藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」  「空き巣も呆れる我が家」

2013-11-21 15:38:39 | 社会・経済

Photo  十三時、歯科医院から帰宅すると、奥様の車は無い。 一昨日まで年休だったが、今日は早番で仕事にお出かけの様である。

 ポケットから自宅の鍵を取り出して、鍵穴に入れて気付いた。 「鍵が掛かっていない。」

 普通のお宅ならビックリされるだろうが、我が家では日常茶飯事である。 時には玄関ドアーが開かれて、お呼びもしない野良猫が、興しに成っていることさえある。

 こんな我が家であるから、取られる物など何も無い事を、空き巣は良くご存知で、お入りにはならない。 しかし、我妻「あかね」様の近しい友人は、写真のように「置手紙」を下駄箱の上に置いて、お帰りになったようである。 ひょっとすると、玄関ドアーが開かれていたのかもしれない。 ご丁寧にお閉めいただいたようである。

 明日にでも出来立ての「柚子ジャム」を持参の上、感謝申し上げねばならないだろう。

 ところで、椴法華村の住人「かわぐち えいこう」氏は次の写真を掲載され、犯罪の匂いを感じるそうである。

Photo_2 アース・アンカー工法と呼ばれる法面崩落防止工事の工法の一つである。

この工法による手抜き工事が嘗て大々的に摘発された。 アンカーボルトの長さ不足である。 意図的に短い物を使用していたのである。 今日ではボルトの長さを計器で計測できるのでその様なことはなさそうであるが、この写真を見ていてある異常に気付いた。

井型状の集合体が、一定の長さの処で切断されています。口の一片を3mとすると、30mおきに、縁切りがされています。 地震に対する対応策としての物として考えれば「理」に適っています。 つまり地震の波に対して、一定間隔で構造物を切ることにより、地震の力を分散させるのです。

 ところが最上部は連続した構造と成っています。 破壊力の逃げ場がありません。

施工ミスなのか、設計ミスなのかは、私には判断できません。 恐らく施工ミスと判断します。 

 さてこの構造物の重量は、何で支えているかと言えば、井状の交差点にある「アースアンカー」です。 この法面が崩落するべく土質であるから、構造物で補強し崩落を止める、と言う考えは正しいと思うのですが、この構造物の重量を、「アースアンカー」だけで支えることが正しいか、と言えば「ノー」と答えたいと思います。 崩落が心配される所に、過分な重量を掛けるとどうなるかは、自ずと答えが出てきます。 この工事で抜けているのは、最下部の接地部分に重量受けの構造物が無い事です。

 先日国の会計監査で、高速道路や国道の橋梁、高架の耐震補強工事が無駄遣いだと指摘されたのは、立ち上がり部分の耐震補強をしても、基礎部分、つまり接地部分の補強をしなければ意味がないと指摘されたのです。

 この写真の工事は、道路拡幅工事かまたは、法面の崩落事故の対策工事であろうと思われますが、一番重要なところを見落としているように思われます。

 これは全国で行われている、公共施設の耐震工事にも言えることなのです。いくら地上部分を補強しても、地下に眠る「基礎」の耐震がなされないと意味が無いのです。 地上構造物の重量を全て受け止めているのが、「基礎」と呼ばれている部分なのです。

 信越沖地震の時、県営住宅が液状化により、傾いたのを皆様も記憶されているでしょう。 基礎部分が軟弱な地盤に適合しない基礎であったのです。 この際、地震による被害の見直しを各自治体にお願いしたい物だと思う。

 この手の工事は、工法特許を持っている会社は、片手の指で足りる数の会社しかいません。 裏談合が為されていることは・・・・・・・。  ここから先は、公正取引委員会の役目、それから警察の特捜部の役目ですから、私は発言を控えておきましょう。

 

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1 コメント

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素人の私が見ても、危険を感じる工事です。ちょい... (かわぐちえいこう)
2013-11-26 12:19:42
素人の私が見ても、危険を感じる工事です。ちょいと行動を開始します。
「安心・安全なまちづくり」は、町会長の責任ですから。
それにしても田舎の公共事業、まちと違って反対運動など皆無ですから、素人眼にもいきすぎじゃないのというのがあります。いろいろありがとうございました。
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