FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ユーロ首脳会議でリスク回避は出来そうですが、相場上昇の持続性には懐疑的。

2012-07-03 06:00:00 | 日記
昨日の上海はうだるような暑さであり、外を歩く時はタオルを持っての営業活動でした。 これから蒸し暑い上海の夏を迎えようとしています。

<ユーロ首脳会議で材料出尽くしか,相場上昇の持続性には懐疑的>
EU首脳会議を先週終えて、材料消化感の強い相場から米国経済に関心を引き寄せるほどの手掛かりとなり得るかどうかは結果しだいという所でしょう。 欧州債務問題に関する新たな報道があれば、そちらの方にむしろ注目が集まってしまうかもしれません。 その場合は相場の主役はユーロになり、ドル・円は値動きが出ない可能性があります。

世界的にリスク資産に対する投資意欲が回復しているにもかかわらず、多くの投資家は欧州の債務危機や世界的な景気減速をめぐる不透明感から、先週の合意を受けた相場上昇の持続性について懐疑的な見方をしているように思えます。

<AUDの金利政策について>
また、今日は豪中銀の政策金利発表もあります。 金利は据え置き見通しですが、声明の内容次第では豪ドル・円が大きく動く可能性もあります。 ただ、豪州の最大貿易相手国の中国の経済指標が引き続き冴えない状態が続いており、中国では追加の金融緩和観測も台頭している状態になっています。 こうした中で、明日のRBA理事会で政策金利据え置きが決定されたとしても、声明が前回に比べてハト派寄りな内容に変化していれば、一旦大きく下押す可能性もあります。