ホテル日航奈良が、またまた面白い企画を発表した。興福寺が2月の節分行事の「スタッフ食」として提供している粕汁を、8/1(水)から朝食メニューとして提供するというのである。
同ホテルのプレスリリースによると、
ホテル日航奈良(奈良市三条本町8-1 総支配人 津秦 幸生)では、 2012年8月1日(水)より、興福寺の節分行事『追儺会(ついなえ)』で関係者へ振る舞われる『粕汁』を、ホテルの朝食会場で再現し、ご宿泊のお客様にご提供することになりました。
興福寺東金堂で行われる『追儺会(ついなえ)』とは、毎年2月3日の午後6時30分より、薬師如来の御宝前で除災招福の悔過法要を行い、その後鬼追いの儀式、豆まきへと続く節分行事です。今回行うのは、その法要前に興福寺関係や、行事のお手伝いをされる方々の身体を温めるために振る舞われる『粕汁』をホテルで再現し、観光客を中心とするご宿泊のお客様に提供するというもの。伝統的に継承されてきた食や行事などを、観光客に貴重体感していただき、奈良ファンを増やしていきたいというホテルの取り組みのひとつで、興福寺の全面協力のもと実現いたしました。
粕汁の具材は、野菜や油揚げなどでヘルシー。白味噌と酒粕の風味が甘く香り食欲をそそります。出汁はホテルの料理長が合わせ、上品で食べやすく仕上げました。粕汁が苦手な方でも美味しくお召し上がりになれる逸品です。
【ホテルご朝食について】
会場 宴会場、または、3Fセリーナ
時間 07:00~09:30
形式 バイキング
広報担当 高塲(タカバ)
Tel:0742-35-8831 Fax:0742-35-6868 E-mail:pr@nikkonara.jp
写真画像のご希望があればデータをお送りいたします。遠慮なくお申し出ください。
7/26(木)8:30から、同ホテルで記者発表があったが、私は出席できなかったので、遠慮せず高塲さんから写真データをいただいた。三浦記者(奈良新聞)は出席されたようで、今朝(7/28)の奈良新聞に大きく紹介されていた。《(ホテル日航奈良は)「かす汁」を8月1日から朝食バイキングのメニューに加えると発表した。朝食は宿泊客以外にも1700円で提供する》。
《かす汁はダイコンやニンジン、油揚げなど5つの具材を白みそと酒かすで味付け。具材の形を整えたり酒かすの分量を抑えたりしてまろやかな風味に仕上げている。(中略) 興福寺をイメージした客室も8月1日から12月30日まで販売する》。興福寺の「コンセプトルーム」は以前、当ブログでも紹介したとおり、細部にさりげなく興福寺や阿修羅像のイメージを取り入れ、ファン垂涎の部屋に仕上がっている。
奈良は清酒発祥の地であり、それは正暦寺(奈良市菩提山町)の僧坊酒にルーツがある。平安時代(正暦3年)に創建されたこのお寺を鎌倉時代に再興したのが、興福寺大乗院院主の信円僧正(菩提山僧正)だ。つまり清酒発祥(いわば酒粕発祥)の正暦寺は、興福寺の関係寺院なのである。その興福寺が節分行事のスタッフ食として粕汁を振る舞うというのは、単に暖をとるという意味だけでなく、こういう歴史的背景もあるのだ。
酒粕にはタンパク質、食物繊維、ビタミンB群や亜鉛が豊富に含まれている。野菜もたっぷりの粕汁は、冬場だけでなく夏バテ防止にもピッタリなのである。私もいちど、1,700円の同ホテルの朝食バイキングにチャレンジしたいと思っている。皆さんも、いかが?
