tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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法華寺おりおり(11)紫陽花

2006年07月01日 | 写真
紫陽花(アジサイ)

ユキノシタ科の観賞用落葉低木。日本の梅雨どきの象徴的な花で、太平洋岸近くに自生するガクアジサイを原種として改良された園芸品種である。ヨーロッパで改良された品種をセイヨウアジサイ(ハイドランジア)などと呼ぶ。花に見えるのは萼(ガク)が変化したもの(装飾花)だ…。

この日(6/25)、法華寺でもアジサイが見頃を迎えていた。写真のような白いフチ取りのある珍しい花もあった。しとしと雨が降っていて、それがアジサイのみずみずしさを一層引き立てる。「大言海」によればアジサイの語源は「集真藍(あづさあい)」だそうだが、藍(青)も赤(赤紫)も良いものだ。

たおやかなアジサイをシーボルトは、彼の愛人だった長崎丸山の遊女(お滝さん)の名を取って「ハイランジア・オタクサ」と名付けた。

日本の季節は春夏秋冬と梅雨の「五季」だ、という人がいるほどだが、法華寺東庭園、改め華楽園(からくえん)では、ハナシヨウブやハスなど梅雨どきの花々が咲き競っていた。
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