tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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「ダ・ヴィンチ・コード」を見た!

2006年07月02日 | 日々是雑感
昨日(7/1)、話題の「ダ・ヴィンチ・コード」を見た。奈良市内にある映画館(シネマデプト友楽)では、毎月1日には大人料金が千円になるので、これはチャンスと駆けつけた。

事前にいろいろと情報はあった。「映画だけでは理解できないので小説か、せめてテレビの特番を見てから行った方が良い」「キリスト教についての予備知識が必要だ」など。私は小説やテレビはおろか、何の準備もせず映画館に向かった。

結論。とても面白いエンターテインメントだった。150分があっという間だ。どんでん返しの数々には、恐れ入った。謎解きの面白さと激しいアクション、美しい古美術品の数々。ラングドン教授役のトム・ハンクスはいい味出してるし、ソフィー役のオドレイ・トトゥは知的な美人、警部役のジャン・レノは迫力十分、他の俳優も個性的なキャラクターが光っていた。

予備知識といっても、高校の世界史をちゃんと勉強していれば理解できる範囲内だ。逆にテレビの特番は、せっかくのネタをバラしているので、見ない方がずっと良いだろう。なお、本やポスターによくモナリザの絵が出てくるが、ダ・ヴィンチの残した謎は「最後の晩餐」なので、念のため。

この中身の濃い文庫本3冊分もの内容を、よく1本の映画に仕上げたものだと感心する。以下に、(中2の娘に借りた)荒俣宏の文庫本解説を引用しておく。

「本書の中で取り上げられているキリスト教聖杯伝説は、1980年代からヨーロッパを中心に新しい解明が試みられ、一種のブームといえる様相を呈した話題です」

「<最後の晩餐>を巡る秘密に注目してください。キリストの真の暮らしぶりを巡るある歴史的問題を解決するための切り札に使用したことは、新展開であり、本書の大きな特徴といえるでしょう」

「話に聞いているキリスト教とは全く違う、歴史的な意味にあふれた事件であったキリストの死を、聖書を知らなくても追体験できるに違いありません」

知的な興奮がたっぷり味わえるミステリー映画だ。1800円払っても見る価値はある。
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