tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

レストラン萬菜のカレー

2010年06月26日 | 奈良のカレー
「奈良のカレー」シリーズは、しばらくお休みしていたが、久々に1店、紹介させていただく。昨日(6/25)の「食べ比べ!ヤマトポーク」にも登場した「レストラン萬菜」(奈良県文化会館内)である。
※食べ比べ!ヤマトポーク(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/0fdac869d6b0844cf187025dd167d24d

写真はいずれもヤマトポーク カツカレー(800円)であるが、このお店では、他にもビーフカレー、黒米(くろまい)カレーがあり、いずれも800円でいただける(別途、ミニサラダは150円)。

揚げたてのヤマトポークのカツは、肉が厚く、しかも柔らかい。脂身まで、甘くて美味しい。このお店では割り箸がついてくるので、とても食べやすい。ヤマトポークという奈良の特産肉が、こんなにカレーに合うとは知らなかった。



黒米カレーは、古代米(黒米)と白米をブレンドしたご飯に、カレーをかけたものである。県のHPによると《原産地は、中国・狭西省漢中地方です。漢の時代の有名な探検家・張塞がこの珍しい米を発見してから順調に出世して以来、歴代の皇帝は、この縁起のよい出世米を皇室御用米として、当時の長官に献納させてきました。また、明の時代、李時珍の「本草綱目」に黒米は滋養強壮に優れ造血作用があると記され、中国では薬膳料理にも古くから使われていることから薬米の別名もあります》。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/recipe/kuromai-karei.html

黒米の色素は、アントシアニン(ポリフェノールの一種)である。アントシアニンはワインの原料であるブドウ、ブルーベリー、小豆などにも多く含まれ、免疫力向上や生活習慣病予防、目に良いとされている。まさに「薬米」なのである。

1つのお店で、3種類のカレーが楽しめる。いちど、レストラン萬菜に足をお運びいただきたい。
http://r.gnavi.co.jp/k045200/
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明倫館の黒和牛カレー

2009年12月20日 | 奈良のカレー
明倫館(めいりんかん)は長州の藩校だが、奈良の「洋風手料理 明倫館」は、明治時代の木造校舎を模した洋食屋さんである。
http://www.rurubu.com/sight/detail.aspx?BookID=A3901490

以前から「奈良グルメ図鑑」に《ハンバーグなどもおいしい洋食屋さんだがここのカレーが特においしい。じっくりと煮込まれてなつかしいがまねできない味。肉もとろけて美味。デミグラスソースでいただくハヤシライスもまたいい。昔の学校のような雰囲気の中ゆっくりと時間を感じるのもよし》と出ていて、いつか食べようと思っていたお店である。
http://www.eonet.ne.jp/~nara-gourmet/kare-nihon.htm


写真はすべて12/18に撮影

お店は、奈良の中心市街地からやや外れた南京終町(みなみきょうばてちょう)にある。市内循環「八軒町」バス停から南に下り、JR桜井線の踏切を越えて徒歩1分のところだ。

カレーは3種類ある。お店の人の「インドカリー(1291円)は相当辛いですので、中辛の黒和牛カレー(976円)がよろしいのでは」との薦めにしたがって、黒和牛カレーランチのドリンク付(1449円)をオーダーした。それがトップ写真である。

運ばれてきたカレーをひと口。うん、これはうまい、しかし辛い。私の基準では「大辛」だ。インドカレーにしなくて良かった!サラダで中和しながらいただいたが、カレーを半分残したところでご飯がなくなってしまった。おそるおそるお店の人に「少しご飯を追加していただけませんか」とお願いすると、快くお茶碗に入ったご飯を持ってきて下さった。

食後のコーヒーも、私好みの深煎りで、しかも大ぶりのカップになみなみと注いである。小さな菓子も添えられていた。木質感覚の店内はとても落ち着くし、外光が店内に射し込んで、日向ぼっこをしているような気分になる。



この日のサービスランチ(平日限定。スープ、サラダ、ドリンク付)は、黒和牛サービスステーキ(1500円)、兵庫産チキンピカタ(1155円)、活シーフードドライカレー(1155円)。1品は、黒和牛マイルドカレー明倫館風(1008円)、明倫館風ハヤシライス(976円)、黒和牛ハンバーグ(976円)、焼きそば(808円)サンドイッチ(735円)など。

