eskapi-blog (てくてく京都♪)

京都にある多国籍料理店、eskapi店主の徒然日記です。

水を司る弁舌の女神様

2008-08-29 | 京都のお寺・神社
七福神の紅一点、弁財天はもとはインド水の神様で、流れる水の美しい音から弁財天、美音天などと呼ばれ音楽や雄弁、技芸の神様として信仰を集めています。

その姿の多くは琵琶を持った美しい姿です。

水を司る女神様は、水がすべての汚れを清めるように、現世の苦しみを洗い流してくださるとか。

                     

京都の六波羅蜜寺では南門のそばの護摩堂に祀られています。美しい


そして護摩堂の横らへんにたってらっしゃる菩薩様もこれまたお美しい。


                      

で、その横にあった一願石なるもの。


なになに?


『祈りをこめて金文字から手前に3回お回しください』


へぇ~~~・・・・



じっくり観察してスルーしました


だって一人で嬉しそうにまわしてても楽しくないやん

やっぱこういうのは誰かといってきゃっきゃ言いながらやるのが一番やと思いません??



ってことでちゃっちゃと御宝印をいただいて社務所でグッズを物色。


そこで気に入ったのがこれ

                      

金運の根付。


なぜ音楽や雄弁、技芸の神様のところで金運のお守りかと言うと、


七福神まいりがはやりだすと、縁日の巳の日に弁才天にお参りし、御礼をもらうと財産を得る事が出来る!

と言われるようになって、今度は蓄財の神として信仰されるようになったそう。

そうなると、もともと弁舌の女神なのだから「弁才天」と書くのが本筋なのだけれど、それでは雰囲気がでないから「弁財天」と書くようになったみたいです。


また弁財天に参詣してお金を洗うと財産の増殖に御利益があるそうですが、なぜお金を洗うとお金が増えるという信仰が生まれたのかはよくわかってないそうです。




それはさておき、


『すばらしき智恵の神、弁天様は真にこの世の中を明るくする智恵と福徳をお授けになる財福神でいらっしゃいます。このお守りを肌近くおつけになりますと福徳金運を授かります』


そうですかぁ~


さっそく財布につけておきました

お金がたまりますように







日本七福神まいり

2008-08-29 | 京都のお寺・神社
都七福神は、京都市内の7か所の社寺から構成される七福神めぐりの巡礼札所。

七福神めぐりは、京都が発祥の地とされ、歴史の古いものなんです。


正月二日の夜に、宝船に乗った七福神の絵を枕の下に入れて寝ると幸運がもたらされるという言い伝え



そしてこれが!
            

都七福神まいり一箇所目ゑびす神社で購入した色紙(2500円也・・・高っ)


この色紙に一箇所づつ参る毎に御宝印をいただくわけです。



ちなみにわざわざ巡らなくてもすべての御宝印がすでに押されている色紙も売ってました。(4500円やったと思います)



各社寺で御軸・大護符(色紙)・御宝印帖を用意しているらしいのですが、それぞれの社寺で色紙の絵が違うみたいです。

私は宝船の絵がよかったし、お守りも買いたかったのでちょっと高かったけどちょうどよかった。他のとこのはもちっと安いのかなぁ?



すべての御宝印が集まった暁には、おじいちゃんおばあちゃん、もしくは両親かどっちかにあげようと思ってます



色紙にはすでに弁財天の御宝印が押されてますが、これについてはまた次で。





ちなみに都七福神とその所在地は


ゑびす神(商売繁盛) ・・・ ゑびす神社(京都市東山区)

弁財天(福徳自在) ・・・ 六波羅蜜寺(京都市東山区)

福禄寿(延寿福洛) ・・・ 赤山禅院(京都市左京区)

大黒天(開運招福) ・・・ 妙円寺(京都市左京区)

寿老神(不老長寿) ・・・ 行願寺(革堂)(京都市中京区)

毘沙門天(七福即生) ・・・ 東寺(京都市南区)

布袋尊(緒縁吉祥) ・・・ 万福寺(宇治市五ヶ庄)


ちなみに恵比須神だけが日本古来の神様。大黒天、毘沙門天、弁財天はインドの神様、福禄寿神、老寿神、布袋尊は中国の神様です。

最初は大黒さんと恵比須さんが「二福神」として盛んに祀られていたのですが、 室町時代に入ってから、禅と茶道の隆盛に伴い、竹林の七賢人などの絵が人気をよび、七賢になぞらえて福神を七人にしようと恵比須、大黒天に5人の神様を追加して七福神になったそうです。


勉強になるなぁ~




商売繁盛笹もってこい

2008-08-29 | 京都のお寺・神社
                    

もうすぐ父の誕生日

毎年何あげていいか困るのですが

困りに困った結果、今年は何かお守りをあげよう!という考えに行き着きました。


そこで商売繁盛のご利益があるというゑびす神社でお守りを買うことにしました。


京都のゑびす神社は十日ゑびすで有名ですよね?


                     


ゑびす様の右手に持つ釣りざおからイメージし、古来よりめでたい縁起物の竹の葉、笹をゑびす様の象徴としたといわれているそうです。

なので、十日ゑびすの期間中には、福笹を求め、たくさんの方が商売繁盛を願って参拝に来られるそうですよ




さてこのゑびす神社、独特の参拝の仕方があるのですが、


まずはこれ
              


二の鳥居にかかっているゑびす様の福箕に賽銭(さいせん)を投げ、上手に入ると願いが叶(かな)うという言い習わし。

(でも「十日ゑびす」の期間中は安全確保のため、白い布で隠してあり、見ることはできないので注意!)


なぜ賽銭を投げるのかは謎のままのしきたりなんですって。

賽銭が入りやすいように、熊手に網をつけたものが飛び出してますね。






そして本殿正面でおまいりした後、左手奥に進むと・・・
             


このような木の板があります。この木の板を叩いて再度お願いをします。


なぜ正面だけでなく横からもお願いするのかというと、高齢で耳が不自由なえびす様にしっかりと聞いていただけるようにするためと言われています。

これは、ゑびす神社の正式な参拝ではなかったのですが、町衆の間に勝手に広まり定着したものなんだそうですよ。

中にはにこにこえべっさん
                    



そうそう!本来の目的!!
                    
 
じゃ~ん

この他にもいろんなお守りが売られていて、銭型のお守りと迷ったのですが、

『大判小判がざっくざく~』のイメージが私にはあったのでこっちにしました(笑)父さん喜んでくれるかな??


そしてもうひとつの目的

日本最古都七福神まいり

・・・この記事はまた次で。