昨日(2021.10.4)、南都七大寺の1つ大安寺(奈良市大安寺2丁目18-1)で記者会見があり、報道関係者など約30人が出席した。共同通信のニュースサイトによると、


奈良市の大安寺は4日、奈良時代の広大な伽藍をCG(コンピューターグラフィックス)で復元するプロジェクトの概要を発表した。プロジェクトは総予算約3千万円。寺はクラウドファンディング(CF)で支援を募っており、CFでの目標金額は1千万円。期限は11月30日まで。

大安寺は世界遺産の東大寺や興福寺とともに「南都七大寺」の一つ。大官大寺(奈良県明日香村)を前身とし、710年の平城京遷都に伴い現在の場所に建てられた。日本初の官立寺院とされ、全盛期は約880人の僧が在籍し、26万平方メートルの境内を誇った。現境内は最盛期の4%ほどの面積という。

向かって右端は河野良文住職(貫主)
早速、同日READYFORのサイトでクラウドファンディングの募集が始まった。募集期間は11月30日(火)までで、目標金額は1,000万円。このサイトに大安寺は、

南都銀行地域事業創造部・大田部長
我が国最初の官立寺院である大安寺。最盛期は弘法大師空海、インド僧菩提僊那をはじめ887名の学僧が在籍し、約26万㎡の境内地に七重塔2基をはじめとした九十余棟の堂塔等を擁する国家筆頭寺院でした。しかし度重なる災禍により、そのすべてを消失。現在境内は最盛期の約4%、約1万㎡を残すのみとなっております。

質問に答える河野裕韶副住職(中央)
長年の発掘調査で伽藍の全容がつかめつつありますが、現境内の周囲には住宅が多く建ちならび、実物での伽藍の復元は不可能な状況です。どうにか当時の大伽藍を現代に伝えたい。そう考え今回、CGにてかつての大伽藍を復元、具現化するプロジェクトを立ち上げました。

返礼品の目玉、フェリシモとコラボレーションした
折りたたみ傘。ホトケ女子・安達えみさんのアイデアだ
この一大プロジェクトの実施に総額3000万円の資金が必要となります。当山からの拠出や各種補助金の活用に加え、クラウドファンディングにて資金の一部を募る事により、広く皆さまに大安寺の往時の大伽藍について知っていただきたい、と考えております。

本プロジェクト成功の暁には、寺内はもちろん、各種機関と連携し寺外での公開や体験会を積極的に行う予定で、広く皆様に当時の仏教文化の精髄をご体験いただきたいと考えております。地下に眠る遺構を現代の力で呼び起こし、それを多くの皆様に身近に感じていただきたい。そんな願いが込められた公共性の高いプロジェクトです。ぜひ皆さまのお力をお貸しいただけますと幸いです。

建物そのものの復活は極めて困難だが、コンピューターグラフィックスでの復元はできる、このアイデアが秀逸である。昨日は一部完成したCGのデモがあったが、ゲーム機のコントローラーで、自由に境内を歩いたり、上空を飛んだりできる。子どもさんはゲーム機に慣れているので、これは格好の子ども向け教材にもなる。

CGの完成は来年3月下旬で、同寺の宝物館で公開される予定だそうだ。七重塔は東大寺も復元をもくろんでいるが、大安寺はCGというツールで一歩先を行ったということになる。
皆さん、ぜひご支援をお願いします。READYFORのサイトからお入りください!


奈良市の大安寺は4日、奈良時代の広大な伽藍をCG(コンピューターグラフィックス)で復元するプロジェクトの概要を発表した。プロジェクトは総予算約3千万円。寺はクラウドファンディング(CF)で支援を募っており、CFでの目標金額は1千万円。期限は11月30日まで。

大安寺は世界遺産の東大寺や興福寺とともに「南都七大寺」の一つ。大官大寺(奈良県明日香村)を前身とし、710年の平城京遷都に伴い現在の場所に建てられた。日本初の官立寺院とされ、全盛期は約880人の僧が在籍し、26万平方メートルの境内を誇った。現境内は最盛期の4%ほどの面積という。

向かって右端は河野良文住職(貫主)
早速、同日READYFORのサイトでクラウドファンディングの募集が始まった。募集期間は11月30日(火)までで、目標金額は1,000万円。このサイトに大安寺は、

南都銀行地域事業創造部・大田部長
我が国最初の官立寺院である大安寺。最盛期は弘法大師空海、インド僧菩提僊那をはじめ887名の学僧が在籍し、約26万㎡の境内地に七重塔2基をはじめとした九十余棟の堂塔等を擁する国家筆頭寺院でした。しかし度重なる災禍により、そのすべてを消失。現在境内は最盛期の約4%、約1万㎡を残すのみとなっております。

質問に答える河野裕韶副住職(中央)
長年の発掘調査で伽藍の全容がつかめつつありますが、現境内の周囲には住宅が多く建ちならび、実物での伽藍の復元は不可能な状況です。どうにか当時の大伽藍を現代に伝えたい。そう考え今回、CGにてかつての大伽藍を復元、具現化するプロジェクトを立ち上げました。

返礼品の目玉、フェリシモとコラボレーションした
折りたたみ傘。ホトケ女子・安達えみさんのアイデアだ
この一大プロジェクトの実施に総額3000万円の資金が必要となります。当山からの拠出や各種補助金の活用に加え、クラウドファンディングにて資金の一部を募る事により、広く皆さまに大安寺の往時の大伽藍について知っていただきたい、と考えております。

本プロジェクト成功の暁には、寺内はもちろん、各種機関と連携し寺外での公開や体験会を積極的に行う予定で、広く皆様に当時の仏教文化の精髄をご体験いただきたいと考えております。地下に眠る遺構を現代の力で呼び起こし、それを多くの皆様に身近に感じていただきたい。そんな願いが込められた公共性の高いプロジェクトです。ぜひ皆さまのお力をお貸しいただけますと幸いです。

建物そのものの復活は極めて困難だが、コンピューターグラフィックスでの復元はできる、このアイデアが秀逸である。昨日は一部完成したCGのデモがあったが、ゲーム機のコントローラーで、自由に境内を歩いたり、上空を飛んだりできる。子どもさんはゲーム機に慣れているので、これは格好の子ども向け教材にもなる。

CGの完成は来年3月下旬で、同寺の宝物館で公開される予定だそうだ。七重塔は東大寺も復元をもくろんでいるが、大安寺はCGというツールで一歩先を行ったということになる。
皆さん、ぜひご支援をお願いします。READYFORのサイトからお入りください!
