2015年、宵々々山
コンチキチンのBGMに交じって、おそらく熱中症患者を運んでいるであろう救急車のサイレンが
あちこちから頻繁に聞こえてくる、いつも通りの猛暑の京都です。
このブログを初期から読んでくださってる方はご存じかも分かりませんが、
祇園祭は私にとってひとつの転機になったお祭。
20代半ばで精神的に参りに参ってしまった私が、実家に戻るか京都に残るかを本気で考えた際に、
『もうちょっと京都におったら?』と語りかけるかのように素敵なきっかけをくれたお祭。
毎年この時期になると、その当時の事を思い出して、
不思議なご縁への感謝と、年を増すごとに成長していっている実感になんだか胸がいっぱいになるのです。
ここ数年で周りの環境はどんどん変わって行って、たくさんの出会いがあって、たくさんの別れもあって
多分今年は激動の年で、私も、私の周囲も例年にも増して変化の多い年みたいで。
ただ、頻繁に会う事は出来なくても、ご縁があれば関係は変わらず続いていくものやし
会えなくなったら関係がなくなってしまうというのは、それまでのご縁だっただけなのだ、と
どっしり構える事が出来るようになったのは、去年の私からまたひとつ強く成長した証なのだなと感じます。
来年の自分がどのような状況に居るのかは未知の領域ですが、
(今から予想がついても面白くないですし・・・)
過去や未来に囚われて、今が疎かになってしまうのは一番もったいないことなので
今のこの現状をその都度真摯に受け止めて、変化を楽しみながら
その都度感謝を忘れず過ごせて行けたら・・・と思います。