煎餅布団の中で、司馬遼太郎を読みながら寒さを噛み締めている。 急に寒さが強くなった気がする。 上に一枚トレーナーを着る。 電気毛布を本日から通電。 布団から出した手が冷たい。 「愛蘭土紀行」を読みながら、色々脇道に逸れながら読んでいる。 愛蘭土と言う国の特殊性は、日本人にはあまり理解されていないのだが、小泉八雲や夏目漱石の研究者は良くご存じなのだ。 私は若い頃、「英国国教会」(聖公教会と日本では呼ばれている)のミサに参加していたことが有るので、良く知っているのだが、ヘンリー八世が、どうしても男の世継ぎが欲しくて、離婚したかったが、当時カソリックは離婚を認めなかったために、国の宗教を変えてしまったのだが、そこまでしても、男の子を得る事が出来なかった為、国が三つに割れたと言われている。そこで、即位したのがエリザベス1世である。 特にアイルランドは、この事件を遺恨に思っていたようだ。 その後は、紛争が絶えない事となってしまったそうである。 そんな事を思いながら読んでは寝て、寝ては読んでの繰り返しだ。 ぼちぼち起き上がって夕飯の準備をしなければ飢えてしまいそうである。
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