同ホテルのプレスリリースによると、
この写真は私が06.2.3に撮影した興福寺追儺会(暗闇と混雑のなか手持ちの
望遠でブレずに撮るのは至難のワザ)。他の写真は同ホテルからお借りした
望遠でブレずに撮るのは至難のワザ)。他の写真は同ホテルからお借りした
お寺のふるまい料理を再現 興福寺の粕汁がホテル朝食に登場
ホテル日航奈良(奈良市三条本町8-1 総支配人 津秦 幸生)では、 2012年8月1日(水)より、興福寺の節分行事『追儺会(ついなえ)』で関係者へ振る舞われる『粕汁』を、ホテルの朝食会場で再現し、ご宿泊のお客様にご提供することになりました。
興福寺東金堂で行われる『追儺会(ついなえ)』とは、毎年2月3日の午後6時30分より、薬師如来の御宝前で除災招福の悔過法要を行い、その後鬼追いの儀式、豆まきへと続く節分行事です。今回行うのは、その法要前に興福寺関係や、行事のお手伝いをされる方々の身体を温めるために振る舞われる『粕汁』をホテルで再現し、観光客を中心とするご宿泊のお客様に提供するというもの。伝統的に継承されてきた食や行事などを、観光客に貴重体感していただき、奈良ファンを増やしていきたいというホテルの取り組みのひとつで、興福寺の全面協力のもと実現いたしました。
粕汁の具材は、野菜や油揚げなどでヘルシー。白味噌と酒粕の風味が甘く香り食欲をそそります。出汁はホテルの料理長が合わせ、上品で食べやすく仕上げました。粕汁が苦手な方でも美味しくお召し上がりになれる逸品です。
【ホテルご朝食について】
会場 宴会場、または、3Fセリーナ
時間 07:00~09:30
形式 バイキング
広報担当 高塲(タカバ)
Tel:0742-35-8831 Fax:0742-35-6868 E-mail:pr@nikkonara.jp
写真画像のご希望があればデータをお送りいたします。遠慮なくお申し出ください。
7/26(木)8:30から、同ホテルで記者発表があったが、私は出席できなかったので、遠慮せず高塲さんから写真データをいただいた。三浦記者(奈良新聞)は出席されたようで、今朝(7/28)の奈良新聞に大きく紹介されていた。《(ホテル日航奈良は)「かす汁」を8月1日から朝食バイキングのメニューに加えると発表した。朝食は宿泊客以外にも1700円で提供する》。
《かす汁はダイコンやニンジン、油揚げなど5つの具材を白みそと酒かすで味付け。具材の形を整えたり酒かすの分量を抑えたりしてまろやかな風味に仕上げている。(中略) 興福寺をイメージした客室も8月1日から12月30日まで販売する》。興福寺の「コンセプトルーム」は以前、当ブログでも紹介したとおり、細部にさりげなく興福寺や阿修羅像のイメージを取り入れ、ファン垂涎の部屋に仕上がっている。
奈良は清酒発祥の地であり、それは正暦寺(奈良市菩提山町)の僧坊酒にルーツがある。平安時代(正暦3年)に創建されたこのお寺を鎌倉時代に再興したのが、興福寺大乗院院主の信円僧正(菩提山僧正)だ。つまり清酒発祥(いわば酒粕発祥)の正暦寺は、興福寺の関係寺院なのである。その興福寺が節分行事のスタッフ食として粕汁を振る舞うというのは、単に暖をとるという意味だけでなく、こういう歴史的背景もあるのだ。
酒粕にはタンパク質、食物繊維、ビタミンB群や亜鉛が豊富に含まれている。野菜もたっぷりの粕汁は、冬場だけでなく夏バテ防止にもピッタリなのである。私もいちど、1,700円の同ホテルの朝食バイキングにチャレンジしたいと思っている。皆さんも、いかが?
> 大和野菜料理、豆腐料理、葛料理・デザート、柿の葉寿司、大和ポーク
> 料理&加茂地方からの調達での猪料理など目玉はいくらでもありそうです。
おっしゃるとおり。これまで宿泊施設は、あまりこの方面の努力をしなくてもお客が入ったので、努力を怠っていたということは否めません。
> 高野山の胡麻豆腐みたいなこれぞ、という分かりやすさがあればなおさら良いですね。
同感です。飲食店や宿泊施設が協力して、「奈良といえば、これ」という逸品を広めていただきたいと思います。決して行政頼みにせず、受益者が知恵を絞って。
高野山の胡麻豆腐みたいなこれぞ、という分かりやすさがあればなおさら良いですね。
まだまだ奈良の寺院には宝が眠っているのでしょうか。。。