藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

中皮腫をもう少し詳しく調べる

2012-05-20 06:13:28 | 社会・経済

猿梨の花が咲きました

056057

中皮腫について調べていると、意外な事実が判明した。 中皮腫の日本での発生率は0.5

/100万人に対し、欧米諸国はその半分 トルコのカパドキアは、2200/100万人 この桁外れな数字は何処から来たのか、不思議に思っていましたが、その理由が住居にあったとは思いもよらぬ事でした。其の訳は、住居がエリオナイトという岩盤を掘削して作られた為、エリオナイトに含まれる、石綿に似た性質を持つ物質が原因である事が判明し、このことにより、少量の石綿粉塵を長時間吸入する事が、中皮腫の原因と特定されたようです。つまり、石綿を大量に短期間吸入した場合、石綿塵肺や、原発性肺癌を発症するメカニズムが証明されたようです。今日では、血液検査により、原発性肺癌と、中皮腫の区別が出来るようになり、それによって治療方法が検討されるようです。たしかに私も少量の石綿を長期間吸入してきました。その結果が胸膜肥厚となり、中皮腫への階段を休むことなくあがっているようです。中皮腫にも二種類存在し、良性と悪性が存在します。発症した場所により、それは区別できるようで、上皮に発症するものが悪性です。また、悪性中皮腫には、一つの特徴があり、SV40ウイルスに感染した人が悪性中皮腫を発症するようです。1955-63年にポリオワクチンに混入していた事実が報告されています。この事実と、石綿使用状況、平均発生年数などから、国は大量な中皮腫患者の発生の始まりが2040年と予想していたのです。ここにも一つ問題点が見えてきました。嘗てポリオワクチンは義務化されていましたが、何故自由化になったのか不思議でしたが、これで理由がはっきり見えてきました。つまり不完全なワクチンを国民に投与したのです。その後問題に気付き、改良されたワクチンは自由選択となったのです。 ここにも国も取るべき責任が存在しています。もともと、黄色人種は、極寒の地を主な活動の場所として進化してきたため、免疫性に優れ、アフリカ系及び欧米系の癌発生率が、8-10人に1人に対し、18-20人に1人の割合なのです。ところが、中皮腫の発生については、まったく逆転した数字が出てくるのです。つまり、国民一人当たり使用された量と比例して発生する事が近年統計上確認されつつあります。 国は早期に石綿患者のための研究を始めるべきです。トヨタ等、莫大な石綿を使用してきた企業の中で、莫大な利益を上げている企業に特別加算税1%を負担させ治療研究に役立てるくらいの決断を国に求めます。

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