コース料理は、明倫館コース(魚料理・肉料理など全9品 6279円)、黒和牛ミニステーキディナー(3654円)、明倫館風ハヤシライスディナー(1763円)など。今の季節はクリスマスのコース料理(5250円、6300円、7350円の3種類)もある。

ハヤシライスには単品のほか、ハンバーグハヤシライス(1606円)、カレーとハヤシライスのハーフ&ハーフ(1134円)というメニューがあった。今度は欲張って、こちらを試してみたい。

雰囲気抜群の洋食屋さん、ぜひお訪ねいただきたい。

※奈良県奈良市南京終町1-32-4 TEL 0742-61-4364
バス停「八軒町」から徒歩5分 駐車場あり
営業時間 11~22時 月曜休(祝日の場合は営業)

※参考:田川のカレー(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b5d2cd0f2869b2c6d228b349d1e05b50
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カレー屋 マナビアン

2009年09月11日 | 奈良のカレー
久々に「奈良のカレー」シリーズである。近鉄大和西大寺駅の近くに美味しいカレー屋さんがあると聞いた。それが「カレー屋 マナビアン」(奈良市西大寺東町2-1-49)である。駅の北出口から東へ徒歩3分、という近さである。

何でも《欧州航路客船で料理長をしていた父から秘伝のカレー作りをベースに、熟考を重ねて開発しました。食品添加物などは一切使わず、塩と動物性の脂を極力省き、深いコクと1週間以上かけて仕込む完全手作りの「本物」のカレーは、マニアは勿論プロも唸らせます。その深いコクと風味を是非御賞味下さい》《小麦粉から木ベラで丁寧に煎り上げるルーと、牛肉と香味野菜から3昼夜かけて作ったスープを合わせ、1週間以上かけて仕上げるカレーソースはまさに絶品!》(「e-boshuu! 奈良」の同店紹介サイト)ということだ。

お店の人気NO.1は「チャーシューカレー」880円、お店のお薦めベスト3は「煮込みチキンカレー」680円、「ヘルシーとろとろポークカレー」730円、「日高見(ひだかみ)牛のビーフカレー」750円だそうだ。ランチタイムには、ランチセット(プラス250円でミニサラダとヨーグルトがつく)もある。この日は「日高見牛のビーフカレー」が50円引きの700円、このカレーをランチセットにすると120円引きの880円、という割引価格になっていた。辛さは「他店より辛いのでご注意を」とのことだった。
※奈良グルメ図鑑
http://www.eonet.ne.jp/~nara-gourmet/1framepage1.htm

一緒に行った同僚は、日高見牛のランチセット(1人は甘口、1人は中辛)を注文した。なお日高見牛とは、日高見川(=北上川)からネーミングされた宮城県登米市産の牛のことだそうだ。奈良県びいきの私は「大和牛(やまとうし)のビーフカレー」860円というメニューを見つけ、この辛口のランチセット(1110円)を注文した。それが写真のカレーである(9/8撮影)。



カレーはさらりとしていて、ヘルシーなイメージだ。和風ではなく、本格的な味がする。たっぷり入った大和牛は柔らかく煮込まれていて、さすがに美味しい。辛さは「激辛」級だ。中辛も「とても辛い」ということで、甘口は「これは甘口。子供さんでもOK」という感想だった。なお「特辛」というメニューもあり、これはプラス150円だそうだ(しかし普通の人にはムリでは?)。

追加のトッピングには、生卵50円、揚げニンニク180円、豚カツ280円などがあるので、いろんなバリエーションが楽しめる。お店はそう広くはないが、2階にテーブル席が3つある。店員さんの応対も良い。

駅から3分で楽しめる本格派のカレー、ぜひお試しを。
※食べログの紹介ページ
http://r.tabelog.com/nara/A2901/A290101/29001018/

※奈良市西大寺東町2-1-49 近鉄大和西大寺駅の北出口から「宮本むなし」などがある商店街を東へ徒歩3分 電話 0742-36-3223 年中無休
営業時間 11:00 - 15:00/17:00 - 22:00(ラストオーダー 21:30)

