FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

下値模索中ではあるが、次の目標値93.30に照準を合わせるべきか。

2013-01-24 09:01:01 | 日記
<ドル・円、次の目標値は93.30位か>
23日のNY外国為替市場では円が対ドルでほぼ変わらず。 日銀の金融緩和に対する失望感から前日は円を買い戻す動きが優勢でしたが、追加緩和への期待から円売りが再び強まる可能性があるのではないでしょうか。

日銀が今後も緩和圧力にさらされるとの見方から、市場は円が再び下げに転じるとの予想が多く見られます。 テクニカル分析やオプション市場の動向も中期的な円安を示唆しており、1ドル=100円を予想する見方も出始めてきているようです。

22日の日銀の緩和内容に対しては確かに失望感がでましたが、この3日の値動きをドル・円上昇基調の反転とはとらえていないようであり、ドル・円には依然として強い買い意欲が見られ、一段の上昇余地があるのではないでしょうか。 また米経済が予想以上に好調に推移してきており、米国債利回りが今後上昇するのではないかとも考えられます。 日米の金利格差によって今年後半にドルが上昇し、円安が加速する可能性が否定出来ません。

ドル・円はこのところ90.25円突破に4回失敗しており、次の上昇局面に入る前に短期的にさらに戻す可能性があり、その後93.30円位を目指す動きとなるのでしょうか。

今朝ほど発表された、2012年12月度の貿易収支は6415億円の赤字となっていました。 貿易収支が黒字に転換するのは依然として不透明であり、足元の円安により輸出の押し上げで貿易収支の黒字転換が促される可能性は低いのではないでしょうか。

貿易収支の発表で若干円安に振れましたが、その後88.50付近で膠着しています。 筆者も、どの程度で調整が終わるのか注意深く見守り、買いのタイミングを思案しているところです。