tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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タネがごま粒大!新品種のスイカ「ぷちっと」、萩原農場(磯城郡田原本町)が20年かけて開発!

2021年07月12日 | 奈良にこだわる
スイカの美味しい季節になった。毎年7月27日は「スイカの日」だそうだが、7月に入るとグンと糖度が上がるように感じる。しかし「スイカは好きだが、あのタネが邪魔で…」という人は多いと思う。私もその1人だ。かといってタネなしスイカはあまり出回っていないし、やや食味が劣るような気がする。
※トップ写真は、私が萩原農場で撮影(5/7)。タネの大きさはこんなに違う!

しかしスイカのタネのトップメーカー「株式会社萩原農場」が、タネの大きさが8分の1というスイカ「ぷちっと」を開発した!私も今春(2021.5.7)試食させていただいたが、金曜日(7/9)の毎日新聞奈良版に大きく紹介された。全文を引用すると、

「ぷちっと」スイカ「ガブッと」食べて
種が極小の大玉 萩原農場、20年かけ開発

種(たね)が極小で、気にせずに食べられる大玉スイカを、スイカとメロン専門の種苗会社「萩原農場」(田原本町、萩原俊嗣社長)が今夏、開発した。種は通常の8分の1程度の大きさで、口の中でかんでもプチッとつぶれるから名前も「ぷちっと」。20年にわたる研究の成果で、市場に本格的に出回るのは来年になる見通し。【堀川剛護】

近年は種なしスイカが出回り、品質も向上したが、栽培面で手間やコストがかかる難点があるという。そこで萩原農場は、海外から導入した小玉系で種が極小の品種に、同社保有の優良系統を掛け合わせ、交配を繰り返した。おいしいスイカの開発には通常10年かかるとされるが、2倍の手間ひまをかけ、シャキッとした食感や優れた糖度を実現させたという。

食べると、口の中では種の存在が分からないほど小さく、果肉と一緒にかんだとしてもほとんど気にならない。開発を担当する大岩利和さん(33)は「先輩から引き継いだ苦労が結集された逸品。種を気にせず、ガブッとかぶりついてほしい」と話している。「ぷちっと」の一部は試験的に先行販売されたが、今後、各地での栽培結果や消費者の反応なども確認し、来年には生産者に種が出荷される見通しだという。


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