※参考:cafe Flaskaのグリーンカレー(奈良のカレーシリーズ・当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/5f3679cb1d031d2758002c0b4ac17cdc
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cafe Flaska(カフェ フラスカ)のグリーンカレー

2009年07月25日 | 奈良のカレー
久々に「奈良のカレー」シリーズである。早くに当ブログ常連コメンテーターの蔵武Sさんから、ならまちに美味しいカレーの店があると教えていただいていた。雑貨屋さんに併設されたカフェだ。

HPを探すと《ならまち(奈良町)にある雑貨、アンティーク、ステーショナリーのお店DEAR DEER(ディアディア)》《奈良市旧市街の観光スポット奈良町(ならまち)からも近く、ぷらっとお散歩観光にもいいところ。五重の塔の興福寺、猿沢池、国立博物館や東大寺や春日大社も近く》。この「ZAKKA DEAR DEER」は、高畑からならまちに引っ越して来られたのだそうだ。
※FLASKA-ONLINE(フラスカオンライン)
http://www.flaska-online.com/index.html

《SWEDENスウェーデン、FINLANDフィンランド、DENMARKデンマーク、NORWAYノルウェーなどの北欧雑貨北欧をはじめヨーロッパや和のもの、いろんな雑貨も扱っています。FLASKA-onlineで扱うビンテージ北欧雑貨商品も店頭でご覧頂けますので、お近くにお越しの際はぜひともお立ち寄りください。また、FLASKA-ONLINEにUPしていない、北欧ビンテージ陶器もその他多数ございます》。



《同店舗内には cafe Flaska カフェ フラスカ も営業。エスプレッソ、カプチーノ等のドリンクも充実、お散歩途中のほっと一息のカフェタイムに、ランチタイムにはフィリングに凝ったサンドイッチやカフェ飯を。スイーツSWEETSも充実、夜からは夜カフェ仕様で遅い時間のカフェを楽しんでいただけます。またbarバー使いにも、フード、タパスもあるので、バールやバルのようにちょっとワイン飲みにも、またみんなでわいわいダイニングにもお使いいただけます。営業時間11:30~23:00(日曜のみ~20:00 月曜日定休)奈良県奈良市東寺林町7番地 サンフェアリー1F T&F 0742-93-76701》。

別のHPに「cafe Flaska」のメニューがやや詳しく出ていて《カプチーノを始め各種ドリンクも豊富、スイーツも。ロコモコ、タコライス、キーマカレー、グリーンカレーなどなどカフェ飯や、フィリングに凝ったサンドイッチもバリエーション各種》とある。
※DEAR DEERのホームページ
http://www5.kcn.ne.jp/~deer/

ざっと紹介したが、この「ZAKKA DEAR DEER」にしても「cafe Flaska」にしても、ネットではとても見つけにくい。よく似た名前が全国にあるし、移転前の地図が出ていたり、お店のHPを見てもイメージがつかみづらいのだ。何とかお店にたどり着いてみると、わりと分かりやすい場所にあった。ホテルサンルート奈良からまっすぐ西に向かう道沿いで、ならまちセンターの裏(南西)側だ。ビル1階の小さなお店である。

メニューを見ると、カフェ飯のなかに2種類のカレーがある。これを順にいただいてきた。まずはトップ写真の「野菜いっぱいのグリーンカレー」700円。どういう風に調理しているのか分からないが、とても美味しい。具の野菜には甘みがあってジーンとくるし、カレーの中にも野菜の旨みが封じ込められている。こんな味は初体験である。メニューには「かなり辛いです。スパイシーなあなたに」とあるが、普通の辛口である。



「野菜いっぱいのキーマカレー」700円も良い。メニューには「ちょっと辛いです。ひき肉と野菜たっぷり」とあるが、むしろ甘口で、あまりカレーらしくはない。ミンチ肉の旨みがカレーに溶け込んでいる。

メニューには「Flaska特製 グルメサンドイッチ」も載っている(すべて750円)。BLTC(ベーコン、レタス、トマト、チーズ)+半熟たまご、サーモン+クリームチーズ、ローストビーフ+チェダーチーズ、アボカド+シュリンプ、生ハム+モッツァレラの5種類だが、これも期待できそうだ。

