウンター席10席の計42席。店舗デザインは、木材や土壁などを使うシンプルな和モダンスタイルで、明るくぬくもりのある空間に仕上げた。


炊いて下味をつけた大根を唐揚げにしたもの(500円)、これは美味しくてヘルシー!

舞阪港(浜名湖)を中心に地元産の海鮮食材を使う同店。過去の経験の中で築いた仕入れルートも生かし、山陰地方など全国から旬の材料を仕入れる。店主おまかせで5種類の刺し身を盛り合わせた「お刺身瓦盛り」(1,320円)は、島根県の松江瓦に盛りつけて演出する。殻付きのまま蒸すことでうま味を閉じ込める「浜名湖カキ」(3個入り=715円)は、自家製ポン酢を添えて提供。


海鮮サラダ(850円)

島根県のブランドカニを使う「活 松葉カニ」(時価)は、店内のいけすから取り出した新鮮なカニを、まるごと1杯楽しめる冬季限定メニュー。このほか、タコやタイなど、日替わりの魚介を4種類のせた「海鮮トマトクリームピザ」(770円)などを用意する。


確かしょうが天(550円)

ドリンクメニューは日によって異なるが、日本酒約10種、焼酎約20種を常時そろえる。華やかな香りと甘みを楽しめる島根県産の日本酒「誉池月 純米」(550円)や、なめらかな口当たりとスモーキーな香りが特徴の宮崎県の麦焼酎「山猿」(550円)を用意。このほか、鳥取産の二十世紀ナシの果汁が入る「20世紀梨チューハイ」(550円)なども提供する。


たぶんとり唐揚げ(450円)

新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、定期的に出入り口を開放し、換気を徹底する。



コロナ禍の影響で人出が少ないため平日の来店客は少ないが、週末は満席になるほどにぎわっているという。平日の集客を増やすため、今後は曜日限定で一部のドリンクメニューを100円で販売する割引サービスを計画している。平野さんは「地域に愛される店づくりを目指している。コストパフォーマンスにも自身があるので、気軽に足を運んでほしい」と話す。営業時間は17時~24時。月曜定休。


鶏なんこつ唐揚げ(450円)

ここで面白い日本酒を見つけた。Ensyu(遠州)というお酒だ。浜松パワーフード学会のHPによると、

「Enshu」は食米ならではの風味を生かした<MADE IN 浜松>の新しいお酒です。「浜松で獲れたお米と浜松の水で、これまでにない、新しいお酒を作る」という夢を実現するべく、地元の料理人、農家、杜氏が力を合わせ、完成しました。


Ensyuは赤ラベルも青ラベルも、グラス1杯500円



目指したのは浜松の新しいお酒 温暖な気候や豊かな自然に育まれた食材が豊富にそろう浜松から、浜松の料理と一緒に楽しむための、新ジャンル酒が誕生しました 。原料には浜松産の飯米 を精米歩合90%に抑えた低精白の米を使用。一般的には雑味とされるお米のタンパク質や脂質、でんぷんなどの栄養素をあえて残し、低アルコールでありながら“お米本来のうまみ”を楽しめる仕上がりを目指しました。


赤も青も、やや甘口に仕上がっていた。アルコール度数が低いので、口当たりが柔らかい

酒造りには 浜松パワーフード学会による監修の元、 地元浜松の<浜松酒造>と<花の舞酒造>がそれぞれ同じ銘柄 「Enshu」として醸造を手がけました。食の街・浜松からお届けするまったく新しいお酒「Enshu」を、ぜひこの浜松の地でお楽しみください。



※精米歩合とは…精米歩合が小さいほど、雑味が少ないお酒となります。この「Enshu」はあえてお米をほとんど削らないことで、お米のうまみを残しつつ、廃棄物を減らすことも可能にしています。


野菜など具がたっぷりの浜松餃子

食用米を使い、しかも精米歩合を90%に抑えたとは! 吟醸酒や大吟醸酒は、精米歩合を60~50%以下として(つまり大きく削って)、米の中心部分を使う。こうすることでクリアな味が生まれるが、お米の半分ほどを糠(ぬか)として捨ててしまうことになる。その点、Enshuは廃棄物を減らし、しかも地元産米を使うことで流通にかかるエネルギー消費量(フードマイレージ)を最小限に抑えているのである。


海鮮トマトクリームピザ(800円)

これは良い試みだし、地元民の郷土愛も高まることだろう。以前、奈良市が東北の被災地の食用米を使った「多賀城市復興支援酒」を企画したことがあるが、あのお酒を思い出した。下手をすると雑味の多い酒になるが、上手く造れば米の豊かなうま味のある酒になるのだ。


名物・締めの海鮮チャーハン(700円)

この日は浜松や山陰の海鮮料理と地元のEnshuをいただきながら、ワイワイガヤガヤと会話を楽しんだ。中村さん、平野さん、大須賀さん、ありがとうございました!奈良にお越しになれば、こんどは奈良の美味しい料理とお酒で歓談しましょう!
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