三島由紀夫が、市ヶ谷の自衛隊でクーデターを企てて失敗。 割腹自殺して50年に成る。 その二年前、石原慎太郎の選挙で、紹介されて言葉を交わしたが、そのような企てなどしている素振りはなかった。 TVで、アジ演説をする姿を見て、精神的に行き詰った人間の形を見た気がした。 同じ右翼でも、慎太郎とはどこが違ったのだろうかと、近頃思い始めている。 由紀夫は純粋と言えば言えなくも無いが、それ以前に、何処か劣等感に虫食まれている気がしたことは確かである。 それに比べて、日本社会党党首、浅沼稲次郎を刺殺した日本愛国党「山口二矢」は、洗脳された若者だった気がする。 将に特攻機に乗って敵艦に突入した若者を彷彿させる。 彼の後ろでは、老獪な右翼活動家が舌を出して笑っていた気がしてならない。 東京大学で、最高峰の教育を受けた三島由紀夫が、人生の全てを投げ出して、アジ演説の後、自衛隊員たちの冷ややかな目の中で、割腹自殺した。 その後世界情勢は大きく変わり、ソビエト連邦の崩壊で、共産国家は、中華人民共和国、ベトナム、キューバ、北朝鮮位に成った。 かと言って、ヨーロッパは共同体に成り、通称イギリスは離脱に苦しんでいる。 アメリカも政治的には混乱状態。 石油産油国も、㏇2の問題で、先行きが不透明。 三島由紀夫も死して50年、こんな混乱した社会を予測しただろうか。
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