藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

お彼岸

2019-03-21 10:19:03 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜来の雨である。 気温は高く20度は越えている。 桜のつぼみは膨らんでいるが、ピンクの花びらが、雨に躊躇したように開くことをやめているのが残念だ。 墓参りの準備は出来ているが、さて出かけた方が良いのか・・・・・。 迷っていおる自分がそこにある。 雨降りの日は、事故が多い。 特に視力が衰えてきた昨今、自重も身の為だ。 お昼からは、雨が上がりそうなので、出かける準備だけはしておくことにした。 片道30km、一時間のドライブと成る。 嘗ては、田舎の典型的な地であったが、見渡す限り住宅地となった。 所謂、広島のベットタウンだ。 牛も馬ももう見る事は無い。 有るのは、ボートレース場・・・宮島の対岸である。 子供の頃には夏休みに泊まり込みで出かけて、田んぼを吹き渡ってくる風を楽しんだものだ。 昼間はトンボ、夜はホタル。 そんなものはもう居ない世界となった。 居るのは、人、人、そして犬と猫。 時々雀と燕位だ。 我が家の方が、自然が残っている。 今朝も早くから鹿が啼いていた。 そうそう、奥様が鹿の遺骸を見つけて来た。 立派な角が付いているが、熊にでも襲われたらしく、その頭以外の体部分の骨が見当たらない。 一か月くらい前、朝方鴉が一しきり騒いでいた。 それが二週間も続いていたが、おそらくその時、死骸の整理がされたのだろう。 見事に毛だけが、散乱していた。 なんだか儚き世の常を感じさせてくれる事件ではあった。

 

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