藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

見かけなくなった凧揚げ

2016-01-19 15:57:29 | しごとの思い出

  ここ十年、子供の凧揚げを見かけなくなった。 もっとも凧揚げができる広場が広島にはなくなった。 河川敷は車が進入できない。 親子連れでの遊びの場で無くなっている。 行政の企画力の低下である。 市民生活の中での広場の確保ができていない。 

 町内の広場は、老人のゲイトボールと、何とかゴルフに占領されている。 小さい子供が走り回れる広場になっていない現状が、広島では存在している。 この状況は現市長になって以来、いよいよ鮮明になってきた。 都市計画を合理主義で押し切ろうとすると、都市が人間性を失う。 優しさがなくなるのだ。

 通産省出身の市長の合理主義が、「広島の文化」の否定になってきつつあることだけは事実である。道端の古い石の道標や、小さな水路に架かっていた石橋がいつの間にか無くなっている。 広島の歴史の風化である。 いつの日にか、原爆も風化の憂き目に会うのだろうか・・・・・。

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2 コメント

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凧揚げの衰退 (志村建世)
2016-01-19 21:49:51
東京でも凧揚げは見なくなりました。広場があっても、ほとんど見ません。冬は寒いから外で遊ばないというのが常識になりつつあるようです。羽根つきは、もっと前からなくなりました。娘の小学生時代が最後だったでしょうか。その娘も50歳を超えました。
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TVゲームになったのだろうか (藤森照幸)
2016-01-20 11:01:44
連凧の世界記録保持者が広島においででしたが、いつの間にか話題にならなくなりました。私も子供会のお世話をしていたころは「凧揚げ大会」を主催したりしましたが、今の親たちは野外活動が苦手なようです。成人式で12畳の大凧を中央公園で揚げたのが昨日のように思い出されています。
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