てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

ナナオ

2008年12月25日 | 近辺
ナナオが亡くなった。

夕方から、ナナオが晩年すごしていた大鹿の友人宅でお別れの会があるという。
飯田は雨だ。山の上は雪かもしれない。
帰り道が積もると心配なので
顔が見れたらすぐに帰ってこよう、と6時過ぎに職場を出る。


ナナオがいたのは、友人宅のはなれの居宅。
和室に横たわるナナオ。
隣の部屋では、遠方から駆けつけた「家族」たちが50人以上、
すでに宴たけなわ、太鼓、歌、踊り。
大騒ぎに囲まれて、ナナオは静かに浄らかだった。
自分が死んだことにも気づかずに
どこかでこの騒ぎを眺めているのか、それとも一緒にどんちゃんやっているのか。

85歳。大往生。
お別れ会は「乾杯」で始まったという。
幸せな旅立ち。

さようならを言う気がしない。
ナナオの魂は、今もそこに。



【ナナオサカキ プロフィール】
見えない地球家族の長老。アンドロメダからゴンドワナへ地球を股にかけ、
宇宙を放浪するコスモポリタン、真性の地球詩人。
鹿児島出身、身長170センチ、体重60キロ、時速6キロ──