藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

人口減少が齎すものは、・・・

2020-11-03 16:34:56 | 日記・エッセイ・コラム

 広島の中心地、バスセンターから、バスに揺られて45分。 郊外の団地が、今や空き家が目立ち始めた。 先日その一軒が売りに出た。 最後に住んで居たのは、73歳の男性だった。 お子さんがおいでだが、他都市に住んで居て帰って来ることはない。 他界され、住人が居なくなった冷蔵庫は、カビだらけだったそうだ。 片付けだけで、幾ら掛るか判らない状態で、売りに出された。 その落札価格20万円。 二階建て4LDK、土地は68坪。 こんな話があちらこちらから聞こえてくる。 地元の小学校は、昭和50年代、生徒数が1500人を超えて、分割した。 分割された小学校も、直ぐに1500人を超える生徒で埋まった。 現在は各学年二教室。 生徒総数300人に満たないという。 広い校庭での運動会は、寂しささえ感じてくる状態になっている。 明らかに、大都市集中政策の失敗が明らかになった今年だ。 コロナで、人口分散が如何に人間の生活を快適にすることが、証明され始めた気がする。 ところで、日本の読書人口は如何程なのだろうか。 若者の人口減で、少なくなっていることは確かだろう。 地元の図書館で見かけるのは、高齢者ばかりで、若者が居ない事は確かだ。 若い頃は、十分に小遣いも無く、図書館が自分の本棚位に通ったが、そうかといって本屋にも若者の姿は多かった。 近頃は、古本のサイドで本を求めているが、古い作家の本は、びっくりするほどの高価な値段が付いている。 水上勉などは、単行本だと数千円する。 文化財に成りつつあるようだ。 たまたま、「五番街夕霧楼」を探していたが、あまりの高さに諦めかけていた。 そんな中見つけたのがこの本だ。

     

301円送料275円。単行本、箱付きである。 確かに古ぼけているが、痛みはない。 他のサイトでは、6000円は超えていた。 寝ていて儲かった気がしている。 ところで、届いた本だが、読み始めて半日、奥様に横取りされた。 今月11日にある、三島由紀夫の研究者の講演会までに、どうしても比較のために読んでおきたいとの事だそうだ。 何時も良い本を見つけてくると、横取りされてしまう。

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