FX寺子屋 by 葛勝老師

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ドル・円相場のレンジは、88~93円へ上方修正されてきたのではないか。

2013-01-28 14:13:32 | 日記
<ドル・円相場のレンジは、88~93円へ上方修正か>
本日正午のドル・円は、ドル高・円安の91円前半。 91円台ではポジション調整の売りに押されましたが、大きく値を崩してはいません。 市場では、海外当局者からの円安けん制発言が調整のきっかけになると警戒されているが、発言を受けてドル・円が一時的に下落しても円安基調そのものが大きく変わることはなさそうな雰囲気です。
 
今朝、ドル・円は午前8時30分ごろに91.26円まで上昇したが、この水準では利益確定売りに圧迫されています。 クロス・円に利食い売りが見られたことも、ドル・円の上値を重くしており、その後、91円ちょうどを挟んで一進一退となっています。

市場関係者からは、91.20円台が一つの節目とみており91円台で売っておきたい人が売ってきたと言う状態でしょうか。 ポジション調整はドル・円を下値で買うための余力を作るもので、円高基調への反転につながるものではないでしょう。

海外からの円安批判に、麻生太郎財務相はこの日も反論を続けています。 麻生財務相は午前の臨時閣議後の会見で、最近の円安は極端な円高が修正される過程であるとして、海外当局関係者の円安批判は ”筋としておかしい” と述べられています。

市場では、海外からの円安けん制発言が円の買い戻しにつながると警戒されています。  円安は中長期的な流れになってきているようであり、 円安への懸念のコメントが出て円高に振れても、あくまでポジション調整の一環で、そうしたコメントが大きく流れを変えることはなさそうです。 ドル・円は、85―90円のレンジから87―92円ないし88―93円のレンジに上方シフトしつつあるのではないでしょうか。

中長期的に見れば、今年下半期は95~100と言う目標値も決しておかしな数値ではなくなって来たようです。