いつ行ってもお客は若い女性ばかりなのでやや気が引けるが、あまり気にしないで、食後、店内の雑貨を冷やかしてみるのも楽しいものだ。

なおグリーンカレーもキーマカレーも女性向けらしく、量はは少なめなのでご注意いただきたい(お店の方と相談されると、何か対応策があるかも知れない)。風変わりで美味しいカレー、いちどお試しを。

※田川のカレー(奈良のカレーシリーズ・当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b5d2cd0f2869b2c6d228b349d1e05b50
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田川のカレー

2009年04月05日 | 奈良のカレー
奈良県下のカレー店ベスト10のリストを作ろうと、昨年12月以降、機会を見てはカレーを食べ歩いているが、友人・知人からの情報提供のおかげで、このたび超弩級(ちょうどきゅう)の店を発見した。現時点では私のカレー店ベスト1で、最終的にもベスト3には入るだろう。

それが「田川」(奈良市南半田西町4)というお店だ。奈良県庁の北、NHK奈良放送局の裏の道沿いにある。県立奈良高校出身の俳優・加藤雅也が日本テレビ系の「ぐるぐるナインティナイン」で、「青春の大盛りカレー」と紹介していたそうで、スタジオにこのカレーが登場し、絶賛されていたという。


自転車は出前用。一度に10皿配達できる

奈良グルメ図鑑では《県庁職員のお昼の定番。ここのカレーは何といっても量のすごさ。深皿というのに山盛りのライス、たっぷりのルーで軽く二人前はある。味は昔ながらのビーフカレーで懐かしさを感じる。コーヒーを頼むと落花生が出てくるのも珍しい。おやじさんの優しい人柄に常連客も多い》と簡潔に紹介されている。
http://www.eonet.ne.jp/~nara-gourmet/1framepage1.htm



そのカレーの写真が、上の2枚である。かき氷のように山盛りのご飯に、深皿からこぼれないギリギリの線までカレーが載っている。これで普通サイズ(中・税込600円)だというから驚きだ。小~特大まで指定できるそうだが、小サイズでも、見た目は中と変わらなかった。特大は、想像するだけでも恐ろしい。それでいて、ちゃんとしたビーフカレーで、とても美味しい。


出前の準備に忙しい親父さん。これらは県庁へ



途中で休憩しながら、「中」を一生懸命いただいた。ご飯はすべて平らげたが、カレーは少し残った。こういう場合、よくご飯を追加するのだが、今回はここでギブアップ。隣に座った常連さん(60歳代)は、きれいに一皿食べ終わっていた。



食事にはヤクルトのような飲み物がついている。これは「メロディー」(65ml 丸岡乳業株式会社=岡山県赤磐郡瀬戸町)という乳酸菌飲料で、辛いカレーの後に飲むと、口の中がスッキリして具合が良い。


レトロな店内

貼り紙の食べ物メニューには、「カレー600円」と「焼き飯600円」しかないが、常連風のお客が「焼きカレー」を注文していた。焼き飯の上にカレーがかかっているのだという。値段は700円。で、これも日を変えてチャレンジしてみた。


焼きカレー(焼き飯+カレー)700円

「焼き飯だけでも塩辛いのに、カレーをかけても大丈夫だろうか」と心配していたが、焼き飯の具のネギや卵がカレーとからみあって、これは新感覚だ。今度はぜひ、焼き飯600円をいただくことにしたい。


横から見たところ。緑の瓶はニンニク入りのウスターソース

親父さんは大滝秀治風のキャラクターで、誰にでも気さくに話しかける。「なぜ、こんなに量が多いのですか?」と質問すると「特に若い人に、たっぷり食べてほしいからですよ。でも、最近はあまり食べてくれませんね」と残念そうにおっしゃる。「加藤雅也はよく来ていたんですか?」とお聞きすると「よく来られてました、お母さんにも来ていただきました」とのこと。


奥さんとの名コンビでお客をさばく

これはおススメ、量も値段も味も、超弩級のカレーである。ぜひいちどお試しいただきたい。
※奈良市南半田西町4 0742-24-3739 8:30~18:00 日休 P無

※「みよし」のツインライス(奈良のカレーシリーズ・当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/017eb8b851b9cc1a90df62cec4a3b9fa
コメント (8)
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