てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

冬のこしらえ

2008年12月19日 | きもの
群ようこさんの『きもの365日 』(集英社文庫)を読んだ。
よほどのことがない限り、1年365日をきもので過ごすという試みとその記録。
こんな本を読むと、うずうずと書きたくなってしまう。
毎日きものを着て、いろいろな発見や気づきがあることを
記録しておきたい気持ちが前々からあったところなのだ。

で、本日のきものは、生臙脂、枯色、黒、子持ち縞模様織の紬袷。紫の半衿。
墨色の綸子の半巾帯。ピンクの帯締め。水色地に変り縞模様の羽織。
足袋ソックスを2枚重ねばき。下駄。
通勤の25分を歩くのだが、今朝は霧が煙って、畑は霜で真っ白。この冬一番の冷え込み。
腕にオーガニックコットンのレッグウォーマー
雨は降っていないけど霧で空気がしっとりしているので、小豆色の小格子の雨コート、
ネパールのウールマフラーを巻いて歩く。

雨コートは華月(かづき)の荒木さんに見つくろってもらったもの。
試着してみたら、ちびの私に着丈がぴったり。背の高い荒木さんは悔しがる。
本日のこしらえで一番高価なものは、綸子の帯 3,000円也。
帯留めが映える帯が欲しくて、荒木さんにとっておいてもらったのだが
重いしすべるしシワになるし、なかなか難物。

きものを着始めて2ヶ月、試行錯誤の結果、
今のところ落ち着いた冬の支度について、一応記録しておく。
来年の冬には、忘れていそうなので。

下着は、正絹シルクインナー(これが一番高かったか)の七分丈アンダーパンツ。
足回りはやっぱりシルクがすべりがよくて暖かい。
ブラは着けないで、正絹シルクインナー半袖スリマーを肌に着る。
腰のうしろに4つ折りにしたタオルを1枚あてて、きものスリップのひもで押さえる。
長襦袢は伊達締め1本。コーリンベルトなど試したけど、結局伊達締めに落ち着く。
きもの。
腰ひも。タオルのおかげで腰骨で思い切り締められる。
伊達締め。
帯板なしで、半巾帯。
デスク仕事で椅子の背が当たるため、もっぱら貝の口。
今の時期は羽織があるので、どんな着付け、結び方でも隠せるけれど
帯付きの季節になるまでは、もう少し帯も着付けもきれいにできるようになりたいものだ。

家に帰ったら、雨コートの下前の裾がほつれて、ぱっくり割れていた。
自分で縫うのも勉強だと思ったけれど
おばあちゃんに見せたら、嬉々として縫ってくださった。おかげ様。