藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」  農業の所得倍増計画?

2013-05-20 17:35:49 | 社会・経済

004 我が家の庭先の、一番日当たりの良い場所は「葱」が陣取っている。

別段、種から育てたのではない。 スーパーで買った葱の根元を切って植えておいたら、増殖したのである。 近頃は葱を買ってくることがなくなった。 夫婦二人、私がどれほど葱が好きでも、成長の方が早く食べきれない。 必然的に庭先の一番日当たりの良い場所を占領してしまった。

総理の阿部ちゃんが、「農業の所得倍増」を打ち出した。 「うーんと、考えてみた。」

子供だましの政策だと直ぐに解った。 この五年間で中国の「魚」の消費量は二倍、野菜の消費量も二倍だそうである。 

野菜は中国産が安いと思っていたが、早晩日本産の野菜のほうが、安くなるそうである。 東南アジアの魚は、中国の業者の買いあさりで価格が上昇し、産地の人達は半端物の魚しか食べられないようになったそうである。 

早晩、野菜などの農業製品も、そうなるだろうと予想されているらしい。 総合商社では、「安全安心」な「日本製」の野菜を売り込もうと、今からてぐすね引いて研究に余念が無いそうだ。 

人口が来年には、十四億人に達すると予想される中国のアキレス腱は、「食料」であるらしい。 海底資源が目的の領土問題かと思いきや、「食料確保」の問題のほうが大きいらしい。 魚の取れる領海は広いほど良い。 食料がないと、「米よこせ」一揆でも始まり、大変な事になる。

日本で農家の所得を倍増するには、農産物の価格を倍にしなければ出来ない。 しかし、中国産の農産物が価格上昇すれば、国産農産物も価格上昇する。 特段政策など必要ない。 ほって置いても農家の所得は倍増する。 ただ黙っているより、私がやったと言いたいだけである。

では年金も倍にしてくれるのだろうか。 そんな事はできっこない。 私の様な年よりは、「姨捨山」にでも捨てられるのが落ちのようである。 

「ぼんぼん育ち」の総理には、経済の根本が解っていない様である。 「風が吹けば桶屋が儲かる」。 「ドルが上がれば、アメリカの株は上がる」。 当たり前の事だ。 その揺り返しのほうが恐ろしいのである。  

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